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5 地獄行きジェットコースター
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そのあと内田を見ると、男たちが決まって寝ている、床のスペースで寝袋にくるまり、ルーカスとおなじく、まだ眠っている姿が確認できた。
「ルーカスだけならまだしも、内田さんまで……」
呆気にとられながら、乙葉が言った。
「ああ……肉まん最高……」
見ていると、突然、内田が目をつむったままそう言った。
「寝言まで言ってるわ」
乙葉は、当惑した顔で言った。
すると京一が、
「まだこの園内にこられたばかりだからな」と言った。
「きっとおつかれなんだろう。このまま寝かせておいてさしあげろ」
柚子はプッと吹き出すと、
「それにしても、肉まんって」と言った。
その時、乙葉は真剣な顔をして、
「ねえ、私たちだけでも、あの三人を探しにいかない?」と提案した。
「そうだな」
京一が同意した。
それを聞いた柚子は、途端に顔をしかめると、
「ええっ、もう放っておけばいいじゃない、あんなやつら」と反対した。
「ダメよ。放っておくと、またなにをしでかすかわからないもの」
用心深く乙葉が言った。
「たしかに、そうですね。僕も探しにいった方がいいと思います」
久遠が言った。
「もう、久遠さんまで。放っておけばいいのに」
不満げに柚子が言った。
「よし、そうと決まれば、いますぐいこう」
京一が言うと、寝ているルーカスと内田以外の四人は、全員小屋の外に出た。
権太と四郎、銀司の捜索開始だ。
食堂、土産屋、お化け屋敷……いつも鍵探しをする要領で、四人は園内を、次々と見てまわった。やがて、それほど時間をかけずに、思いつくところはすべてたしかめたはずだったが、権太たちの姿は、どこにも見当たらなかった。一体、どこへいってしまったんだろう。悩んだ乙葉は一旦、観覧車の前で立ち止まった。
「ルーカスだけならまだしも、内田さんまで……」
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「ああ……肉まん最高……」
見ていると、突然、内田が目をつむったままそう言った。
「寝言まで言ってるわ」
乙葉は、当惑した顔で言った。
すると京一が、
「まだこの園内にこられたばかりだからな」と言った。
「きっとおつかれなんだろう。このまま寝かせておいてさしあげろ」
柚子はプッと吹き出すと、
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その時、乙葉は真剣な顔をして、
「ねえ、私たちだけでも、あの三人を探しにいかない?」と提案した。
「そうだな」
京一が同意した。
それを聞いた柚子は、途端に顔をしかめると、
「ええっ、もう放っておけばいいじゃない、あんなやつら」と反対した。
「ダメよ。放っておくと、またなにをしでかすかわからないもの」
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「たしかに、そうですね。僕も探しにいった方がいいと思います」
久遠が言った。
「もう、久遠さんまで。放っておけばいいのに」
不満げに柚子が言った。
「よし、そうと決まれば、いますぐいこう」
京一が言うと、寝ているルーカスと内田以外の四人は、全員小屋の外に出た。
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