アスペでADDな母娘

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アスペな母娘、そして家族

【たわし】

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『たわし』


私は、縮毛矯正をかけるまでは、
周囲の人からそう呼ばれていました。


みなさん、陰毛を想像してください。
私は、それが頭から生えてきてました。


とにかくすごい天然パーマで、剛毛でした。
頭の毛がキモくて、
すごく辛かったのを覚えています。


私をたわしと呼んでいたのは、
小学生のクラスの一部の生徒。

辛かったから母に相談した。



そしたら、母は逆上する度に、
私をたわしと呼びつけるようになりました。


私が傷ついている、
という感情をあまり理解できなかったようです。
アスペは人の感情をくみ取るのがとっても苦手だからしかたない。


けどそんなことを知らない当時小学生6年生の私は、
母親と大喧嘩。
しかし、母は一歩も譲らない。
謝らない。

自分の内側でふつふつと煮えたぎる怒りを
何度こらえたことか。


みなさん、天然パーマは生まれ持ったものです。
アスペルガーと一緒です。

つまり、個性なんです。

海外に行けば、くるくるの天然パーマなんか
そこら中にいるので、対して珍しくありません。
でも、日本ではくるくるのうねうねパーマは珍しい。

さらにつやのない剛毛ともなれば、
いじめの対象になりかねます。


生まれ持ったものを否定される辛さを想像できますか?


それは、黒人の肌をバカにするのと同じことです。
皆さん、黒人の肌をバカになんかしますか?
しないですよね。だってみんなそれが差別だと知っているから。



生まれ持ったものは、ぜひほめてあげてください。
それは、その人が持つ輝かしい個性です。

本当にバカにしたいなら、
せめて心の中にしまってください。
本人を傷つけないでほしい。
私からの、願いです。
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