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第一章 白狼騎士団
8話 大浴場のハプニング
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自室で女王陛下への報告代わりの日報を付けていると、誰かがコンコンと私の部屋の戸を叩いた。
「はーい」
「ルカ、テオバルトです」
その声を聞いてすぐに戸を開ける。
「テオ、どうしたの?」
「さっき、ブラッドと一緒にお風呂に入ってきたので、多分彼と鉢合わせることはないと思いますので、その報告です」
テオ……何て気の利く王子様。
「わざわざ教えてくれてありがとう。もう少ししたら僕も行ってみることにするよ」
「はい、なかなか良いお湯でしたよ。では、明日から頑張りましょうね、おやすみなさい」
「うん、おやすみなさい~」
テオを見送って部屋に戻り時計を見ると、21時半を回ったところだった。
大浴場、どうしようか迷ってたけど、せっかくテオが教えてくれたし、あと1時間くらいしたら行ってみるかぁ。
⸺⸺
気付けば23時を回っていたので、私は急いでお風呂の準備をして大浴場へと向かった。
⸺⸺大浴場⸺⸺
脱衣所へ足を踏み入れると、誰もいないはずのそこには、まさかのオーウェン団長の姿があった。
彼はちょうど全部脱ぎ終わったところで、すっぽんぽんになっていた。
すっぽんぽんで仁王立ちする彼と目が合う。自然と下ろしてしまう視線。バッチリと目に入る“ソレ”。
「ぎゃぁあああああ変態っ!」
「!?」
私は咄嗟に持っていたバスタオルをオーウェン団長へ投げつけて、猛ダッシュでその場から逃げ出した。
何で!? ラスさん10時には全員入っちゃうって言ったじゃん!
まさか嘘ついたの!?
しかも何でよりにもよってあのオーウェン団長がいるのよ!?
股間……バッチリ見てしまった……。男の人の……初めて見た……。
というか私のあの反応……絶対おかしかったよね。男同士なら多分そうはならないもんね。
はぁ、終わったかもしれない。
うわぁぁぁん、こんなことなら変な欲出さずにシャワーで我慢しとけばよかった。
私は宿舎の屋上へと上がっていて、ボーッと満天の星を眺めた。
⸺⸺その頃ラスの部屋では。
「あっ、そういやオーウェン……みんなに気を使わせないためにわざと遅くに入ってたっけ……。やべ、すっかり忘れてたな……。あ、これマズいよな……うーん……明日謝っとこ」
「はーい」
「ルカ、テオバルトです」
その声を聞いてすぐに戸を開ける。
「テオ、どうしたの?」
「さっき、ブラッドと一緒にお風呂に入ってきたので、多分彼と鉢合わせることはないと思いますので、その報告です」
テオ……何て気の利く王子様。
「わざわざ教えてくれてありがとう。もう少ししたら僕も行ってみることにするよ」
「はい、なかなか良いお湯でしたよ。では、明日から頑張りましょうね、おやすみなさい」
「うん、おやすみなさい~」
テオを見送って部屋に戻り時計を見ると、21時半を回ったところだった。
大浴場、どうしようか迷ってたけど、せっかくテオが教えてくれたし、あと1時間くらいしたら行ってみるかぁ。
⸺⸺
気付けば23時を回っていたので、私は急いでお風呂の準備をして大浴場へと向かった。
⸺⸺大浴場⸺⸺
脱衣所へ足を踏み入れると、誰もいないはずのそこには、まさかのオーウェン団長の姿があった。
彼はちょうど全部脱ぎ終わったところで、すっぽんぽんになっていた。
すっぽんぽんで仁王立ちする彼と目が合う。自然と下ろしてしまう視線。バッチリと目に入る“ソレ”。
「ぎゃぁあああああ変態っ!」
「!?」
私は咄嗟に持っていたバスタオルをオーウェン団長へ投げつけて、猛ダッシュでその場から逃げ出した。
何で!? ラスさん10時には全員入っちゃうって言ったじゃん!
まさか嘘ついたの!?
しかも何でよりにもよってあのオーウェン団長がいるのよ!?
股間……バッチリ見てしまった……。男の人の……初めて見た……。
というか私のあの反応……絶対おかしかったよね。男同士なら多分そうはならないもんね。
はぁ、終わったかもしれない。
うわぁぁぁん、こんなことなら変な欲出さずにシャワーで我慢しとけばよかった。
私は宿舎の屋上へと上がっていて、ボーッと満天の星を眺めた。
⸺⸺その頃ラスの部屋では。
「あっ、そういやオーウェン……みんなに気を使わせないためにわざと遅くに入ってたっけ……。やべ、すっかり忘れてたな……。あ、これマズいよな……うーん……明日謝っとこ」
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