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第8章:王立冒険者学校編(2)
第82話:北の地にて
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セネカが指名依頼を受け、マイオルとプラウティアが武闘会の準備をしている頃、ガイアは一人で修行をしていた。
ガイアも武闘会に出ることを考えたけれど、いまの自分にはもっと重視すべきことがあると考えて辞退することに決めた。
いま北の地に来ている。
かつてこの地でブロンズダックを狩りながら、愚直に勉強を続けた。
正直、苦味の詰まった場所だ。だが、自分を成長させるためにはうってつけだった。
ガイアは魔法を二発撃てるようになった。
それからさらに訓練を重ねて三発の魔法を放つことができるようになった。ただし、三発撃つためには威力を格段に落とさなければならない。最大威力で攻撃をするのは二発が限界のようだった。
威力が落ちるといっても通常の魔法と比べれば十分な攻撃力を持っている。強固な魔法耐性を持つブロンズダックも一撃で倒せるほどだ。
この地でガイアは毎日三匹のブロンズダックを仕留めている。他にも魔物はいるが脅威にはならないので、専ら勉学と思索に励んでいる。
技術はどんどん上がっている。最大威力で放つ時にはまだ不安定だが、威力を抑えれば魔法を拡散させたり、収束させたりできるようになった。
この技術を何とか確立しようと毎日分析を行なっているが、既存の理論には当てはまりそうもない。糸口が全くないと言うわけではないが、細かい情報を繋ぎ合わせることになれば時間が大量に必要になる。ガイアは一旦理論づけを棚上げすることにした。
一日三回の魔法行使の機会を無駄にしないためにガイアは頭を働かせている。試すことを怠らない。最大限収束したらどうなのか、爆風の広がりはどうなのか。知りたいことには際限がないのに時間は限られている。
この日は前日分かったことの追試と更なる分析を行うつもりだった。
昨日魔法を強く収束させた時に砲撃の軌道が妙に安定していた。一匹のブロンズダックを貫通して遥か遠くの方まで進んでいったのだ。
今日も同じことが起きるかどうかの確認をして、実戦で使える技術なのかの見極めをしたい。
ガイアは野営の天幕から出て、ブロンズダックを探し始めた。この地のブロンズダックは脅威になる敵がほとんど存在しないので警戒心のかけらもない。
ちなみにガイアはブロンズダックの習性をまとめてギルドに報告した業績と魔法抜きでの実力を認められて晴れて銅級冒険者に昇格することになった。
しばし探索すると一匹のブロンズダックがフラフラと徘徊しているのを見つけた。虫を追いかけるのに夢中になっている。ガイア以外の人が見たらかわいいと思うかもしれない。
ガイアは魔力を練り上げて、魔法が最大限収束するように操作をした上で【砲撃魔法】を使用した。
魔法は格別の推進力を得て、ブロンズダックに向い、見事に胸を貫いた。
◆
それからもガイアはブロンズダックを狩りながらこの技術に関する知見を得ていった。繰り返すうちに発射時の魔法の形状も操作できることに気がついた。球状や棒状など様々な形を試している。
ガイアはいま野営地に戻って夕食を作っている。今日の夕飯はパン粥だ。
食料も少なくなり、ブロンズダックの素材も多くなってきたので、そろそろ街に戻り、学校に帰る準備をしなければならない。
武闘会の結果も気になっている。マイオルとプラウティアは勝ち進んでいるだろうか。だが、どんな結果になろうともあの二人だったらまた何か大事な教訓を得るだろう。そんな信頼感がガイアの中にはあった。
料理を作りながら考え事をしていると、ふと前にマイオルから聞いた話を思い出した。セネカの突飛な行動は興味深くて示唆に富んでいるので人気だ。
ガイアは真似をしてみることにした。
◆
ガイアは木の上からブロンズダックの様子を見ている。何やら動いているようだが、かなり距離があるので詳細は分からない。
ガイアはうまくはいかないだろうなと思っている。大事なのは成否ではなく、今後追求する必要があるかどうかを早めに見極めることだ。
魔法の準備をする。
これまでの試行から一番良いと思った状態で魔法を放つ。
ブロンズダックを狙撃する。
ズキュウウン!
ダメで元々という気持ちで撃った砲撃は予想以上の直進性を発揮して、ブロンズダックの嘴を掠めた。
「まさか当たるとは⋯⋯」
ガイアは思わず声に出した。
嘴を破壊されたブロンズダックが痛みにのたうちまわっている。
ガイアは接近して再度スキルを発動し、ブロンズダックを仕留めた。
「これは使える技術になりそうだぞ!」
野営地に戻る足取りは期待に満ちていた。
◆
王都までの乗合馬車の中でガイアはまた考え事をしていた。
マイオルにレベルアップの秘訣を聞いてから、ガイアはスキルを罠に使うための努力を続けて来た。具体的には魔法を撃ってから爆発するまでの時間を遅延させようと努力して来たのだ。
だがここで新たに狙撃手としての道が見えて来た。罠と狙撃、かけ離れた技能のように思える。
どちらも追求したら中途半端な状態になってしまうことは分かっていたが、片方を諦めることもできない。何か両立する方法はないだろうか。
そんな考えがガイアの頭の中を巡っている。
「まだ見えて来たばかりだ。焦ることはない。どうせ時間がかかるのだからゆっくり考えよう」
ガイアの呟きは馬車から出るガタガタという音にかき消された。
それから王都に至るまでガイアは考え続けた。時折、悩ましげな顔をするものの、常に楽しそうな表情を浮かべている。
◆
スキル【砲撃魔法】は未知の詰まったスキルである。
一歩進んだことで、また新たな未知が目の前に広がり、再びガイアの探究心を刺激している。
このスキルは『冒険』を求めるガイアにはうってつけの性質を持っている。
だが、ガイアはそのことにまだ気がついていないのだった。
ガイアも武闘会に出ることを考えたけれど、いまの自分にはもっと重視すべきことがあると考えて辞退することに決めた。
いま北の地に来ている。
かつてこの地でブロンズダックを狩りながら、愚直に勉強を続けた。
正直、苦味の詰まった場所だ。だが、自分を成長させるためにはうってつけだった。
ガイアは魔法を二発撃てるようになった。
それからさらに訓練を重ねて三発の魔法を放つことができるようになった。ただし、三発撃つためには威力を格段に落とさなければならない。最大威力で攻撃をするのは二発が限界のようだった。
威力が落ちるといっても通常の魔法と比べれば十分な攻撃力を持っている。強固な魔法耐性を持つブロンズダックも一撃で倒せるほどだ。
この地でガイアは毎日三匹のブロンズダックを仕留めている。他にも魔物はいるが脅威にはならないので、専ら勉学と思索に励んでいる。
技術はどんどん上がっている。最大威力で放つ時にはまだ不安定だが、威力を抑えれば魔法を拡散させたり、収束させたりできるようになった。
この技術を何とか確立しようと毎日分析を行なっているが、既存の理論には当てはまりそうもない。糸口が全くないと言うわけではないが、細かい情報を繋ぎ合わせることになれば時間が大量に必要になる。ガイアは一旦理論づけを棚上げすることにした。
一日三回の魔法行使の機会を無駄にしないためにガイアは頭を働かせている。試すことを怠らない。最大限収束したらどうなのか、爆風の広がりはどうなのか。知りたいことには際限がないのに時間は限られている。
この日は前日分かったことの追試と更なる分析を行うつもりだった。
昨日魔法を強く収束させた時に砲撃の軌道が妙に安定していた。一匹のブロンズダックを貫通して遥か遠くの方まで進んでいったのだ。
今日も同じことが起きるかどうかの確認をして、実戦で使える技術なのかの見極めをしたい。
ガイアは野営の天幕から出て、ブロンズダックを探し始めた。この地のブロンズダックは脅威になる敵がほとんど存在しないので警戒心のかけらもない。
ちなみにガイアはブロンズダックの習性をまとめてギルドに報告した業績と魔法抜きでの実力を認められて晴れて銅級冒険者に昇格することになった。
しばし探索すると一匹のブロンズダックがフラフラと徘徊しているのを見つけた。虫を追いかけるのに夢中になっている。ガイア以外の人が見たらかわいいと思うかもしれない。
ガイアは魔力を練り上げて、魔法が最大限収束するように操作をした上で【砲撃魔法】を使用した。
魔法は格別の推進力を得て、ブロンズダックに向い、見事に胸を貫いた。
◆
それからもガイアはブロンズダックを狩りながらこの技術に関する知見を得ていった。繰り返すうちに発射時の魔法の形状も操作できることに気がついた。球状や棒状など様々な形を試している。
ガイアはいま野営地に戻って夕食を作っている。今日の夕飯はパン粥だ。
食料も少なくなり、ブロンズダックの素材も多くなってきたので、そろそろ街に戻り、学校に帰る準備をしなければならない。
武闘会の結果も気になっている。マイオルとプラウティアは勝ち進んでいるだろうか。だが、どんな結果になろうともあの二人だったらまた何か大事な教訓を得るだろう。そんな信頼感がガイアの中にはあった。
料理を作りながら考え事をしていると、ふと前にマイオルから聞いた話を思い出した。セネカの突飛な行動は興味深くて示唆に富んでいるので人気だ。
ガイアは真似をしてみることにした。
◆
ガイアは木の上からブロンズダックの様子を見ている。何やら動いているようだが、かなり距離があるので詳細は分からない。
ガイアはうまくはいかないだろうなと思っている。大事なのは成否ではなく、今後追求する必要があるかどうかを早めに見極めることだ。
魔法の準備をする。
これまでの試行から一番良いと思った状態で魔法を放つ。
ブロンズダックを狙撃する。
ズキュウウン!
ダメで元々という気持ちで撃った砲撃は予想以上の直進性を発揮して、ブロンズダックの嘴を掠めた。
「まさか当たるとは⋯⋯」
ガイアは思わず声に出した。
嘴を破壊されたブロンズダックが痛みにのたうちまわっている。
ガイアは接近して再度スキルを発動し、ブロンズダックを仕留めた。
「これは使える技術になりそうだぞ!」
野営地に戻る足取りは期待に満ちていた。
◆
王都までの乗合馬車の中でガイアはまた考え事をしていた。
マイオルにレベルアップの秘訣を聞いてから、ガイアはスキルを罠に使うための努力を続けて来た。具体的には魔法を撃ってから爆発するまでの時間を遅延させようと努力して来たのだ。
だがここで新たに狙撃手としての道が見えて来た。罠と狙撃、かけ離れた技能のように思える。
どちらも追求したら中途半端な状態になってしまうことは分かっていたが、片方を諦めることもできない。何か両立する方法はないだろうか。
そんな考えがガイアの頭の中を巡っている。
「まだ見えて来たばかりだ。焦ることはない。どうせ時間がかかるのだからゆっくり考えよう」
ガイアの呟きは馬車から出るガタガタという音にかき消された。
それから王都に至るまでガイアは考え続けた。時折、悩ましげな顔をするものの、常に楽しそうな表情を浮かべている。
◆
スキル【砲撃魔法】は未知の詰まったスキルである。
一歩進んだことで、また新たな未知が目の前に広がり、再びガイアの探究心を刺激している。
このスキルは『冒険』を求めるガイアにはうってつけの性質を持っている。
だが、ガイアはそのことにまだ気がついていないのだった。
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