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第1章過去編
第2話 地獄絵図
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あなたの眼を覚まさせてあげる。竜を貫きし鬼神の刃。灼熱の炎を纏いし、鬼神の刃が姿を現した。
「この刃であなたの心を解放してあげます」
煉獄の炎帝!!剣の切っ先から溢れ出る炎が直線的にリリユスへ向かって襲いかかった。この炎は相手の魔力を喰らいつくす。リリユスはその炎に対し防御魔法シルドレイスを唱えると不気味な顔の付いた盾が姿を現した。
「無駄ですよ。私の高貴な炎はすべてを焼き尽くすまで止まないわ!!」
「ええ……分かってます。私は時間稼ぎ……消せないなら喰らうだけ」
盾が大きな口を開け、少しずつ炎を飲み込んでいく。まるで餌を喰らう猛獣のように禍々しい歯が生え喰らう度に嬉しそうに微笑んだ。
「これはね。まだ細工があるの。相手の魔力を自身の力に変えることが出来るの。便利でしょ」
にこっと満面の笑みを浮かべているのが何とも憎らしい。
リリユスはエドヴァンの炎魔法を完全に取り込んだ盾の口がぱんぱんに膨らんでいる。これは嫌な予感しかしない。
「エドヴァン、急いで防御魔法を!!」
マザーが危険を察知していち早く声掛けをした。
聖なる光りよ。我らを守る盾とならん強靭な鱗盾。
2人を覆う球体状の盾が覆う。表面にはドラゴンの鱗がびっしり覆われ堅牢な砦が構築された。さらにマザーの叡智の恵みの力がエドヴァンの魔力を回復させた。
「マザーには禁書の在処の結界を解いてもらうたいし、今までお世話になった分、手は出したくない。でも、半殺し許されてる。だから、あまり出てこないで……」
リリユスは睨みを利かせ不機嫌そうな顔を見せている。
「この刃であなたの心を解放してあげます」
煉獄の炎帝!!剣の切っ先から溢れ出る炎が直線的にリリユスへ向かって襲いかかった。この炎は相手の魔力を喰らいつくす。リリユスはその炎に対し防御魔法シルドレイスを唱えると不気味な顔の付いた盾が姿を現した。
「無駄ですよ。私の高貴な炎はすべてを焼き尽くすまで止まないわ!!」
「ええ……分かってます。私は時間稼ぎ……消せないなら喰らうだけ」
盾が大きな口を開け、少しずつ炎を飲み込んでいく。まるで餌を喰らう猛獣のように禍々しい歯が生え喰らう度に嬉しそうに微笑んだ。
「これはね。まだ細工があるの。相手の魔力を自身の力に変えることが出来るの。便利でしょ」
にこっと満面の笑みを浮かべているのが何とも憎らしい。
リリユスはエドヴァンの炎魔法を完全に取り込んだ盾の口がぱんぱんに膨らんでいる。これは嫌な予感しかしない。
「エドヴァン、急いで防御魔法を!!」
マザーが危険を察知していち早く声掛けをした。
聖なる光りよ。我らを守る盾とならん強靭な鱗盾。
2人を覆う球体状の盾が覆う。表面にはドラゴンの鱗がびっしり覆われ堅牢な砦が構築された。さらにマザーの叡智の恵みの力がエドヴァンの魔力を回復させた。
「マザーには禁書の在処の結界を解いてもらうたいし、今までお世話になった分、手は出したくない。でも、半殺し許されてる。だから、あまり出てこないで……」
リリユスは睨みを利かせ不機嫌そうな顔を見せている。
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