21 / 29
第2章 始まりの地
第2話 死霊の還る場所レディベト
しおりを挟む
その剣で切りかかると死霊は後方へと飛び退いた。どうやら火は苦手なようだ。これで1つまた前進をした。焚火の裏に隠れるように陣取るとまるで恐れるように近づこうとしない。これは使える!!
ロレッタは剣を横に薙ぎ払い何体かの骸骨を一掃した。やはり当たる直前で消えてしまうが火は例外だった。一体に燃え移ると連動して次々に燃え移って火だるまになっていった。
(これはいけるかもしれない……)
そう心の中で思ったとき背後から声が聞こえた。
「おーい君、こっちこっち!!」
声がする方を振り返ると黒装束の男性が大きなカバン?を抱え立っていた。
(誰だろう……いつからそこにいたんだろう)
疑問点は多いが突破口が完璧には見つかっていないため縋ってみることにした。
男性の方に向かったが景色は変わらず相変わらず周りを濃い霧が纏わりついてくる。
「可哀想に。どうやら術にかかってしまってるようだね。でももう大丈夫、僕が解いてあげるから」
男性はにこっと笑うと十字架を手に取り呪文を唱えた。
「古の亡者たちよ。朽ちてなお徘徊せし哀れな魂よ、浄化の焔にて砂に還さん。墓守の鎮魂歌レクイエムロード!!」
蒼き炎がロレッタの周りに群がっていた死霊の群れに広がっていきみるみるうちに灰になっていく。それと同時にようやく視界が晴れ、元の森の景色が広がってきた。あっという間の解決に唖然とした。
「大丈夫?怪我は無いかい」
男性が優しく声を掛けてくれた。白髪の髪に白い眼。黒色のローブに十字架の紋章が刻まれていた。呆気に取られていたロレッタはぼぅっとしていたこともあり反応に遅れてしまった。
ロレッタは剣を横に薙ぎ払い何体かの骸骨を一掃した。やはり当たる直前で消えてしまうが火は例外だった。一体に燃え移ると連動して次々に燃え移って火だるまになっていった。
(これはいけるかもしれない……)
そう心の中で思ったとき背後から声が聞こえた。
「おーい君、こっちこっち!!」
声がする方を振り返ると黒装束の男性が大きなカバン?を抱え立っていた。
(誰だろう……いつからそこにいたんだろう)
疑問点は多いが突破口が完璧には見つかっていないため縋ってみることにした。
男性の方に向かったが景色は変わらず相変わらず周りを濃い霧が纏わりついてくる。
「可哀想に。どうやら術にかかってしまってるようだね。でももう大丈夫、僕が解いてあげるから」
男性はにこっと笑うと十字架を手に取り呪文を唱えた。
「古の亡者たちよ。朽ちてなお徘徊せし哀れな魂よ、浄化の焔にて砂に還さん。墓守の鎮魂歌レクイエムロード!!」
蒼き炎がロレッタの周りに群がっていた死霊の群れに広がっていきみるみるうちに灰になっていく。それと同時にようやく視界が晴れ、元の森の景色が広がってきた。あっという間の解決に唖然とした。
「大丈夫?怪我は無いかい」
男性が優しく声を掛けてくれた。白髪の髪に白い眼。黒色のローブに十字架の紋章が刻まれていた。呆気に取られていたロレッタはぼぅっとしていたこともあり反応に遅れてしまった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
君が僕を呼んだから
radio
ファンタジー
「君が僕を呼んだから」
そんな声が聞こえた気がした。
そして俺は目を瞑った。
「ここはどこだ?」
目が覚めると暗い空間に俺はいた。
初めての作品です。
はめられた主人公が復讐する話。
つたない文章ですがお付き合い願えたら嬉しいです。
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる