77 / 387
5
1
しおりを挟む
夜になると、約束どおり、ラズとネルーピー、リドの二人と一匹は、食べ物を持って、船から出したボートに乗り、島に向かった。
それから島にたどり着くと、ボートから降りて、島の中心を目指して歩いた。
すると、少し歩いたところの、白い砂浜の上に、
『ラズ、ようこそ! リペール島へ』と書いてある、貝殻やサンゴなどで飾りつけされた、看板が置かれているのに気づいた。
ラズは、誰かが、わざわざ自分のために作ってくれた、その看板を見て、うきうきした気持ちになりながら、先へと進んだ。
「ラズ、リド! 待っていたよ」
砂浜の上に立っていたモルティが、二人の姿を見つけた瞬間、パッと、顔を明るくさせて、声をかけてきた。
「さあ、こっちへきて」
そう言うと、モルティは、ラズとリドの二人を、島の中心へと案内した。
この時、すでに島の上には、長いテーブルが用意されていて、自由に立食ができるようになっていた。そして、そのテーブルの周りには、ヤモン、ミメッタ、ラニーとルニーの四人が、ラズとリドの到着を、今か今かと、待っているようだった。
「ラズ、リド。ようやくきたわね」
待ちくたびれたかのように、ミメッタが言った。
「遅いじゃない!」
続けて、ラニーが言った。
「私たち、もうお腹がぺこぺこなのよ」
ラニーの隣にいるルニーも、退屈そうにして、コップを持ちながら立っていた。
「まあ、ごめんなさい」
ラズが謝った。
「到着が少し、遅かったかしら?」
「いいや、そんなことはない。大丈夫だ」
ヤモンが落ち着きながら、ラズにそう言った。
それから島にたどり着くと、ボートから降りて、島の中心を目指して歩いた。
すると、少し歩いたところの、白い砂浜の上に、
『ラズ、ようこそ! リペール島へ』と書いてある、貝殻やサンゴなどで飾りつけされた、看板が置かれているのに気づいた。
ラズは、誰かが、わざわざ自分のために作ってくれた、その看板を見て、うきうきした気持ちになりながら、先へと進んだ。
「ラズ、リド! 待っていたよ」
砂浜の上に立っていたモルティが、二人の姿を見つけた瞬間、パッと、顔を明るくさせて、声をかけてきた。
「さあ、こっちへきて」
そう言うと、モルティは、ラズとリドの二人を、島の中心へと案内した。
この時、すでに島の上には、長いテーブルが用意されていて、自由に立食ができるようになっていた。そして、そのテーブルの周りには、ヤモン、ミメッタ、ラニーとルニーの四人が、ラズとリドの到着を、今か今かと、待っているようだった。
「ラズ、リド。ようやくきたわね」
待ちくたびれたかのように、ミメッタが言った。
「遅いじゃない!」
続けて、ラニーが言った。
「私たち、もうお腹がぺこぺこなのよ」
ラニーの隣にいるルニーも、退屈そうにして、コップを持ちながら立っていた。
「まあ、ごめんなさい」
ラズが謝った。
「到着が少し、遅かったかしら?」
「いいや、そんなことはない。大丈夫だ」
ヤモンが落ち着きながら、ラズにそう言った。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】アシュリンと魔法の絵本
秋月一花
児童書・童話
田舎でくらしていたアシュリンは、家の掃除の手伝いをしている最中、なにかに呼ばれた気がして、使い魔の黒猫ノワールと一緒に地下へ向かう。
地下にはいろいろなものが置いてあり、アシュリンのもとにビュンっとなにかが飛んできた。
ぶつかることはなく、おそるおそる目を開けるとそこには本がぷかぷかと浮いていた。
「ほ、本がかってにうごいてるー!」
『ああ、やっと私のご主人さまにあえた! さぁあぁ、私とともに旅立とうではありませんか!』
と、アシュリンを旅に誘う。
どういうこと? とノワールに聞くと「説明するから、家族のもとにいこうか」と彼女をリビングにつれていった。
魔法の絵本を手に入れたアシュリンは、フォーサイス家の掟で旅立つことに。
アシュリンの夢と希望の冒険が、いま始まる!
※ほのぼの~ほんわかしたファンタジーです。
※この小説は7万字完結予定の中編です。
※表紙はあさぎ かな先生にいただいたファンアートです。
精霊の国に嫁いだら夫は泥でできた人形でした。
ひぽたま
児童書・童話
琥珀は虹の国の王女。
魔法使いの国の王太子、ディランに嫁ぐ船上、おいしそうな苺を一粒食べたとたんに両手をクマに変えられてしまった!
魔法使いの国の掟では、呪われた姫は王太子の妃になれないという。
呪いを解くために、十年間の牛の世話を命じられて――……!
(「苺を食べただけなのに」改題しました)
夢の中で人狼ゲーム~負けたら存在消滅するし勝ってもなんかヤバそうなんですが~
世津路 章
児童書・童話
《蒲帆フウキ》は通信簿にも“オオカミ少年”と書かれるほどウソつきな小学生男子。
友達の《東間ホマレ》・《印路ミア》と一緒に、時々担任のこわーい本間先生に怒られつつも、おもしろおかしく暮らしていた。
ある日、駅前で配られていた不思議なカードをもらったフウキたち。それは、夢の中で行われる《バグストマック・ゲーム》への招待状だった。ルールは人狼ゲームだが、勝者はなんでも願いが叶うと聞き、フウキ・ホマレ・ミアは他の参加者と対決することに。
だが、彼らはまだ知らなかった。
ゲームの敗者は、現実から存在が跡形もなく消滅すること――そして勝者ですら、ゲームに潜む呪いから逃れられないことを。
敗退し、この世から消滅した友達を取り戻すため、フウキはゲームマスターに立ち向かう。
果たしてウソつきオオカミ少年は、勝っても負けても詰んでいる人狼ゲームに勝利することができるのだろうか?
8月中、ほぼ毎日更新予定です。
(※他小説サイトに別タイトルで投稿してます)
見える私と聞こえる転校生
柚木ゆず
児童書・童話
「この中に、幽霊が見える人はいませんか?」
幽霊が見える中学1年生の少女・市川真鈴のクラスに転校生としてやって来た、水前寺良平。彼のそんな一言が切っ掛けとなり、真鈴は良平と共に人助けならぬ幽霊助けをすることになるのでした――。
君との恋はシークレット
碧月あめり
児童書・童話
山田美音は、マンガとイラストを描くのが好きな中学二年生。学校では黒縁メガネをかけて地味に過ごしているが、その裏で人気ファッションモデル・星崎ミオンとして芸能活動をしている。
母の勧めでモデルをしている美音だが、本当は目立つことが好きではない。プライベートでは平穏に過ごしたい思っている美音は、学校ではモデルであることを隠していた。
ある日の放課後、美音は生徒会長も務めるクラスのクールイケメン・黒沢天馬とぶつかってメガネをはずした顔を見られてしまう。さらには、教室で好きなマンガの推しキャラに仕事の愚痴を言っているところを動画に撮られてしまう。
そのうえ、「星崎ミオンの本性をバラされたくなかったら、オレの雑用係やれ」と黒沢に脅されてしまい…。
先祖返りの姫王子
春紫苑
児童書・童話
小国フェルドナレンに王族として生まれたトニトルスとミコーは、双子の兄妹であり、人と獣人の混血種族。
人で生まれたトニトルスは、先祖返りのため狼で生まれた妹のミコーをとても愛し、可愛がっていた。
平和に暮らしていたある日、国王夫妻が不慮の事故により他界。
トニトルスは王位を継承する準備に追われていたのだけれど、馬車での移動中に襲撃を受け――。
決死の逃亡劇は、二人を離れ離れにしてしまった。
命からがら逃げ延びた兄王子と、王宮に残され、兄の替え玉にされた妹姫が、互いのために必死で挑む国の奪還物語。
少年イシュタと夜空の少女 ~死なずの村 エリュシラーナ~
朔雲みう (さくもみう)
児童書・童話
イシュタは病の妹のため、誰も死なない村・エリュシラーナへと旅立つ。そして、夜空のような美しい少女・フェルルと出会い……
「昔話をしてあげるわ――」
フェルルの口から語られる、村に隠された秘密とは……?
☆…☆…☆
※ 大人でも楽しめる児童文学として書きました。明確な記述は避けておりますので、大人になって読み返してみると、また違った風に感じられる……そんな物語かもしれません……♪
※ イラストは、親友の朝美智晴さまに描いていただきました。
未来スコープ・コンセプト絵本 ―みらいのたまごとカメのトト―
米田悠由
絵本
「ちゃんと ふつうに しなさい!」
──どうして ぼくは みんなみたいに できないんだろう……
森の奥で、のんびり屋のカメ・トトは「みらいのたまご」を見つけます。
そのたまごには、見えた未来 がほんとうになる不思議な力がありました。
トトは、たまごに映る立派な姿を なりたい自分 だと信じて、努力を始めます。
でも、仲間たちとの出会いを通して、少しずつ問いが生まれます。
──それは、ほんとうにぼくが望む未来なのかな?
やがて、たまごは失われ、未来も見えなくなります。
けれどその喪失の中で、トトは気づきます。
「未来は、見えるものじゃなくて、歩きながらつくっていくもの」
誰かに決められた 普通 ではなく、自分のペースで、自分らしく生きることを選んだトト。
違いを抱えた仲間たちとの出会いが、トトの心をほどき、再び歩き出す力をくれました。
挫折と再生、多様性と希望を描いた、すべての 選び直したい人 にそっと寄り添う絵本です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる