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「ん…」
「目が覚めた?」
自室のベッドにアーノルドに抱きしめられながら寝ていることに気付いて、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分で身体を起こそうとして、身体のだるさと何も纏っていないことに気付いて動けなくなる。
「いま何時くらい?」
「そうだな。もう夜だが、何か食べるなら、侍女を呼ぶが。」
たしかに月明かりで部屋は明るいが、すっかり静かになっているところをみるとかなり遅い時間だと思われた。
「食欲ないから、いいかな。アーノルドは?」
「エイミーが眠ってから、一回ギルフォード公爵やアルヴィンと話をしてきた時に軽く食べているから。」
「ねぇ、何で私だけ何も着てないの?」
「下手に動かして、目が覚めたり嫌な気持ちにになったら困るから。」
「じゃあ、目が覚めたから着るわ。」
「ダメ。さっきのは、上書きだから。今度はちゃんとエイミーを愛したい。」
それからアーノルドは、私をもう一度、今度は大切な女の子として抱いてくれた。
朝、まだ早い時間に目が覚めるとまだ横にアーノルドが寝ていて、ほっとする。
よく眠っているアーノルドの頬にキスを落とした。
それから1人で着られるワンピースを着て、手紙を二通さっと書き上げると近くにあったバッグに着替えとお金を詰め込み、部屋をそっと出た。
早朝の駅には、様々な地方へ向かう乗り合い馬車が出発時間を待っている。
私は、ギルフォード公爵領に近い街に向かう馬車に乗り込んだ。
~~~~~~~~~~~~~~~
アーノルド
色々と迷惑をかけてごめんなさい。思い出をありがとう。
私のことは忘れてください。
あなたの幸せを祈っています。
お父様、お母様、お兄様
私のために大変、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
親不孝な娘はいなかったと思っていただければ…
今までお世話になりました。
~~~~~~~~~~~~~~~
「目が覚めた?」
自室のベッドにアーノルドに抱きしめられながら寝ていることに気付いて、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分で身体を起こそうとして、身体のだるさと何も纏っていないことに気付いて動けなくなる。
「いま何時くらい?」
「そうだな。もう夜だが、何か食べるなら、侍女を呼ぶが。」
たしかに月明かりで部屋は明るいが、すっかり静かになっているところをみるとかなり遅い時間だと思われた。
「食欲ないから、いいかな。アーノルドは?」
「エイミーが眠ってから、一回ギルフォード公爵やアルヴィンと話をしてきた時に軽く食べているから。」
「ねぇ、何で私だけ何も着てないの?」
「下手に動かして、目が覚めたり嫌な気持ちにになったら困るから。」
「じゃあ、目が覚めたから着るわ。」
「ダメ。さっきのは、上書きだから。今度はちゃんとエイミーを愛したい。」
それからアーノルドは、私をもう一度、今度は大切な女の子として抱いてくれた。
朝、まだ早い時間に目が覚めるとまだ横にアーノルドが寝ていて、ほっとする。
よく眠っているアーノルドの頬にキスを落とした。
それから1人で着られるワンピースを着て、手紙を二通さっと書き上げると近くにあったバッグに着替えとお金を詰め込み、部屋をそっと出た。
早朝の駅には、様々な地方へ向かう乗り合い馬車が出発時間を待っている。
私は、ギルフォード公爵領に近い街に向かう馬車に乗り込んだ。
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アーノルド
色々と迷惑をかけてごめんなさい。思い出をありがとう。
私のことは忘れてください。
あなたの幸せを祈っています。
お父様、お母様、お兄様
私のために大変、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
親不孝な娘はいなかったと思っていただければ…
今までお世話になりました。
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