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第10章:銀級冒険者昇格編(2):試験
第95話:隕鉄
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セネカがトリアスのギルド前に行くと、二人のギルドの職員の隣に筋骨隆々の男がいた。背は高くないが巌のような男だ。
男はセネカを見ると手を振り上げて声を出した。
「おう! お前がセネカか! 俺はレントゥルスってもんだ。試験官の一人だな。お前のことはちみっこいって聞いていたが、背が伸びたみたいだなぁ!」
レントゥルスは「ガハハ」と笑いながらセネカに厚かましく話してくる。セネカははじめ驚いたが、意外にも嫌な気持ちが湧かなかったので、レントゥルスの話を静かに聞いていた。
「俺は現役の冒険者だ。だから試験官と言っても護衛みたいなもんだな!」
レントゥルスの話を聞いている時、セネカは突然背後に嫌な感じを受けた。すぐに振り返ったがそこには何もなかった。
「お、勘が良いな。公表されていることだから言うが、この試験には追跡専門の奴らが着いていて監視されている。その気配を感じたんじゃないか?」
攻撃的ではなく、じっと見据えられるような気配だった気がしたので、セネカは頷いた。
「だったら気にすることはねぇな。でも、たまに不届き者が紛れてるらしいから気をつけろよ。二年前には試験中に油断して怪我を負った冒険者がいたんだよ」
レントゥルスは、上辺は粗野だが人当たりは良さそうだ。それに銀級の試験の監督をするのだから最低でも金級冒険者であると考えられる。
セネカは「ガッハッハ」と豪快に笑うレントゥルスの話を聞きながら試験開始までの時間を過ごした。
◆
セネカ達はケンタウロスが生息するという『タシュカン洞窟』に馬車で向かっている。試験官はギルドの職員が二人、現役の冒険者が二人のようだった。
レントゥルスはもう一人の冒険者の試験官であるシメネメと話をしている。シメネメは鍬に似た武器を持っている。あれで攻撃をするのだろうかとセネカは目を輝かせながら見ていた。
試験官達は落ち着いて話しているけれど、受験者達は皆一様に黙っている。一次試験の時は言葉を交わしたし、見知った仲の者もいたようだが今は口を噤んでいる。すごい緊張感だ。
セネカは不思議に思った。銀級試験を受けているのだから全員がケンタウロスを一人で倒せるはずである。なのに何故こうも空気が重いのだろうか。少しだけ考えて、セネカはその理由に思い至った。
倒せると言っても勝負に絶対はない。ケンタウロスほどの魔物となれば、万が一の間違いが起きる可能性はある。多少の怪我を負っても回復魔法で治せるだろうが、良くない評価が下される可能性もある。精神的な影響が後に残ってしまうこともあるかもしれない。
なるほど、みんなが緊張する訳だとセネカは能天気だ。セネカも合格するつもりで来ているし、そのためにできる限りのことをしてきた。だが、ケンタウロスの行動を操れるわけではないし、評価するのは自分じゃない。出来うる限りを尽くして、あとは他人に判断してもらうことになるのだ。
そもそもセネカは挑戦者だ。戦闘でも『あの相手には勝たないといけない』と強張ると対処を誤る。対して、勝てたら幸運だとばかりの格上と戦う時には存外にリラックスして良い動きができる。だから、落ち着こうとセネカはゆらりとした。
つい昨日までマナー試験にガチガチになっていたことは棚に上げ、図太い限りである。
◆
タシュカン洞窟に到着すると、レントゥルスとシメネメが前に出てきた。
「ケンタウロスに会うまでは俺達が敵を倒す。武器は抜いておいて欲しいが、危険時以外の手出しは無用だ」
シメネメはそう言いながら鍬を肩にかけ、雰囲気を一変させた。戦闘用に集中し始めているのだ。
レントゥルスも背負っていた盾を手に持ち、短剣を抜いた。
武具を見るにシメネメが攻撃を担い、レントゥルスが防御を担うのだろう。二人は目を合わせて頷いたあと、洞窟の入り口に向かった。
ギルド職員が後に続き、その後を受験者達が追う。
「『鍬酔狂』シメネメの戦いが見られるのか」
セネカの横で歩いているロンドルがつぶやいた。ロンドルは三十歳近い男で槍を持っている。
「『鍬酔狂』?」
「知らないのかい? シメネメさんは【鍬術】というスキルを持った冒険者なんだよ。その独特の戦い方と無類の強さからいつの間にか『鍬酔狂』と呼ばれるようになったんだ」
セネカの疑問に応じてロンドルが答えてくれた。口調には熱がこもり、楽しそうだ。
「いや、それもそうだが、まずは『隕鉄』のレントゥルスに反応しろよ。魔物の大発生の時に遊撃戦で凶悪な魔物を撃破し、国を救った英雄だぞ!」
そう言って話に混じってきたのはブカスという青年だ。彼は木の杖を持っているのでおそらく魔術師なのだろう。だが、身のこなしは洗練されていて、近接戦闘も苦手ではなさそうだ。
セネカはブカスが言った話を前にどこかで聞いたことがあるような気がした。有名冒険者に詳しいプルケルかストローからだと思うが思い出せない。
「ブカス、もちろんだよ。レントゥルスさんの戦いを見れるなんて光栄だが、ここではきっと本領は発揮されないだろう? サブスキルを使うまでもなく魔物を倒してしまうだろうからね」
「それもそうだな⋯⋯」
セネカは二人に挟まれながら話を聞いている。
「セネカちゃん。彼らの話は放っておいて私たちは行きましょう。遅れてしまうわ」
次に話しかけてきたのは、エスプレスという女性冒険者だ。王立冒険者学校の出身で、バエティカで『新緑の祈り』を結成したアンニア達と同じ学年だったらしい。きっと二十歳ぐらいだろう。
セネカは頷いてエスプレスの後に続いた。後ろではもう一人の受験生であるヌベスットがロンドルとブスコの話に混じって歩いている。ヌベスットは身軽な装備で、すらっとした体型をしている。背には刀に近い反りの曲剣を背負っているのでセネカは興味を持っている。
◆
洞窟の中に入るとひんやりとした空気を感じる。冒険者は全員音を殺して歩いているが、ギルド職員の試験官達はそこまで練度が高くない。魔物には簡単に気づかれてしまうだろう。
セネカは刀を抜いている。後ろからやってきたロンドル達も戦闘の準備を整えている。洞窟の入り口前まではゆるい雰囲気で話していたけれど、中に入ってからは完全に集中し、無駄な話をする気配もない。
一流と呼ばれる冒険者になろうとする者たちの切り替えの早さにセネカは密かに舌を巻いた。
「さて、それじゃあ行くとしようかの。言い忘れておったが、ケンタウロスを発見したら順に戦ってもらうぞ。余裕があれば立候補してもらうが、突然会敵した場合は順など気にせず戦ってもらって良い」
受験者全員が頷くのを確認した後、レントゥルスとシメネメは奥へと進んで行った。
◆
それからのセネカ達の進行は非常に順調だった。シメネメとレントゥルスが強すぎて歩みが止まる気配がない。
シメネメの戦闘は圧巻で、ほとんどの魔物を彼が倒している。異常に切れ味の良い鍬で敵を抉り取る技が冴え渡っている。鍬で敵を掬い上げ、違う敵にぶつける技もあるようだ。
シメネメはなんらかの技法を使っているのだろうとセネカは感じた。鍬の勢いに対して攻撃が刺さりすぎているし、敵を投げる時には切れ味が抑えられているように感じる。セネカはおぼろげに魔力の流れを察することができるだけだが、シメネメの身体強化の技能はアッタロスよりも上であるように感じている。
アッタロスは常々「俺の身体強化能力はそこそこ止まりだ」と言っている。謙遜だと思っていたけれど、身体能力特化の冒険者と比べると見劣りしてしまう部分があるのかもしれない。
レントゥルスはギルド職員を庇うような位置どりをしながら、シメネメが後ろにまわした魔物を剣で突き刺している。時折、鍬でレントゥルスの方にも魔物が投げられるが、どれも急所を一刺しして終わりだ。盾はまだ使っていない。
二人にとっては戦闘というより作業に近いのだろうとセネカは感じた。それだけ隔絶した実力があるのだ。
入り組んだ洞窟を進んでいくと、シメネメが足を止めた。そしてセネカ達の方を向き、小声で話しかけてくる。
「この先の大広間にケンタウロスが二匹いるようだ。戦闘を希望する者はいるか?」
セネカが様子を伺っているとロンドルとヌベスットが手をあげた。他に名乗り出る者がいないようなのでシメネメはゆっくり頷き、「健闘を祈る」と言って二人を送り出した。
男はセネカを見ると手を振り上げて声を出した。
「おう! お前がセネカか! 俺はレントゥルスってもんだ。試験官の一人だな。お前のことはちみっこいって聞いていたが、背が伸びたみたいだなぁ!」
レントゥルスは「ガハハ」と笑いながらセネカに厚かましく話してくる。セネカははじめ驚いたが、意外にも嫌な気持ちが湧かなかったので、レントゥルスの話を静かに聞いていた。
「俺は現役の冒険者だ。だから試験官と言っても護衛みたいなもんだな!」
レントゥルスの話を聞いている時、セネカは突然背後に嫌な感じを受けた。すぐに振り返ったがそこには何もなかった。
「お、勘が良いな。公表されていることだから言うが、この試験には追跡専門の奴らが着いていて監視されている。その気配を感じたんじゃないか?」
攻撃的ではなく、じっと見据えられるような気配だった気がしたので、セネカは頷いた。
「だったら気にすることはねぇな。でも、たまに不届き者が紛れてるらしいから気をつけろよ。二年前には試験中に油断して怪我を負った冒険者がいたんだよ」
レントゥルスは、上辺は粗野だが人当たりは良さそうだ。それに銀級の試験の監督をするのだから最低でも金級冒険者であると考えられる。
セネカは「ガッハッハ」と豪快に笑うレントゥルスの話を聞きながら試験開始までの時間を過ごした。
◆
セネカ達はケンタウロスが生息するという『タシュカン洞窟』に馬車で向かっている。試験官はギルドの職員が二人、現役の冒険者が二人のようだった。
レントゥルスはもう一人の冒険者の試験官であるシメネメと話をしている。シメネメは鍬に似た武器を持っている。あれで攻撃をするのだろうかとセネカは目を輝かせながら見ていた。
試験官達は落ち着いて話しているけれど、受験者達は皆一様に黙っている。一次試験の時は言葉を交わしたし、見知った仲の者もいたようだが今は口を噤んでいる。すごい緊張感だ。
セネカは不思議に思った。銀級試験を受けているのだから全員がケンタウロスを一人で倒せるはずである。なのに何故こうも空気が重いのだろうか。少しだけ考えて、セネカはその理由に思い至った。
倒せると言っても勝負に絶対はない。ケンタウロスほどの魔物となれば、万が一の間違いが起きる可能性はある。多少の怪我を負っても回復魔法で治せるだろうが、良くない評価が下される可能性もある。精神的な影響が後に残ってしまうこともあるかもしれない。
なるほど、みんなが緊張する訳だとセネカは能天気だ。セネカも合格するつもりで来ているし、そのためにできる限りのことをしてきた。だが、ケンタウロスの行動を操れるわけではないし、評価するのは自分じゃない。出来うる限りを尽くして、あとは他人に判断してもらうことになるのだ。
そもそもセネカは挑戦者だ。戦闘でも『あの相手には勝たないといけない』と強張ると対処を誤る。対して、勝てたら幸運だとばかりの格上と戦う時には存外にリラックスして良い動きができる。だから、落ち着こうとセネカはゆらりとした。
つい昨日までマナー試験にガチガチになっていたことは棚に上げ、図太い限りである。
◆
タシュカン洞窟に到着すると、レントゥルスとシメネメが前に出てきた。
「ケンタウロスに会うまでは俺達が敵を倒す。武器は抜いておいて欲しいが、危険時以外の手出しは無用だ」
シメネメはそう言いながら鍬を肩にかけ、雰囲気を一変させた。戦闘用に集中し始めているのだ。
レントゥルスも背負っていた盾を手に持ち、短剣を抜いた。
武具を見るにシメネメが攻撃を担い、レントゥルスが防御を担うのだろう。二人は目を合わせて頷いたあと、洞窟の入り口に向かった。
ギルド職員が後に続き、その後を受験者達が追う。
「『鍬酔狂』シメネメの戦いが見られるのか」
セネカの横で歩いているロンドルがつぶやいた。ロンドルは三十歳近い男で槍を持っている。
「『鍬酔狂』?」
「知らないのかい? シメネメさんは【鍬術】というスキルを持った冒険者なんだよ。その独特の戦い方と無類の強さからいつの間にか『鍬酔狂』と呼ばれるようになったんだ」
セネカの疑問に応じてロンドルが答えてくれた。口調には熱がこもり、楽しそうだ。
「いや、それもそうだが、まずは『隕鉄』のレントゥルスに反応しろよ。魔物の大発生の時に遊撃戦で凶悪な魔物を撃破し、国を救った英雄だぞ!」
そう言って話に混じってきたのはブカスという青年だ。彼は木の杖を持っているのでおそらく魔術師なのだろう。だが、身のこなしは洗練されていて、近接戦闘も苦手ではなさそうだ。
セネカはブカスが言った話を前にどこかで聞いたことがあるような気がした。有名冒険者に詳しいプルケルかストローからだと思うが思い出せない。
「ブカス、もちろんだよ。レントゥルスさんの戦いを見れるなんて光栄だが、ここではきっと本領は発揮されないだろう? サブスキルを使うまでもなく魔物を倒してしまうだろうからね」
「それもそうだな⋯⋯」
セネカは二人に挟まれながら話を聞いている。
「セネカちゃん。彼らの話は放っておいて私たちは行きましょう。遅れてしまうわ」
次に話しかけてきたのは、エスプレスという女性冒険者だ。王立冒険者学校の出身で、バエティカで『新緑の祈り』を結成したアンニア達と同じ学年だったらしい。きっと二十歳ぐらいだろう。
セネカは頷いてエスプレスの後に続いた。後ろではもう一人の受験生であるヌベスットがロンドルとブスコの話に混じって歩いている。ヌベスットは身軽な装備で、すらっとした体型をしている。背には刀に近い反りの曲剣を背負っているのでセネカは興味を持っている。
◆
洞窟の中に入るとひんやりとした空気を感じる。冒険者は全員音を殺して歩いているが、ギルド職員の試験官達はそこまで練度が高くない。魔物には簡単に気づかれてしまうだろう。
セネカは刀を抜いている。後ろからやってきたロンドル達も戦闘の準備を整えている。洞窟の入り口前まではゆるい雰囲気で話していたけれど、中に入ってからは完全に集中し、無駄な話をする気配もない。
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受験者全員が頷くのを確認した後、レントゥルスとシメネメは奥へと進んで行った。
◆
それからのセネカ達の進行は非常に順調だった。シメネメとレントゥルスが強すぎて歩みが止まる気配がない。
シメネメの戦闘は圧巻で、ほとんどの魔物を彼が倒している。異常に切れ味の良い鍬で敵を抉り取る技が冴え渡っている。鍬で敵を掬い上げ、違う敵にぶつける技もあるようだ。
シメネメはなんらかの技法を使っているのだろうとセネカは感じた。鍬の勢いに対して攻撃が刺さりすぎているし、敵を投げる時には切れ味が抑えられているように感じる。セネカはおぼろげに魔力の流れを察することができるだけだが、シメネメの身体強化の技能はアッタロスよりも上であるように感じている。
アッタロスは常々「俺の身体強化能力はそこそこ止まりだ」と言っている。謙遜だと思っていたけれど、身体能力特化の冒険者と比べると見劣りしてしまう部分があるのかもしれない。
レントゥルスはギルド職員を庇うような位置どりをしながら、シメネメが後ろにまわした魔物を剣で突き刺している。時折、鍬でレントゥルスの方にも魔物が投げられるが、どれも急所を一刺しして終わりだ。盾はまだ使っていない。
二人にとっては戦闘というより作業に近いのだろうとセネカは感じた。それだけ隔絶した実力があるのだ。
入り組んだ洞窟を進んでいくと、シメネメが足を止めた。そしてセネカ達の方を向き、小声で話しかけてくる。
「この先の大広間にケンタウロスが二匹いるようだ。戦闘を希望する者はいるか?」
セネカが様子を伺っているとロンドルとヌベスットが手をあげた。他に名乗り出る者がいないようなのでシメネメはゆっくり頷き、「健闘を祈る」と言って二人を送り出した。
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注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
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