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第11章:銀級冒険者昇格編(3):騒乱
第123話:間隙
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最新の理論によれば、この世界の物質は目に見えない小さな物質が固まってできているのだという。
本当なのかは分からないけれど、スキルの行使に大事なのはイメージだ。
だからセネカは自分や魔物がそのような微小の物質で出来ていると思い込むことで、強力な攻撃を繰り出そうと奇行を始めた。
細かいことはよく分からない。
ガイアに何度も理論を聞いたし、数式を解くとそれっぽい答えが出ることも分かっている。
だけど理論は時代とともに変わってしまうし、机の上の結論が常に現実を反映しているとは限らない。
となると、セネカが出来ることは一つである。
その法則が成り立つ世界を自分の中に作れば良い。
他の人にとっては空気を【縫う】という行為が意味不明なように、このスキルが戦いに使えるとは思えないように、世界がどう動くのかはセネカには分からない。
だけど、空気を縫うこともスキルが当たりであることも、セネカにとっては真実なのだ。
その揺るぎない想いを今だけでも、スキルの力で現実にしてしまえば良い。
ルキウスが隣にいる今、セネカは何にでもできる気持ちになっていた。
◆
大太刀を鞘に納めたまま、ルキウスはガーゴイルに向かっていった。ガイアの魔法を受けてバランスを崩す魔物は恰好の的だ。
だけど、ルキウスは攻撃しないまま、一旦ガーゴイルの横を通り過ぎた。
攻撃が来ると身体を硬くしていたガーゴイルは完全に拍子を崩された。
「[剣]」
ルキウスは作成した大太刀に同じサブスキルを重ねがけし、威力を倍加した。
そして振り向いて、反対側でセネカが攻撃体制に入っていることを確認した。
セネカが柄に手をかけて、刀を抜こうとしているのが見える。
ルキウスも柄を握り、セネカと同時に飛び出した。
二人の視線が交錯する。
二人は息を合わせ、両側から激烈な居合い攻撃を放った。
ガーゴイルに攻撃が当たる瞬間、セネカはその魔物を構成する小さな物質の間に刃を入れて、極微の間隙を【縫い】進めた。
シャキーン。
ガーゴイルを切り裂く二つの音が重なり、大森林に響く。
「ギ」
そしてガーゴイルは胸と腹を両断され、三つに分かれて落ちていった。
【レベル4に上昇しました。[縫い付ける]が可能になりました。干渉力が大幅に上昇しました。身体能力が大幅に上昇しました。魔力が大幅に上昇しました。サブスキル[属性変換]を獲得しました】
セネカはレベル4になった。
◆
切断されたガーゴイルは地に落ち、下半身の方から崩れ出した。
シューシューと音が出ていて、煙のようなものが発生している。
「⋯⋯勝ったのね」
マイオルがそう言ったのを皮切りに力が抜け、みんなが地面に腰を下ろした。
アッタロスとレントゥルスは限界を超えて技を出したため、肉体の消耗が激しかった。
最後の攻撃のために力を振り絞ったセネカとルキウスも満身創痍であった。
ポーションで魔力をこまめに回復しながら【探知】を続けたマイオルも脳の疲労で限界を感じている。そのマイオルと共に攻撃を抑え続けていたガイアもボロボロだ。
安堵感からプラウティアはへたり込んだけれど、この中では比較的ダメージが少ないと気付くとアッタロスとレントゥルスの方に向かい、ケガの手当てをし始めた。
全員が死を覚悟した戦いだった。
明らかに戦力は足りておらず、幾つもの偶然が重なって得ることが出来た貴重な勝利であった。
次に同じメンバーで戦っても勝てるか分からない。そんな激闘であった。
ガーゴイルが亜空間から魔物を召喚していたと考えると数々の違和感を説明出来るというのも全員が脱力した要因の一つだ。
魔物の増えが早く、倒しても倒しても強力な魔物が出てくる理由が分かった。だからあのガーゴイルを倒したことでスタンピードの原因もおそらく除かれただろうとみんなが思っていた。
そんな気の緩みを敵は見逃さなかった。
◆
その魔物にはまだ息があった。
先は長くなく、首以外はもう朽ちている。
完全なる敗北だ。
しかし、自分にトドメを刺したあの二人、特に聖の遣いだけは苦しめてやりたい。
だからその魔物はあと十数秒だけ残っていた時間を捧げて、ささやかな反撃をすることにした。
これまでその魔物は亜空間を発生させ、こちらの空間に吐き出すことで火や魔物を召喚していた。
今度は亜空間を発生させて吸い込めば良い。
そうすればアイツを苦しめることができる。
首だけになったガーゴイルは最後の力を振り絞って、ルキウスのすぐ後ろに亜空間を発生させた。
そして吸引を開始して、事の顛末を見届ける事なく息絶えた。
◆
それは突然やって来た。
全員が気を抜いている時、ルキウスの後ろに赤黒い亜空間が発生したのだ。
セネカが声を出して注意を促そうとした時、ルキウスは既に吸い込まれ始めていた。
「ルキウス!」
セネカは反射的に立ち上がり、ルキウスの腰にしがみついて、そして一緒に亜空間に飲み込まれていった。
「セネカァァァァ!!!!!」
いち早く異常に気がついたマイオルの悲痛な叫びだけが、大森林に響いていった。
本当なのかは分からないけれど、スキルの行使に大事なのはイメージだ。
だからセネカは自分や魔物がそのような微小の物質で出来ていると思い込むことで、強力な攻撃を繰り出そうと奇行を始めた。
細かいことはよく分からない。
ガイアに何度も理論を聞いたし、数式を解くとそれっぽい答えが出ることも分かっている。
だけど理論は時代とともに変わってしまうし、机の上の結論が常に現実を反映しているとは限らない。
となると、セネカが出来ることは一つである。
その法則が成り立つ世界を自分の中に作れば良い。
他の人にとっては空気を【縫う】という行為が意味不明なように、このスキルが戦いに使えるとは思えないように、世界がどう動くのかはセネカには分からない。
だけど、空気を縫うこともスキルが当たりであることも、セネカにとっては真実なのだ。
その揺るぎない想いを今だけでも、スキルの力で現実にしてしまえば良い。
ルキウスが隣にいる今、セネカは何にでもできる気持ちになっていた。
◆
大太刀を鞘に納めたまま、ルキウスはガーゴイルに向かっていった。ガイアの魔法を受けてバランスを崩す魔物は恰好の的だ。
だけど、ルキウスは攻撃しないまま、一旦ガーゴイルの横を通り過ぎた。
攻撃が来ると身体を硬くしていたガーゴイルは完全に拍子を崩された。
「[剣]」
ルキウスは作成した大太刀に同じサブスキルを重ねがけし、威力を倍加した。
そして振り向いて、反対側でセネカが攻撃体制に入っていることを確認した。
セネカが柄に手をかけて、刀を抜こうとしているのが見える。
ルキウスも柄を握り、セネカと同時に飛び出した。
二人の視線が交錯する。
二人は息を合わせ、両側から激烈な居合い攻撃を放った。
ガーゴイルに攻撃が当たる瞬間、セネカはその魔物を構成する小さな物質の間に刃を入れて、極微の間隙を【縫い】進めた。
シャキーン。
ガーゴイルを切り裂く二つの音が重なり、大森林に響く。
「ギ」
そしてガーゴイルは胸と腹を両断され、三つに分かれて落ちていった。
【レベル4に上昇しました。[縫い付ける]が可能になりました。干渉力が大幅に上昇しました。身体能力が大幅に上昇しました。魔力が大幅に上昇しました。サブスキル[属性変換]を獲得しました】
セネカはレベル4になった。
◆
切断されたガーゴイルは地に落ち、下半身の方から崩れ出した。
シューシューと音が出ていて、煙のようなものが発生している。
「⋯⋯勝ったのね」
マイオルがそう言ったのを皮切りに力が抜け、みんなが地面に腰を下ろした。
アッタロスとレントゥルスは限界を超えて技を出したため、肉体の消耗が激しかった。
最後の攻撃のために力を振り絞ったセネカとルキウスも満身創痍であった。
ポーションで魔力をこまめに回復しながら【探知】を続けたマイオルも脳の疲労で限界を感じている。そのマイオルと共に攻撃を抑え続けていたガイアもボロボロだ。
安堵感からプラウティアはへたり込んだけれど、この中では比較的ダメージが少ないと気付くとアッタロスとレントゥルスの方に向かい、ケガの手当てをし始めた。
全員が死を覚悟した戦いだった。
明らかに戦力は足りておらず、幾つもの偶然が重なって得ることが出来た貴重な勝利であった。
次に同じメンバーで戦っても勝てるか分からない。そんな激闘であった。
ガーゴイルが亜空間から魔物を召喚していたと考えると数々の違和感を説明出来るというのも全員が脱力した要因の一つだ。
魔物の増えが早く、倒しても倒しても強力な魔物が出てくる理由が分かった。だからあのガーゴイルを倒したことでスタンピードの原因もおそらく除かれただろうとみんなが思っていた。
そんな気の緩みを敵は見逃さなかった。
◆
その魔物にはまだ息があった。
先は長くなく、首以外はもう朽ちている。
完全なる敗北だ。
しかし、自分にトドメを刺したあの二人、特に聖の遣いだけは苦しめてやりたい。
だからその魔物はあと十数秒だけ残っていた時間を捧げて、ささやかな反撃をすることにした。
これまでその魔物は亜空間を発生させ、こちらの空間に吐き出すことで火や魔物を召喚していた。
今度は亜空間を発生させて吸い込めば良い。
そうすればアイツを苦しめることができる。
首だけになったガーゴイルは最後の力を振り絞って、ルキウスのすぐ後ろに亜空間を発生させた。
そして吸引を開始して、事の顛末を見届ける事なく息絶えた。
◆
それは突然やって来た。
全員が気を抜いている時、ルキウスの後ろに赤黒い亜空間が発生したのだ。
セネカが声を出して注意を促そうとした時、ルキウスは既に吸い込まれ始めていた。
「ルキウス!」
セネカは反射的に立ち上がり、ルキウスの腰にしがみついて、そして一緒に亜空間に飲み込まれていった。
「セネカァァァァ!!!!!」
いち早く異常に気がついたマイオルの悲痛な叫びだけが、大森林に響いていった。
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