Vtuberにガチ恋してから付き合うまで

日本兵ヤマダ

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友達

また出会う

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またいい眠りができた。好きな物があるだけで人はここまで変わるなんてすごく驚いている。僕にもvtuberという趣味ができて本当に良かったよ。いつも通りの朝を過ごして僕は学校に向かうんだ。頭の中で鼻歌を奏でながら道を歩いた。学校につきいつものように机に顔を伏せた。そして授業が始まった先生の長い話、彼女を守るには頭も良くないとって思うと自分も頑張れるから先生の話も集中して聞ける。なんだか授業も楽しくなってきた。そして授業が終わり、トイレに行こうとした。その時衝撃的な物が僕の目に入った。

この人僕の好きなの絵を描いている…口から溢れ出そうな言葉を手で抑えた。僕はダッシュでトイレへ行った。
彼も、あの子の事が好きなのか…世の中には同担拒否という言葉が存在している。少年は友達になりたいと言う気持ちもあったが、彼にあの子を取られてしまうのでは?とも思ってしまう自分もいて悩んでいた。
どうしよう…友達になってみたい…でも彼にあの子が寝取られると考えると…その時は僕より彼の方が彼女にあっているということだ
。そうだ勝手に嫌いになってもどっちも良い事が無い。どっちにもメリットがある選択肢をとれ僕。彼と友達にならなくちゃ。 こんな風に気合い入れてるけど僕、友達作ったこと無いんだよね。どうしよう…考えろ…まず友達になるには話しかけないといけないよな。それにはが必要なんだよな。よし彼と話せる機会を探そう。

こうして教室に戻ってきた。まず彼と僕の席は結構離れているから授業中にはチャンスはない。そう考えると休み時間か放課後この短い時間しか無い。いっそのことストレートに友達になってくれって頼むか?いや絶対ダメだ。帰り道にぶつかる?だめだ少女漫画じゃないんだ。そうだ!委員会。彼は何委員会なんだ委員会の手伝いなどを通して仲良くなれば良いのでは?確か黒板にクラスの委員の人の名前が書いているはず…って生徒会!?うぅ生徒会はハードルが高くないか…そういえば彼クラスで一番頭が良いんだっけ。困った。これが俗に言う高嶺の花か(?)僕がここまで悩むなんて。これでも頭の良さはクラスで6位なんだけどな…友達とは実に難しい。一旦まとめよう授業中と委員会は無理なんだろ。やっぱり昼休みか放課後しかないか。昼休みの方が成功しやすそうだな。昼休みに仲良し大作戦を決行するのなら…良く見るアニメなら物を運んでいるのを手伝ってそこで会話が生まれて仲良くなるってのがあったけど。彼は生徒会の何をしているのだろう…生徒会が物を運ぶ…
なんか想像つかないな。そもそも物を運んでいるところに知らないやつが手伝うよってきたらキモくないか?やっぱり却下だな。そんな事を考えている内に学校が終わったってしまっていた。帰りの会が終わり帰ろうとしたら隣のギャルが俺に話しかけてきた
「山田くん。楽しんでるなって思ったら今度は何か悩み事?」
これは良い機会なのでは?相談して何かヒントを得よう
「ちょ、ちょとね僕今仲良くなりたい人がいるんだけど、全く話した事がない人だから、どうすれば友達になれるか考えていたんだ。」
「ふーん。それって女子?」
「あ、あの生徒会の子だよ」
「そっか。山田くんが友達ねぇ」
なんだよこいつ僕のこと昔から知っているみたいに言って。でも今は利用させてもらうよ
「色々あってね。でどうすれば良いと思う?」
「そんなの直接言いに行けば良いじゃないの」
そんな簡単に言いやがって
「そんな勇気、僕には無いんだよ。もっと良いの考えて。」
「ふっ意気地なし。」
っち。いちいちイラつくなぁ
「なら自然に話しかけられる場所が欲しいって訳ね」
良いこと言うじゃんか
「てかさ、なんで友達になりたいわけ?」
そっか教えておかないとな
「まぁ教えても良いかな。たまたま彼の席の横を通ったんだ、その時彼は僕の好きなvtuberの絵を描いていてね。僕って友達いないじゃん。だから、この人と友達になりたいなぁって思ってね。」
「やっぱ好きな物ができたから山田くん最近楽しそうだったんだね。」
気づいてたのか。そんなことはいいんだ
「まぁね。」
「ならさ!絵描いてるのみてさ君も、この人見ているの!?って話しかけちゃいなよ」
そんないきなり話しかけるなんてハードル高くないか?
「それはイキナリすぎない?」
「出会いはいつも唐突に!」
確かに彼女との出会いもイキナリだったな。
「それで明日行こうと思うよ相談乗ってくれてありがと。」
「いいよ。じゃ明日」
僕は明日の為にも。彼女の配信を見る為にも。走って家へ向かった。
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