8 / 16
綾
3
しおりを挟む
※不快になる事をする女なので、苦手な人は、飛ばしてください。
ちょっとの事で坂道を転がっていくようで、高橋さんと雅人さんは別れてくれた。
これで安心と思ったのに、雅人さんは、「やはり恭子がいい」と私との関係も終わりにしようとする。
冗談じゃない。
私がこんな扱い受けるなんて…
どうして?私と付き合うって言ったじゃない。
しばらくして、雅人さんが高橋さんに復縁迫って失敗したと聞いた。
バカらしい…私に振り向かないなら、もう連絡取らない。
意地っ張りかもしれないが、私にだってプライドはあるの。
ちょうど果歩から、高橋さんのツテでまた合コン誘われたし、新しい男見つけようっと切り替える。
そして、今回は高橋さんの職場の同僚らしい人が、一番良さそうと思ったので、隣の席を陣取る。
二次会も来てくれて、チャンスだと思っていた。
「沼田さんて、高橋さんと仲良いの?」
「そうですね。わりと親しいと思いますよ。」
「彼女って、大人しくてあまり話さないけど、友達の前でもそうなのかなって。」
「結構、モテるから、彼氏とかすぐできるみたいなんですよ。」
「じゃあ遊んでいるってこと?」
「私たちは友達なのに誘ってもらえない事が多いけど、あちこちで合コン行ってるみたい。彼氏と別れたみたいだから男漁りじゃないのかな。」
「そうなんだ。」
「それより今度遊びに行きましょうよ。」
「沼田さん、話が聞けてよかったよ。それで、彼女について、へんなうわさを流すな。」
急に飯田さんの雰囲気が変わった。たぶんこの人、私に探りを入れるために二次会に来たんだと気づいた。
「飯田さんは、高橋恭子と仲がいい?」
「そうだね。春からずっと友達。君のやったことも知ってるよ。」
この一言で、私の事をこの人がどう思っているか?分かる。
「あなたと高橋さんに近寄らなければいいんでしょ?」
あんな子より私の方がいいのに、あれがいいなら私に近寄らないでくれればいい。
他の3人は、高橋さんとそれほど仲がいいわけじゃないらしいから、悪評広めておいてあげよう。
私から直接じゃなくても、会社内で噂が広まれば、会社にいられなくなるはず。
あの子が、私より良い会社の正社員なんて認めない。
なぜ、ここまであの子が気に入らないのか、わからない。
それでもどうしても許せないのだ。
「綾ちゃんは、この後どうする?」
原田さんに誘われて、2人で店を出る。
顔は好みじゃないけど、とりあえず付き合ってみないとね。
今日のところは、妥協しましょ。
私を私だけを愛してくれる、私にふさわしい人を探して何が悪い?
ライバルを蹴落として、自分に最高の男を手に入れるのよ。
~~~~~~~~~~~~~~~
しばらくして、妊娠した事がわかった。
間違いなく、あの日の原田だと思う。
あいつ避妊しないで、中出ししやがったから…
そして言われたのは…
「本当に俺の子かよ。それに俺、本命が別にいるから。もう連絡してくんな。」
私だって、あんたに本気じゃなかったわよ。
なんであんなサイテー男と寝ちゃったんだろう…
私は、最高の男と結婚してしあわせになるのに。
どうにも出来ず、堕ろすことしか出来ない自分が悔しかった。
ちょっとの事で坂道を転がっていくようで、高橋さんと雅人さんは別れてくれた。
これで安心と思ったのに、雅人さんは、「やはり恭子がいい」と私との関係も終わりにしようとする。
冗談じゃない。
私がこんな扱い受けるなんて…
どうして?私と付き合うって言ったじゃない。
しばらくして、雅人さんが高橋さんに復縁迫って失敗したと聞いた。
バカらしい…私に振り向かないなら、もう連絡取らない。
意地っ張りかもしれないが、私にだってプライドはあるの。
ちょうど果歩から、高橋さんのツテでまた合コン誘われたし、新しい男見つけようっと切り替える。
そして、今回は高橋さんの職場の同僚らしい人が、一番良さそうと思ったので、隣の席を陣取る。
二次会も来てくれて、チャンスだと思っていた。
「沼田さんて、高橋さんと仲良いの?」
「そうですね。わりと親しいと思いますよ。」
「彼女って、大人しくてあまり話さないけど、友達の前でもそうなのかなって。」
「結構、モテるから、彼氏とかすぐできるみたいなんですよ。」
「じゃあ遊んでいるってこと?」
「私たちは友達なのに誘ってもらえない事が多いけど、あちこちで合コン行ってるみたい。彼氏と別れたみたいだから男漁りじゃないのかな。」
「そうなんだ。」
「それより今度遊びに行きましょうよ。」
「沼田さん、話が聞けてよかったよ。それで、彼女について、へんなうわさを流すな。」
急に飯田さんの雰囲気が変わった。たぶんこの人、私に探りを入れるために二次会に来たんだと気づいた。
「飯田さんは、高橋恭子と仲がいい?」
「そうだね。春からずっと友達。君のやったことも知ってるよ。」
この一言で、私の事をこの人がどう思っているか?分かる。
「あなたと高橋さんに近寄らなければいいんでしょ?」
あんな子より私の方がいいのに、あれがいいなら私に近寄らないでくれればいい。
他の3人は、高橋さんとそれほど仲がいいわけじゃないらしいから、悪評広めておいてあげよう。
私から直接じゃなくても、会社内で噂が広まれば、会社にいられなくなるはず。
あの子が、私より良い会社の正社員なんて認めない。
なぜ、ここまであの子が気に入らないのか、わからない。
それでもどうしても許せないのだ。
「綾ちゃんは、この後どうする?」
原田さんに誘われて、2人で店を出る。
顔は好みじゃないけど、とりあえず付き合ってみないとね。
今日のところは、妥協しましょ。
私を私だけを愛してくれる、私にふさわしい人を探して何が悪い?
ライバルを蹴落として、自分に最高の男を手に入れるのよ。
~~~~~~~~~~~~~~~
しばらくして、妊娠した事がわかった。
間違いなく、あの日の原田だと思う。
あいつ避妊しないで、中出ししやがったから…
そして言われたのは…
「本当に俺の子かよ。それに俺、本命が別にいるから。もう連絡してくんな。」
私だって、あんたに本気じゃなかったわよ。
なんであんなサイテー男と寝ちゃったんだろう…
私は、最高の男と結婚してしあわせになるのに。
どうにも出来ず、堕ろすことしか出来ない自分が悔しかった。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
そんな目で見ないで。
春密まつり
恋愛
職場の廊下で呼び止められ、無口な後輩の司に告白をされた真子。
勢いのまま承諾するが、口数の少ない彼との距離がなかなか縮まらない。
そのくせ、キスをする時は情熱的だった。
司の知らない一面を知ることによって惹かれ始め、身体を重ねるが、司の熱のこもった視線に真子は混乱し、怖くなった。
それから身体を重ねることを拒否し続けるが――。
▼2019年2月発行のオリジナルTL小説のWEB再録です。
▼全8話の短編連載
▼Rシーンが含まれる話には「*」マークをつけています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる