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第11章:銀級冒険者昇格編(3):騒乱
第115話:青火
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セネカたちはゼノンとペリパトスが『扉』を塞ぐ様子をマイオルの[視野共有]で見ていた。
斥候に向くスキルは多く存在するが、【探知】が重宝されるのは[視野共有]があるからだ。セネカたちもマイオルのスキルの恩恵に預かり、世界最高峰の技を見ることができた。
「さて、これで終われば良いんだが、そう簡単じゃないだろうな」
「あれだけ巨大な『扉』は見たことがない。魔力濃度も非常に高いようだし、何か起きてもおかしくない」
アッタロスとレントゥルスはそう話す。
【探知】の時間になるとアッタロスの指示でマイオルは念入りに探索を行った。多少強い魔物の発生は続いているものの脅威と思えるものは無く、ただ時間だけが過ぎていった。
しばらくすると、大物を狩っていた上級冒険者たちも狙いを変え始めた。奥地のやや強い魔物を相手にするよりも、周辺部に散らばる比較的弱い魔物を討伐し始めたのだ。
そういう魔物の方が数が多く、大森林から出てしまうと被害を大きくする。『扉』が閉まった今、優先順位が変わったのだ。
そんな中でアッタロスたちは引き続き潜伏地にいた。そこは中心部から離れ気味ではあるものの、何かあればすぐに駆けつけることのできる場所であった。
ペリパトスとゼノンが引き上げてから何度目かの【探知】をマイオルが終えた時、セネカが言った。
「アッタロスさん。さっきマイオルが魔力濃度がまだ下がりきっていないって言ってたけど、またどこかに亜空間が発生する可能性もあるんですか?」
「その可能性もある。高濃度の魔力溜まりから『扉』が発生する原理はほとんど分かっていないからな」
「だったら、小さい亜空間がないか調査していくというのはどうですか? その過程で他のことも見つかるかもしれないし」
「⋯⋯悪くないかもしれないな。亜空間が探知できるのであれば、空間の綻びや歪みが見えるようになる可能性もある。マイオル、どうだ?」
「そうですね。空間のことはよく分かりませんが、『扉』が閉じたことで魔力溜まりの分布が変わるかもしれないので調査に出向くのは賛成です」
マイオルがそう言うと横で聞いていたレントゥルスも頷いた。
「ガイア、プラウティア。何でもいいから懸念事項になりそうなことをあげてくれ」
二人は静かに考え始めた。
まずは先にプラウティアが口を開いた。
「先生、亜空間を検知できる冒険者ってどれくらいいるんですか?」
「ほとんどいないと思って良い。ゼノン師匠のように空間系のスキルを持っている者か高位の探知系能力者しか聞いたことがない。【探知】レベル4の冒険者で出来るやつを知っているが、かなり珍しい部類の能力だと思って良い」
「それじゃあ、いま大森林にいる冒険者の中で亜空間を探知できるのはマイオルちゃんだけと思って良いですか?」
「⋯⋯そうだな。そう見なして探索するのが良さそうだ」
レントゥルスがプラウティアに聞く。
「マイオルにしか気付けないことがありそうだと認識したほうが良いということだな?」
「えぇ、そうです。それにマイオルちゃんには[軌跡]と[予知]がありますから」
プラウティアはしっかりとした口調で答え、話を続けた。
「懸念というよりも意識の問題ですが、亜空間を調べるというよりは他のパーティが調べられなさそうなことを見つけるという視点に立った方が良さそうに思います。セネカちゃんやガイアちゃんもそれぞれ得意なことがありますし」
「プラウティアもね」
セネカがそう付け足し、アッタロスを見た。
「分かった。それぞれ何ができるかをもう一度再確認しよう。ガイアの方はどうだ?」
「これから探索しないという選択肢はないと思っているのですが、探索する場合としない場合のリスクを比べておきたいです。それによって対処が変わってくる気がしますので」
「⋯⋯調べることで事態を悪化させたり、むしろ原因を見過ごすということもあり得る。楽観は良くないが、その可能性について吟味したいと言うことか?」
「はい、そうです。例えば【探知】をするにしても、ここで潜みながらするのか、それとも近くまで行ってより詳細に観察するのかでリスクは変わってきますから」
アッタロスは何度も頷きながらガイアの話を聞き、その後も議論を続けていった。
◆
「それじゃあ、話は出し切ったな」
それぞれ意見を出して話し合った後、アッタロスが締め括った。
「これから【探知】をしながらいくつかの場所をまわることになったが、細かく班に分けて、それぞれ意識づけを変えるようにしよう」
他の五人は真剣に話を聞いている。
「俺とマイオルは亜空間のことに意識を割こう。二人で見ればある程度は分かるだろう。それ以外のこと、植生や魔物の痕跡についてはレントゥルスとプラウティアが気にしてくれ。そうすれば見逃しも減っていくだろう」
マイオル、レントゥルス、プラウティアは深く頷いた。
「ガイアはとにかく引いた視点で全体を眺めて欲しい。他の者はどうしても近視眼的になってしまうから、総合的に情報を整理する役割が必要だ」
「私は?」
「セネカは自由に勘を働かせてくれ。何かに注目しても良いし、全体的に考えても良い。気づいたことがあったらガンガン言ってくれ」
五人は頼もしそうな目でセネカを見た。
セネカはなぜみんながそんな顔をするのか分からなかったけれど、期待されているのだと伝わってきた。
ゼノンとペリパトスが『扉』を封じてから程なくして、セネカたちはついに動き出した。
◆
パーティでの探索結果に思考力を費やしながらも、セネカは頭の片隅で『空間』について考えていた。
例えば亜空間。
途中ガイアに聞いた話によれば、空間の歪みや亜空間というのは発生したとしてもとても不安定な状態らしい。だが、『扉』は白金級冒険者のゼノンが全力を出さないと閉じられないほど安定した状態にあるようだ。
ガイアの見解では、魔力濃度の高さと『扉』の大きさによって安定度が変わるのではないかということだったけれど、確証はない。
セネカは『空気を縫う』という技を使うことができる。
初めて技を使った時からセネカはこの技を何度も使い、魔力を込めるほど移動速度が上がっていくことに気がついた。となるとその効果に限界があるのかが次に気になった。
セネカはガイアに協力してもらいながら、魔力量と速度の関係を念入りに調べた。
その結果、ある一定以上の魔力量を使用したときだけ、移動が段違いに速くなることを発見した。
セネカはガイアと共に何が起きているのか考え、頭を悩ませた。何日も何日も考えて二人が行き着いたのはある意味単純なことだった。
それは結局のところ、セネカの認識の問題だった。
セネカは空間と大気を——
「アッタロスさん!」
セネカが『空間』について思いを巡らせている時、マイオルの鋭い声が響いた。
マイオルの声に従ってアッタロスの方を見ると、そこには青白い炎が突然出現し、宙に浮いていた。
斥候に向くスキルは多く存在するが、【探知】が重宝されるのは[視野共有]があるからだ。セネカたちもマイオルのスキルの恩恵に預かり、世界最高峰の技を見ることができた。
「さて、これで終われば良いんだが、そう簡単じゃないだろうな」
「あれだけ巨大な『扉』は見たことがない。魔力濃度も非常に高いようだし、何か起きてもおかしくない」
アッタロスとレントゥルスはそう話す。
【探知】の時間になるとアッタロスの指示でマイオルは念入りに探索を行った。多少強い魔物の発生は続いているものの脅威と思えるものは無く、ただ時間だけが過ぎていった。
しばらくすると、大物を狩っていた上級冒険者たちも狙いを変え始めた。奥地のやや強い魔物を相手にするよりも、周辺部に散らばる比較的弱い魔物を討伐し始めたのだ。
そういう魔物の方が数が多く、大森林から出てしまうと被害を大きくする。『扉』が閉まった今、優先順位が変わったのだ。
そんな中でアッタロスたちは引き続き潜伏地にいた。そこは中心部から離れ気味ではあるものの、何かあればすぐに駆けつけることのできる場所であった。
ペリパトスとゼノンが引き上げてから何度目かの【探知】をマイオルが終えた時、セネカが言った。
「アッタロスさん。さっきマイオルが魔力濃度がまだ下がりきっていないって言ってたけど、またどこかに亜空間が発生する可能性もあるんですか?」
「その可能性もある。高濃度の魔力溜まりから『扉』が発生する原理はほとんど分かっていないからな」
「だったら、小さい亜空間がないか調査していくというのはどうですか? その過程で他のことも見つかるかもしれないし」
「⋯⋯悪くないかもしれないな。亜空間が探知できるのであれば、空間の綻びや歪みが見えるようになる可能性もある。マイオル、どうだ?」
「そうですね。空間のことはよく分かりませんが、『扉』が閉じたことで魔力溜まりの分布が変わるかもしれないので調査に出向くのは賛成です」
マイオルがそう言うと横で聞いていたレントゥルスも頷いた。
「ガイア、プラウティア。何でもいいから懸念事項になりそうなことをあげてくれ」
二人は静かに考え始めた。
まずは先にプラウティアが口を開いた。
「先生、亜空間を検知できる冒険者ってどれくらいいるんですか?」
「ほとんどいないと思って良い。ゼノン師匠のように空間系のスキルを持っている者か高位の探知系能力者しか聞いたことがない。【探知】レベル4の冒険者で出来るやつを知っているが、かなり珍しい部類の能力だと思って良い」
「それじゃあ、いま大森林にいる冒険者の中で亜空間を探知できるのはマイオルちゃんだけと思って良いですか?」
「⋯⋯そうだな。そう見なして探索するのが良さそうだ」
レントゥルスがプラウティアに聞く。
「マイオルにしか気付けないことがありそうだと認識したほうが良いということだな?」
「えぇ、そうです。それにマイオルちゃんには[軌跡]と[予知]がありますから」
プラウティアはしっかりとした口調で答え、話を続けた。
「懸念というよりも意識の問題ですが、亜空間を調べるというよりは他のパーティが調べられなさそうなことを見つけるという視点に立った方が良さそうに思います。セネカちゃんやガイアちゃんもそれぞれ得意なことがありますし」
「プラウティアもね」
セネカがそう付け足し、アッタロスを見た。
「分かった。それぞれ何ができるかをもう一度再確認しよう。ガイアの方はどうだ?」
「これから探索しないという選択肢はないと思っているのですが、探索する場合としない場合のリスクを比べておきたいです。それによって対処が変わってくる気がしますので」
「⋯⋯調べることで事態を悪化させたり、むしろ原因を見過ごすということもあり得る。楽観は良くないが、その可能性について吟味したいと言うことか?」
「はい、そうです。例えば【探知】をするにしても、ここで潜みながらするのか、それとも近くまで行ってより詳細に観察するのかでリスクは変わってきますから」
アッタロスは何度も頷きながらガイアの話を聞き、その後も議論を続けていった。
◆
「それじゃあ、話は出し切ったな」
それぞれ意見を出して話し合った後、アッタロスが締め括った。
「これから【探知】をしながらいくつかの場所をまわることになったが、細かく班に分けて、それぞれ意識づけを変えるようにしよう」
他の五人は真剣に話を聞いている。
「俺とマイオルは亜空間のことに意識を割こう。二人で見ればある程度は分かるだろう。それ以外のこと、植生や魔物の痕跡についてはレントゥルスとプラウティアが気にしてくれ。そうすれば見逃しも減っていくだろう」
マイオル、レントゥルス、プラウティアは深く頷いた。
「ガイアはとにかく引いた視点で全体を眺めて欲しい。他の者はどうしても近視眼的になってしまうから、総合的に情報を整理する役割が必要だ」
「私は?」
「セネカは自由に勘を働かせてくれ。何かに注目しても良いし、全体的に考えても良い。気づいたことがあったらガンガン言ってくれ」
五人は頼もしそうな目でセネカを見た。
セネカはなぜみんながそんな顔をするのか分からなかったけれど、期待されているのだと伝わってきた。
ゼノンとペリパトスが『扉』を封じてから程なくして、セネカたちはついに動き出した。
◆
パーティでの探索結果に思考力を費やしながらも、セネカは頭の片隅で『空間』について考えていた。
例えば亜空間。
途中ガイアに聞いた話によれば、空間の歪みや亜空間というのは発生したとしてもとても不安定な状態らしい。だが、『扉』は白金級冒険者のゼノンが全力を出さないと閉じられないほど安定した状態にあるようだ。
ガイアの見解では、魔力濃度の高さと『扉』の大きさによって安定度が変わるのではないかということだったけれど、確証はない。
セネカは『空気を縫う』という技を使うことができる。
初めて技を使った時からセネカはこの技を何度も使い、魔力を込めるほど移動速度が上がっていくことに気がついた。となるとその効果に限界があるのかが次に気になった。
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セネカはガイアと共に何が起きているのか考え、頭を悩ませた。何日も何日も考えて二人が行き着いたのはある意味単純なことだった。
それは結局のところ、セネカの認識の問題だった。
セネカは空間と大気を——
「アッタロスさん!」
セネカが『空間』について思いを巡らせている時、マイオルの鋭い声が響いた。
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