アスペでADDな母娘

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アスペな母娘、そして家族

【ワーキングホリデー】

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フィリピン留学を終え、
私は一旦実家へと帰った。



でも、すでにワーキングホリデーが控えてました。
バンクーバーです!
初のキャナダです。

不安と期待でいっぱいになりながらも、
すごく楽しみだった。
うん。そして、現在に至るわけです。

年齢以外は実話。



あ、でも、私は現実では診断されていません。
健常者として扱われると、生きていけないからです。
だから、私はアスペルガーまでとは言わなくても、

『苦手なこと』を言います。

今までも努力してきましたが、どうしてもできませんって言います。
できないことを、できないと言う勇気が必要です。


周りがどうしても見えづらいこと。
それがわざとではないこと。
具体的に言ってくれないとわからないこと。
方向を考えるのが苦手なこと。
電話しながらメモするのが難しいことがあること。


いい年してできないです。
でも、仕方ないです。

最初は半信半疑でも、
本当にできないということはいずれ理解してもらえます。

診断されてない以上ははなからアスペルガーとは言えません。



でも、皆さん、発達障害は診断されるのも難しいんですよ。
誤診なんてよくあります。
病院たらいまわしです。
だから、はっきりさせたいなら多少お金がかかっても、
県外に出て有名な先生に見てもらった方がいいです。

たとえ待ち時間が長くても。
何ヵ月待ちでも、価値はあります。


それか、地方の発達障害センターなどもいいかもしれませんね。


診断は基本的には『心療科』ですね。
あとは、カウンセラーに行った方がいいですよ。
とにかく話を聞いてもらうだけてもいいです。

カウンセラーの人が、「あなたうざい」なんて言いませんから。


私は、発達障害で苦しむ人の味方です。
皆さんが、幸せになることを祈っています。


私は海外にこられて幸せです。
「気が利かない」とはあまり言われないし、
なぜだか英語の方が自分の思いを伝えられます。


さらに、ちゃんと言えば理解してくれる。
「精神力が弱いんだ」なんて言われません。


でも、日本はやっぱり好きですよ。
食べ物が美味しいし。
健康的。
気候もいい。


でも、私はキャナダも好きです。

食べ物は日本には負けますが、
障害者に対する認知度が高く、 
あちらこちらに車イスに乗った障害者の方がたくさんいます。
1日数人は絶対見かけます。

『外出できる』ってことは、
それだけ他の人が寛容だからです。
変な目で見られたら嫌ですよね。


バスだって車イスで乗れます。
ウィーンって音をたてながら、スロープが乗り口と降り口に出てきます。すごいです。
電車も乗れます。ホームと電車に隙間がありません。
時々知らない人が押してあげたり、
車イスを持ち上げたりしていることも珍しくないです。


できないことがあってもとっても寛容。
ありがたいです。


そこに甘えすぎてはダメですが、
日本ではやはり辛かったです。

そんなことがなんでできないの?

そう言われる度、できない自分に苦しみました。


皆さんが、少しでも発達障害を認知してくれますように。

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