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1.幼少期!
11.グレイシア様は弟相手でも遠慮がないようです!
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グレイが動けば、勿論エレーナもついてくる訳で。母上は『飲み食い処シューリッヒ』で置いてけぼり。後で、戻ってきます。
現場に着いた時、ルシアン王子は元の姿に、銀髪碧眼に戻っていた。ちなみに、グレイシアの姿は亜麻色の髪に、琥珀色の大きな瞳。たれ目で可愛い系の男の子。
ルシアン王子は声を上げる。
「皆の者!被害を報告しろ!!」
「ルシアン王子!?・・・はっ!魔物に不意に襲撃され、負傷者多数です!なお、襲撃した魔物は全て退治致しました!!」
「ふーん?」
ルシアン王子は一瞬、考え込む。ルシアン王子はバカそうに見えるが、頭はいいのである。だから、一瞬で、判断を下すのだろう。
「レジェ・・・ここにいる者達に光魔法をかけてはもらえないだろうか?」
「えっ?なんで?」
グレイは悪げもなく言った。確かに、無理矢理連れてこられたもんなぁ・・・。
「だってぇ・・・ここには、無理矢理連れてこられたのにっ!!ルシアン王子はそれでも僕は、命令を受けなくてはならないんですかぁ?」
「うっ。でも、頼む。お願いだ。命令じゃない。」
王子が頼んでいる時点で命令じゃ?それに、立ち向かえるような立場でなければ、断れないでしょ。
『だよねー?それが、命令だという事に、気付いていない。でも、ここは・・・。あははっ♪』
何をする気かと思えば、スマートフォンを操作して、大量のポーションを目の前に出す。ちょっと待って!?俺が今まで作ってきたポーションがぁ!!
「これを、5万Gで売ってあげるっ♪安いものでしょ?それで、事足りない?」
ルシアン王子は一瞬、驚きで声が出なかった。
「・・・でも、光魔法の方が正確なのだが・・・。」
「えっ?でも、ポーションでも事足りるでしょー?・・・それに、貴方、アンジュさんとクラリネッサが作った料理の代金払っていないじゃないですかー?あれ、元はアンジュさんに渡す野菜だったんだよー?大半、食べましたよね?王子とあろうものが食い逃げですか?」
真面目な口調になると、たちまちルシアン王子はたじろぐ。
「善意でやってくれる人ならいいんですけどねっ?でも、そういう人間だけじゃない。対価を求めて、働いている人達もいる。騎士隊だってその一人のうちに過ぎない。・・・確かに、国の為に働いているけれども、それ相応の対価を求めているんだよっ?それを、理解しているのですか?」
「・・・うぬん・・・。」
「決断は早めに。それが、王子としての務め。」
ルシアン王子はアイテムボックスから5万Gを出し、グレイに渡す。
「これで、いいのだろう。」
「お買い上げありがとうございますっ♪これくらい、安い買い物ですよっ?」
「ポーションとしては高いんだよ!!」
「それ相応の対価を支払う。それが、大事です。それに、高品質だから。これくらいは元を取らないとねっ♪」
ルシアン王子は負傷した騎士隊の人々にポーションを渡していく。騎士隊の人々がポーションを飲むと、たちまち傷が治っていく。そして。
ピロリーン♪
HP・MP・攻撃力・防御力・魔法攻撃力・魔法防御力・敏捷性が永続的に1500上がりました♪
・
・
・
そういうコールで頭の中がいっぱいになってくる。これ、自分が作ったポーションを他人が飲むと、自分の能力も上がるの!?
『それだけじゃないみたいだねー?飲んだ人物の能力も上がっているし、きっと、頭の中にコールが響いていると思うよっ。こっちも、永続的かもー♪』
「ちょっと、試してみよっと。」
「ルシアン王子!ちょっと、ポーションを飲んでくださいな♪」
「え・・・?いいが。」
ルシアン王子のステータスを表示させて、いつでも確認してみる。ルシアン王子が俺の作ったポーションを飲む。そうすると、ステータスに変化が出た。ルシアン王子がこちらを振り返る。
「うわっ!?何だ、このコールは!?」
「あっ。やっぱりー。ルシアン王子、自分のステータスでも確認したらいいと思うよっ?」
ルシアン王子が驚き、思わず、座り込んでしまったのは、仕方ない事だろう。
現場に着いた時、ルシアン王子は元の姿に、銀髪碧眼に戻っていた。ちなみに、グレイシアの姿は亜麻色の髪に、琥珀色の大きな瞳。たれ目で可愛い系の男の子。
ルシアン王子は声を上げる。
「皆の者!被害を報告しろ!!」
「ルシアン王子!?・・・はっ!魔物に不意に襲撃され、負傷者多数です!なお、襲撃した魔物は全て退治致しました!!」
「ふーん?」
ルシアン王子は一瞬、考え込む。ルシアン王子はバカそうに見えるが、頭はいいのである。だから、一瞬で、判断を下すのだろう。
「レジェ・・・ここにいる者達に光魔法をかけてはもらえないだろうか?」
「えっ?なんで?」
グレイは悪げもなく言った。確かに、無理矢理連れてこられたもんなぁ・・・。
「だってぇ・・・ここには、無理矢理連れてこられたのにっ!!ルシアン王子はそれでも僕は、命令を受けなくてはならないんですかぁ?」
「うっ。でも、頼む。お願いだ。命令じゃない。」
王子が頼んでいる時点で命令じゃ?それに、立ち向かえるような立場でなければ、断れないでしょ。
『だよねー?それが、命令だという事に、気付いていない。でも、ここは・・・。あははっ♪』
何をする気かと思えば、スマートフォンを操作して、大量のポーションを目の前に出す。ちょっと待って!?俺が今まで作ってきたポーションがぁ!!
「これを、5万Gで売ってあげるっ♪安いものでしょ?それで、事足りない?」
ルシアン王子は一瞬、驚きで声が出なかった。
「・・・でも、光魔法の方が正確なのだが・・・。」
「えっ?でも、ポーションでも事足りるでしょー?・・・それに、貴方、アンジュさんとクラリネッサが作った料理の代金払っていないじゃないですかー?あれ、元はアンジュさんに渡す野菜だったんだよー?大半、食べましたよね?王子とあろうものが食い逃げですか?」
真面目な口調になると、たちまちルシアン王子はたじろぐ。
「善意でやってくれる人ならいいんですけどねっ?でも、そういう人間だけじゃない。対価を求めて、働いている人達もいる。騎士隊だってその一人のうちに過ぎない。・・・確かに、国の為に働いているけれども、それ相応の対価を求めているんだよっ?それを、理解しているのですか?」
「・・・うぬん・・・。」
「決断は早めに。それが、王子としての務め。」
ルシアン王子はアイテムボックスから5万Gを出し、グレイに渡す。
「これで、いいのだろう。」
「お買い上げありがとうございますっ♪これくらい、安い買い物ですよっ?」
「ポーションとしては高いんだよ!!」
「それ相応の対価を支払う。それが、大事です。それに、高品質だから。これくらいは元を取らないとねっ♪」
ルシアン王子は負傷した騎士隊の人々にポーションを渡していく。騎士隊の人々がポーションを飲むと、たちまち傷が治っていく。そして。
ピロリーン♪
HP・MP・攻撃力・防御力・魔法攻撃力・魔法防御力・敏捷性が永続的に1500上がりました♪
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そういうコールで頭の中がいっぱいになってくる。これ、自分が作ったポーションを他人が飲むと、自分の能力も上がるの!?
『それだけじゃないみたいだねー?飲んだ人物の能力も上がっているし、きっと、頭の中にコールが響いていると思うよっ。こっちも、永続的かもー♪』
「ちょっと、試してみよっと。」
「ルシアン王子!ちょっと、ポーションを飲んでくださいな♪」
「え・・・?いいが。」
ルシアン王子のステータスを表示させて、いつでも確認してみる。ルシアン王子が俺の作ったポーションを飲む。そうすると、ステータスに変化が出た。ルシアン王子がこちらを振り返る。
「うわっ!?何だ、このコールは!?」
「あっ。やっぱりー。ルシアン王子、自分のステータスでも確認したらいいと思うよっ?」
ルシアン王子が驚き、思わず、座り込んでしまったのは、仕方ない事だろう。
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