ラズとリドの大冒険

大森かおり

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 夜になると、約束どおり、ラズとネルーピー、リドの二人と一匹は、食べ物を持って、船から出したボートに乗り、島に向かった。
 それから島にたどり着くと、ボートから降りて、島の中心を目指して歩いた。
 すると、少し歩いたところの、白い砂浜の上に、
『ラズ、ようこそ! リペール島へ』と書いてある、貝殻やサンゴなどで飾りつけされた、看板が置かれているのに気づいた。
 ラズは、誰かが、わざわざ自分のために作ってくれた、その看板を見て、うきうきした気持ちになりながら、先へと進んだ。
「ラズ、リド! 待っていたよ」
 砂浜の上に立っていたモルティが、二人の姿を見つけた瞬間、パッと、顔を明るくさせて、声をかけてきた。
「さあ、こっちへきて」
 そう言うと、モルティは、ラズとリドの二人を、島の中心へと案内した。
 この時、すでに島の上には、長いテーブルが用意されていて、自由に立食ができるようになっていた。そして、そのテーブルの周りには、ヤモン、ミメッタ、ラニーとルニーの四人が、ラズとリドの到着を、今か今かと、待っているようだった。
「ラズ、リド。ようやくきたわね」
 待ちくたびれたかのように、ミメッタが言った。
「遅いじゃない!」
 続けて、ラニーが言った。
「私たち、もうお腹がぺこぺこなのよ」
 ラニーの隣にいるルニーも、退屈そうにして、コップを持ちながら立っていた。
「まあ、ごめんなさい」
 ラズが謝った。
「到着が少し、遅かったかしら?」
「いいや、そんなことはない。大丈夫だ」
 ヤモンが落ち着きながら、ラズにそう言った。
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