117 / 213
第11章:銀級冒険者昇格編(3):騒乱
第117話:一世一代
しおりを挟む
ガイアが魔法を準備している間、アッタロスはガーゴイルの攻撃を受け止めていた。
ガイアの魔法が当たれば敵を倒せるという確信があるから、敵を引きつけるのに全力を出している。
ガイアは一日に全力の魔法を三回使えるようになった。一回を撤退のために残しておくと考えると、敵に放てるのは二回だ。
アッタロスの長年の勘が、この敵が騒乱の元凶だと言っている。出来ることならこの攻撃で終わりにしたい。
このガーゴイルは近接戦闘も強いとアッタロスは感じていた。亜空間を開く能力は厄介だが、それと同じくらい素の戦闘力も高い。
宙に浮きながら近接戦が強い魔物というのは多くない。だからどうしても戦闘のリズムは独特になるし、思わぬところから攻撃が飛んできたりする。
セネカは慣れないのだろう。いつもの思い切りの良さが出せずに窮屈な戦いを強いられている。空気を【縫って】立体的な攻撃を行っているけれど、そのような技は敵の領分であった。
「準備ができたぞ!」
レントゥルスが大きな声で言った。
アッタロスとセネカは時間を稼ぐことに成功したのだ。
「行け! 盾球!」
レントゥルスは八個の盾球をガーゴイルに飛ばした。
レントゥルスの操る盾球は高速で回転しながら敵に迫る。ガーゴイルが避けるタイミングを見計らって、レントゥルスは盾球に強い引力を発生させた。
『ドゥン』と鈍い音が立って、ガーゴイルの上半身に八個の盾球が引っ付いた。その鈍い衝撃にガーゴイルは一瞬狼狽える。
レントゥルスはその隙を見逃さず次の手を放った。
「喰らえ! [重力]だ!!」
ぎゅーん。と唸るような音と共に重力場が発生し、ガーゴイルに襲いかかった。そして、その魔物はなす術なく地に落とされ、大きな隙を見せることになったのだった。
「ガイア!」
アッタロスがガイアに合図を送る。
攻撃をするなら今しかないだろう。
レントゥルスは十中八九、ガイアの魔法で終わると考えていた。しかし、『勝てる』と思ったのに逆に窮地に追い込まれたことなど数えたらキリがない。だから、決して油断することなく、何が起きても対処できるようにガーゴイルから目を離さなかった。
「撃つぞ!!!」
ガイアの気高い叫び声が響き渡る。
レントゥルスはガイアの魔法を初めて見る。
魔法をしっかり目に焼き付けようと思った瞬間、ガーゴイルが『ニタァ』と悍ましい笑みを浮かべたことに気がついた。
「お前ら、気を引き締めろぉぉぉ!!!」
レントゥルスがそう言ったのと同時にガイアは至高の【砲撃魔法】を放った。
だが、その魔法は美しく輝きながらまっすぐ進み、ガーゴイルが突如出現させた亜空間に飲み込まれて次元の彼方に葬られてしまった。
「ガイアを守れ!!!」
ガーゴイルはこれまでひとつずつしか亜空間を発生させていなかったが、突然四つの亜空間を同時に出現させた。一つは防御に、一つはアッタロスに、そして二つはガイアに向けられている。
ガイアが狙われると気がついた時、レントゥルスは冷や汗をかいたけれど、不自然な魔力を検知したマイオルが既に対処を始めていた。
「プラウティア! 二つ来るわ!」
マイオルは幅広のブロードソードに魔力を込めながら言った。プラウティアもダガーの鍔に仕込んだ植物から麻痺毒を抽出し、刃に滴らせた。
マイオルがアッタロスに習った技法は一つや二つではない。だから、近くの亜空間から突然青火が出てきてもマイオルは落ち着いていた。
スキルの視野には、はっきりと青火が写っている。一見、火は大きく見えるけれど、それは揺らめいているだけだ。芯の部分は小さくて、触れさえしなければマイオルにも対処できそうに見える。
マイオルは魔力で剣をしっかりと覆ってから、青火に向かって思い切り振るった。すると異界の炎は弾き返され、すぐに勢いを無くして消えてしまった。
「舐めんじゃないわよ」
青火に向かって吐き捨てるようにマイオルは言った。
しかし、慣れない技法『魔防』を使った一か八かの防御だったため、内心では成功したことに驚いている。
横にいたプラウティアはもうひとつの亜空間から出現した猫の魔物に毒剣で攻撃し、無力化したようだった。
【砲撃魔法】が亜空間に吸い込まれてしまうという事態に見舞われたガイアは、直後は少し沈んだ様子だったが、すぐに気を取り直し、戦闘補助の体勢に入った。
◆
ガーゴイルの能力は亜空間を開くことだ。その亜空間からは火や魔物を出すことができるけれど、逆に攻撃を吸い込むことも可能であり、攻防どちらにも有用な破格の能力だ。
そんな亜空間を今、ガーゴイルは五つ操っている。出せるのは青火だけではなかった。紫の氷や黒い岩など得体の知れない物がどんどん飛び出してくる。
魔物も瞬時に出せるのは双頭猫だけのようだが、少し溜めができると体毛がデロデロの黒い羊や魔緑の小鳥が飛び出してくる。
とても三人で捌けるような攻撃ではない。[視野共有]の情報を利用してレントゥルスがなんとか防御に成功しているが、何かの拍子に均衡が崩れてしまっても仕方がない。
アッタロスはセネカと連携しながらガーゴイルを牽制し、増え続ける魔物の数を減らすことに注力している。
形勢ははっきりとガーゴイルが良い。ガイア達が補助に入ることである程度は持ち直すだろうが、戦況を打開していかない限り勝利はない。
セネカは冴え渡る剣技で次々に魔物を斬り伏せながらも、ガーゴイルに何度も邪魔をされ、十分に実力を発揮することができていなかった。
空気を縫って移動し、めくるめく敵の攻撃の隙間を縫って反撃する。まち針で足場を作り、時に敵を固定する。ガーゴイルの影を縫い止めて斬りつけようとするが、亜空間から出る謎の魔法でやり返される。
正直セネカには勝てるビジョンが浮かばなかった。このガーゴイルに亜空間の能力がなかったとしても、三人でやっと倒せるほどの強さなのかもしれなかった。
何より身体が硬い。生半可な攻撃では通らないし、振るわれる拳の威力も非常に重い。真っ向から受けてしまったら簡単に骨が折れるだろう。
セネカは焦っている訳ではなかった。だけど、劣勢に立たされている時、いつも感じるはずの『なんとかなる』という感覚が今はない。
このまま戦いを続けたらただ順当に死んでいくだけだという諦念にも似た気持ち湧いてくるだけだ。だから、何処かで大きな勝負に出る必要がある。セネカはそんな風に思っていた。
アッタロスもレントゥルスも当然同じことを考えていた。ガーゴイルが小さな『扉』から溢れてくる潤沢な魔力を使っているから長引けば部分が悪いことを二人は知っていたし、何より長年の勘が警鐘を鳴らし続けていた。
前衛の三人が奮闘し、後衛の三人がなけなしの支援を挟むという戦闘が続いた後、六人の心には『敗北』や『死』といった考えが過ぎり始めた。だからそんな戦いの流れを強引に変えるために動き出した男がいた。
それはレントゥルスだ。
レントゥルスは同時に動き出そうとしたアッタロスを手で牽制し、自分は大きく足を踏み出した後で尊大に言った。
「おい、アッタロス。
お前はちょっと引っ込んでろ。
この盾を持ったその日から、パーティで一番先に死ぬのは俺だって決めてんだ。
⋯⋯何度も失敗して、生きながらえて来ちまったけどな。
だけど今日こそ、その誓いを守るんだ。
もうこれ以上、俺は仲間の死を見たくねぇ。
だから奥の手を出す。
お前ら見ておけ。
俺の一世一代の大勝負をな!
[豪快]!!!!!」
レントゥルスがサブスキルを発動した瞬間、彼の身体が黄色く輝き始めた。
ガイアの魔法が当たれば敵を倒せるという確信があるから、敵を引きつけるのに全力を出している。
ガイアは一日に全力の魔法を三回使えるようになった。一回を撤退のために残しておくと考えると、敵に放てるのは二回だ。
アッタロスの長年の勘が、この敵が騒乱の元凶だと言っている。出来ることならこの攻撃で終わりにしたい。
このガーゴイルは近接戦闘も強いとアッタロスは感じていた。亜空間を開く能力は厄介だが、それと同じくらい素の戦闘力も高い。
宙に浮きながら近接戦が強い魔物というのは多くない。だからどうしても戦闘のリズムは独特になるし、思わぬところから攻撃が飛んできたりする。
セネカは慣れないのだろう。いつもの思い切りの良さが出せずに窮屈な戦いを強いられている。空気を【縫って】立体的な攻撃を行っているけれど、そのような技は敵の領分であった。
「準備ができたぞ!」
レントゥルスが大きな声で言った。
アッタロスとセネカは時間を稼ぐことに成功したのだ。
「行け! 盾球!」
レントゥルスは八個の盾球をガーゴイルに飛ばした。
レントゥルスの操る盾球は高速で回転しながら敵に迫る。ガーゴイルが避けるタイミングを見計らって、レントゥルスは盾球に強い引力を発生させた。
『ドゥン』と鈍い音が立って、ガーゴイルの上半身に八個の盾球が引っ付いた。その鈍い衝撃にガーゴイルは一瞬狼狽える。
レントゥルスはその隙を見逃さず次の手を放った。
「喰らえ! [重力]だ!!」
ぎゅーん。と唸るような音と共に重力場が発生し、ガーゴイルに襲いかかった。そして、その魔物はなす術なく地に落とされ、大きな隙を見せることになったのだった。
「ガイア!」
アッタロスがガイアに合図を送る。
攻撃をするなら今しかないだろう。
レントゥルスは十中八九、ガイアの魔法で終わると考えていた。しかし、『勝てる』と思ったのに逆に窮地に追い込まれたことなど数えたらキリがない。だから、決して油断することなく、何が起きても対処できるようにガーゴイルから目を離さなかった。
「撃つぞ!!!」
ガイアの気高い叫び声が響き渡る。
レントゥルスはガイアの魔法を初めて見る。
魔法をしっかり目に焼き付けようと思った瞬間、ガーゴイルが『ニタァ』と悍ましい笑みを浮かべたことに気がついた。
「お前ら、気を引き締めろぉぉぉ!!!」
レントゥルスがそう言ったのと同時にガイアは至高の【砲撃魔法】を放った。
だが、その魔法は美しく輝きながらまっすぐ進み、ガーゴイルが突如出現させた亜空間に飲み込まれて次元の彼方に葬られてしまった。
「ガイアを守れ!!!」
ガーゴイルはこれまでひとつずつしか亜空間を発生させていなかったが、突然四つの亜空間を同時に出現させた。一つは防御に、一つはアッタロスに、そして二つはガイアに向けられている。
ガイアが狙われると気がついた時、レントゥルスは冷や汗をかいたけれど、不自然な魔力を検知したマイオルが既に対処を始めていた。
「プラウティア! 二つ来るわ!」
マイオルは幅広のブロードソードに魔力を込めながら言った。プラウティアもダガーの鍔に仕込んだ植物から麻痺毒を抽出し、刃に滴らせた。
マイオルがアッタロスに習った技法は一つや二つではない。だから、近くの亜空間から突然青火が出てきてもマイオルは落ち着いていた。
スキルの視野には、はっきりと青火が写っている。一見、火は大きく見えるけれど、それは揺らめいているだけだ。芯の部分は小さくて、触れさえしなければマイオルにも対処できそうに見える。
マイオルは魔力で剣をしっかりと覆ってから、青火に向かって思い切り振るった。すると異界の炎は弾き返され、すぐに勢いを無くして消えてしまった。
「舐めんじゃないわよ」
青火に向かって吐き捨てるようにマイオルは言った。
しかし、慣れない技法『魔防』を使った一か八かの防御だったため、内心では成功したことに驚いている。
横にいたプラウティアはもうひとつの亜空間から出現した猫の魔物に毒剣で攻撃し、無力化したようだった。
【砲撃魔法】が亜空間に吸い込まれてしまうという事態に見舞われたガイアは、直後は少し沈んだ様子だったが、すぐに気を取り直し、戦闘補助の体勢に入った。
◆
ガーゴイルの能力は亜空間を開くことだ。その亜空間からは火や魔物を出すことができるけれど、逆に攻撃を吸い込むことも可能であり、攻防どちらにも有用な破格の能力だ。
そんな亜空間を今、ガーゴイルは五つ操っている。出せるのは青火だけではなかった。紫の氷や黒い岩など得体の知れない物がどんどん飛び出してくる。
魔物も瞬時に出せるのは双頭猫だけのようだが、少し溜めができると体毛がデロデロの黒い羊や魔緑の小鳥が飛び出してくる。
とても三人で捌けるような攻撃ではない。[視野共有]の情報を利用してレントゥルスがなんとか防御に成功しているが、何かの拍子に均衡が崩れてしまっても仕方がない。
アッタロスはセネカと連携しながらガーゴイルを牽制し、増え続ける魔物の数を減らすことに注力している。
形勢ははっきりとガーゴイルが良い。ガイア達が補助に入ることである程度は持ち直すだろうが、戦況を打開していかない限り勝利はない。
セネカは冴え渡る剣技で次々に魔物を斬り伏せながらも、ガーゴイルに何度も邪魔をされ、十分に実力を発揮することができていなかった。
空気を縫って移動し、めくるめく敵の攻撃の隙間を縫って反撃する。まち針で足場を作り、時に敵を固定する。ガーゴイルの影を縫い止めて斬りつけようとするが、亜空間から出る謎の魔法でやり返される。
正直セネカには勝てるビジョンが浮かばなかった。このガーゴイルに亜空間の能力がなかったとしても、三人でやっと倒せるほどの強さなのかもしれなかった。
何より身体が硬い。生半可な攻撃では通らないし、振るわれる拳の威力も非常に重い。真っ向から受けてしまったら簡単に骨が折れるだろう。
セネカは焦っている訳ではなかった。だけど、劣勢に立たされている時、いつも感じるはずの『なんとかなる』という感覚が今はない。
このまま戦いを続けたらただ順当に死んでいくだけだという諦念にも似た気持ち湧いてくるだけだ。だから、何処かで大きな勝負に出る必要がある。セネカはそんな風に思っていた。
アッタロスもレントゥルスも当然同じことを考えていた。ガーゴイルが小さな『扉』から溢れてくる潤沢な魔力を使っているから長引けば部分が悪いことを二人は知っていたし、何より長年の勘が警鐘を鳴らし続けていた。
前衛の三人が奮闘し、後衛の三人がなけなしの支援を挟むという戦闘が続いた後、六人の心には『敗北』や『死』といった考えが過ぎり始めた。だからそんな戦いの流れを強引に変えるために動き出した男がいた。
それはレントゥルスだ。
レントゥルスは同時に動き出そうとしたアッタロスを手で牽制し、自分は大きく足を踏み出した後で尊大に言った。
「おい、アッタロス。
お前はちょっと引っ込んでろ。
この盾を持ったその日から、パーティで一番先に死ぬのは俺だって決めてんだ。
⋯⋯何度も失敗して、生きながらえて来ちまったけどな。
だけど今日こそ、その誓いを守るんだ。
もうこれ以上、俺は仲間の死を見たくねぇ。
だから奥の手を出す。
お前ら見ておけ。
俺の一世一代の大勝負をな!
[豪快]!!!!!」
レントゥルスがサブスキルを発動した瞬間、彼の身体が黄色く輝き始めた。
18
お気に入りに追加
603
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
偽物の侯爵子息は平民落ちのうえに国外追放を言い渡されたので自由に生きる。え?帰ってきてくれ?それは無理というもの
つくも茄子
ファンタジー
サビオ・パッツィーニは、魔術師の家系である名門侯爵家の次男に生まれながら魔力鑑定で『魔力無し』の判定を受けてしまう。魔力がない代わりにずば抜けて優れた頭脳を持つサビオに家族は温かく見守っていた。そんなある日、サビオが侯爵家の人間でない事が判明した。妖精の取り換えっ子だと神官は告げる。本物は家族によく似た天使のような美少年。こうしてサビオは「王家と侯爵家を謀った罪人」として国外追放されてしまった。
隣国でギルド登録したサビオは「黒曜」というギルド名で第二の人生を歩んでいく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
亡霊剣士の肉体強奪リベンジ!~倒した敵の身体を乗っ取って、最強へと到る物語。
円城寺正市
ファンタジー
勇者が行方不明になって数年。
魔物が勢力圏を拡大し、滅亡の危機に瀕する国、ソルブルグ王国。
洞窟の中で目覚めた主人公は、自分が亡霊になっていることに気が付いた。
身動きもとれず、記憶も無い。
ある日、身動きできない彼の前に、ゴブリンの群れに追いかけられてエルフの少女が転がり込んできた。
亡霊を見つけたエルフの少女ミーシャは、死体に乗り移る方法を教え、身体を得た彼は、圧倒的な剣技を披露して、ゴブリンの群れを撃退した。
そして、「旅の目的は言えない」というミーシャに同行することになった亡霊は、次々に倒した敵の身体に乗り換えながら、復讐すべき相手へと辿り着く。
※この作品は「小説家になろう」からの転載です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜
福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。
彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。
だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。
「お義姉さま!」 . .
「姉などと呼ばないでください、メリルさん」
しかし、今はまだ辛抱のとき。
セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。
──これは、20年前の断罪劇の続き。
喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。
※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。
旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』
※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。
※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる