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第7章:武者修行編
第71話:執着
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それから何日も探索を続けた。
ガイアが魔法を一日に二度使えるようになったのは大きく、危機を脱しやすくなった。
探索から帰って野営地にいる間中、セネカはオークとの戦い方を考えている。
それは執着なのだろうとセネカは認識していた。
両親の仇はオークキングだ。
いつか倒してやろうと思っている。
そのためにはまずオークを簡単に倒せなければならない。
「こんな所で立ち止まっていてはならない」
そんな考えが浮かんでくる。
しかし、幼い頃、母に言われた言葉を思い出す。
『セネカ、訓練の時に足りなさを悔いるのは良いわ。だけど、実戦の時はできることに目を向けなさい。足りなさに気を取られて帰って来れなくなった人を何人も知っているわ』
今の自分は足りない。足りないことだらけだ。
足りないのに無理をしたら何処かで綻びが生じるだろう。
「そんな綻びも縫って直せたら良いのにな」
いつの間にかそう呟いていた。
◆
しばし森を歩いているとマイオルがオークを発見した。
「こっちの方向に進んだ先にオークが一匹いるわ。周りにも魔物はいないわね」
一行はオークのいる方に向かった。
今日はセネカが一人で戦って、後の三人は少し離れて見守る予定だ。
歩いていこうとするセネカにマイオルが声をかけた。
「セネカ、勝算は?」
「やってみないと分からないけど、うまくいけば勝てる、くらい」
セネカは大きな[魔力針]を出すと走ってオークの元へ駆けて行った。
◆
大きな針という武器を持った時の振る舞いは、剣の時とは大きく違う。
その動きは棒術に近いのではないかとセネカは感じている。
もちろん棒術とは違う部分もある。棒術のように敵を打ち据えるには針は少し細いし、先が尖っているので槍のように使うこともできる。
槍と比べた時、決定的に違うのは、針では薙ぎ払いができないことである。
槍の刺突は強力だけれど、敵に深く刺さってしまうと抜けなくなるので簡単に使うことはできない。その点、セネカの針はまた出せば良いので使い捨てできる。
オークと対峙したときセネカは笑っていた。針という武器は棒に似ているので、『棒振りセネカ』に相応しいと思ってしまったのだ。
「⋯⋯何が役に立つのか分からないね」
手に馴染む大きな針を持って、セネカは足を踏み出した。
オークは自分に向かってくる少女を見て、グッと拳を握った。
戦闘が始まり、両者がぶつかる。
オークが殴り、それを掻い潜ってセネカが針で刺すということを繰り返している。
セネカが刺すたびにオークは声をあげる。
針は刺さっているが深くはない。
大きな魔力針であればセネカは同時に三本出せるので、しばらく針が刺さったままにできるが、針がなくなるとすぐに傷口が塞がってしまう。
やはり強い攻撃をしなければならないとセネカは確信した。
オークの攻撃を躱し、針で打ち払いながら隙を伺う。
戦いの主導権は一見オークが握っている。セネカが守りに傾いているからだ。しかし、この戦況はセネカの思惑通りだった。
もしオークが考えなしに突っ込んでくれば、それは脅威だっただろう。だが、彼には知恵があった。恐れることもあるし、怒ることもある。
針の攻撃は恐怖心を煽るのだろうか。
剣で戦った時よりもオークが攻撃をさせまいと立ち回っているようにセネカは感じた。
オークの意識は完全に針に向いている。怯えのような感情が見え隠れしている。
セネカはオークの鼻先目掛けて針を突き出した。
オークが思わずのけぞったので、オークの左足を内股から外に向けて全力で蹴り払った。
突然足を払われたオークは体勢を崩す。
好機が来た。
セネカは針を両手で握りしめ、オークの胸に向かって思いっきり突き刺した。
ぷつっとした感触が手に伝わる。
これまではこの先に進めなかった。
セネカはスキルを発動する。
肉の隙間を【縫って】針を奥に通す。
骨の隙間を【縫って】針で臓器を貫く。
そして、セネカは針に纏わせた魔力を火の属性に変換した。
「ぷぎゃああああああ」
耳障りな絶叫が辺りに広がり、静かになった頃、オークは死に絶えた。
◆
「何とかなった⋯⋯」
ゆっくりと歩いてきたセネカをプラウティアは眺めていた。
マイオルは飛び出して、セネカの肩に触れながら讃えている。
「本当に倒しちゃった⋯⋯」
セネカはレベル3だ。
そこだけ見ればオークを倒してもおかしくはない。
だが、攻撃力が足りていなかった。
これまではオークに致命的な攻撃を与えることはできなかった。
だがセネカは新たな技でその問題を克服した。
傍目にはセネカが何をしたのかプラウティアにはわからない。けれど針はオークの身体に深く刺さっていった。うまく言葉にできなかったけれど、何か重大なものを見た気がした。
◆
しばらくバルニ圏谷で修行をした後、一行は現地で解散することになった。
残りの期間はそれぞれが一人で活動する。
セネカは依頼を受けながらバエティカを目指す。キトも帰省しているはずなので落ち合う予定だ。その後、マイオルのいるルシタニアに向かう。ルシタニアではアンダの家に泊めてもらってゆっくり過ごすつもりだ。
『月下の誓い』の四人はこの休みで格段に強くなった。同時に各々の課題が明確になった期間でもあった。
これから強くなっていく上で何が必要なのか考えながら、四人は新たな道を進んでいった。
----------
お読みいただきありがとうございます。第7章:武者修行編は終了です。
次話から第8章:王立冒険者学校編(2)が始まります!
ガイアが魔法を一日に二度使えるようになったのは大きく、危機を脱しやすくなった。
探索から帰って野営地にいる間中、セネカはオークとの戦い方を考えている。
それは執着なのだろうとセネカは認識していた。
両親の仇はオークキングだ。
いつか倒してやろうと思っている。
そのためにはまずオークを簡単に倒せなければならない。
「こんな所で立ち止まっていてはならない」
そんな考えが浮かんでくる。
しかし、幼い頃、母に言われた言葉を思い出す。
『セネカ、訓練の時に足りなさを悔いるのは良いわ。だけど、実戦の時はできることに目を向けなさい。足りなさに気を取られて帰って来れなくなった人を何人も知っているわ』
今の自分は足りない。足りないことだらけだ。
足りないのに無理をしたら何処かで綻びが生じるだろう。
「そんな綻びも縫って直せたら良いのにな」
いつの間にかそう呟いていた。
◆
しばし森を歩いているとマイオルがオークを発見した。
「こっちの方向に進んだ先にオークが一匹いるわ。周りにも魔物はいないわね」
一行はオークのいる方に向かった。
今日はセネカが一人で戦って、後の三人は少し離れて見守る予定だ。
歩いていこうとするセネカにマイオルが声をかけた。
「セネカ、勝算は?」
「やってみないと分からないけど、うまくいけば勝てる、くらい」
セネカは大きな[魔力針]を出すと走ってオークの元へ駆けて行った。
◆
大きな針という武器を持った時の振る舞いは、剣の時とは大きく違う。
その動きは棒術に近いのではないかとセネカは感じている。
もちろん棒術とは違う部分もある。棒術のように敵を打ち据えるには針は少し細いし、先が尖っているので槍のように使うこともできる。
槍と比べた時、決定的に違うのは、針では薙ぎ払いができないことである。
槍の刺突は強力だけれど、敵に深く刺さってしまうと抜けなくなるので簡単に使うことはできない。その点、セネカの針はまた出せば良いので使い捨てできる。
オークと対峙したときセネカは笑っていた。針という武器は棒に似ているので、『棒振りセネカ』に相応しいと思ってしまったのだ。
「⋯⋯何が役に立つのか分からないね」
手に馴染む大きな針を持って、セネカは足を踏み出した。
オークは自分に向かってくる少女を見て、グッと拳を握った。
戦闘が始まり、両者がぶつかる。
オークが殴り、それを掻い潜ってセネカが針で刺すということを繰り返している。
セネカが刺すたびにオークは声をあげる。
針は刺さっているが深くはない。
大きな魔力針であればセネカは同時に三本出せるので、しばらく針が刺さったままにできるが、針がなくなるとすぐに傷口が塞がってしまう。
やはり強い攻撃をしなければならないとセネカは確信した。
オークの攻撃を躱し、針で打ち払いながら隙を伺う。
戦いの主導権は一見オークが握っている。セネカが守りに傾いているからだ。しかし、この戦況はセネカの思惑通りだった。
もしオークが考えなしに突っ込んでくれば、それは脅威だっただろう。だが、彼には知恵があった。恐れることもあるし、怒ることもある。
針の攻撃は恐怖心を煽るのだろうか。
剣で戦った時よりもオークが攻撃をさせまいと立ち回っているようにセネカは感じた。
オークの意識は完全に針に向いている。怯えのような感情が見え隠れしている。
セネカはオークの鼻先目掛けて針を突き出した。
オークが思わずのけぞったので、オークの左足を内股から外に向けて全力で蹴り払った。
突然足を払われたオークは体勢を崩す。
好機が来た。
セネカは針を両手で握りしめ、オークの胸に向かって思いっきり突き刺した。
ぷつっとした感触が手に伝わる。
これまではこの先に進めなかった。
セネカはスキルを発動する。
肉の隙間を【縫って】針を奥に通す。
骨の隙間を【縫って】針で臓器を貫く。
そして、セネカは針に纏わせた魔力を火の属性に変換した。
「ぷぎゃああああああ」
耳障りな絶叫が辺りに広がり、静かになった頃、オークは死に絶えた。
◆
「何とかなった⋯⋯」
ゆっくりと歩いてきたセネカをプラウティアは眺めていた。
マイオルは飛び出して、セネカの肩に触れながら讃えている。
「本当に倒しちゃった⋯⋯」
セネカはレベル3だ。
そこだけ見ればオークを倒してもおかしくはない。
だが、攻撃力が足りていなかった。
これまではオークに致命的な攻撃を与えることはできなかった。
だがセネカは新たな技でその問題を克服した。
傍目にはセネカが何をしたのかプラウティアにはわからない。けれど針はオークの身体に深く刺さっていった。うまく言葉にできなかったけれど、何か重大なものを見た気がした。
◆
しばらくバルニ圏谷で修行をした後、一行は現地で解散することになった。
残りの期間はそれぞれが一人で活動する。
セネカは依頼を受けながらバエティカを目指す。キトも帰省しているはずなので落ち合う予定だ。その後、マイオルのいるルシタニアに向かう。ルシタニアではアンダの家に泊めてもらってゆっくり過ごすつもりだ。
『月下の誓い』の四人はこの休みで格段に強くなった。同時に各々の課題が明確になった期間でもあった。
これから強くなっていく上で何が必要なのか考えながら、四人は新たな道を進んでいった。
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