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若者達の異世界生活

討入り

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アサシンギルドの報告にギルドマスターは
「ご苦労、あの男は死んだのだな」
「間違いない、キラースネークの毒付きナイフを喰らって生きた奴はいない、今頃苦しんで死んだはずだ」
「哀れだな、下級冒険者の癖にこの俺に歯向かうのが悪い」
「なんで、なんで、ゆうちゃんが」
チカは号泣していた
「ふむ、少し予定は違うがいらない虫は処分出来た、あとはこの娘の記憶を少々消せば完成だ」
「わたしに何をするつもり?」
「なに、次期王妃様に必要でない男の記憶を消さして貰うだけです」
「いや、絶対忘れたくない!!」
「きっと、後で感謝してくれるでしょう。おい、やってくれ」
「了解した、ちゃんと報酬は払ってくれよ」
「安心しろ、このマイク子爵、いや伯爵になるかな、うん、よし、このマイク伯爵は気前が良いからな、今後もいい関係を続けようではないか」
ギルドマスター マイクは絶好調であった
「では、スキルをはつど・・・」
「どうした?」
マイクがアサシンを見ると彼の首は無かった
「うわっ!?なんだこれは?」
ラスが奇襲をかけアサシンの首を消化した
「マスターの命令、チカを守る」
ラスはチカが拐われる際、服の中に隠れてチカの身を守っていた
「ラスよくやった」
そこにユウヤが駆け付けた

「なあ、そこのおっさん!よくも俺の女を拐ってくれたな、その首で償って貰うぞ」
「ゆうちゃん!!」
「貴様、死んだのではなかったのか?」
「だれが!女を拐われたまま死ねるか」
「アサシン達これはどういう事だ」
「もう一度殺せばいいだけだ、騒ぐな」
「そ、そうだな、奴は1人さっさと始末しろ」
「はっ!」
アサシンの1人が俺にナイフを投げ、そのすきに部屋内に展開しようとするが俺としてはチカを人質に取られる訳にもいかない為、草薙の剣の力で風を起こし、チカ以外の人間を壁に張り付けるよう圧をかける
「がはっ!」
何人か血を吐いてるようだが気にせずチカに近づく
「チカ無事か?ごめんな、守れなくて」
「ゆうちゃん、ゆうちゃん良かった生きてる」
チカは泣きながら俺を抱きしめ離れなかった
「おう、チカを拐われたまま死んだらおっさんに殺されそうだ」
「もう、今はお父さんはどうでもいいの!それより、もう一度言って?」
「うん?なにを?」
「わたしはゆうちゃんの何かな?」
言ってる意味が最初はわからなかったが、気付いた時、俺は自分でもわかるぐらい赤くなった
「今、気付いたでしょ?さあ、もう一度言ってくれないかな?」
「あ、あ、うー、そうだみんなまだ戦ってるはずだ救援に行かないと!」
俺は立ち上がろうとした
「あれ?カラダに力が入らない、なんだこれ?」
「ゆうちゃんどうしたの?」
「ごめん、パ○ラッシュなんだか眠くなってきた」
「わたし、パト○ッシュじゃないしそれ駄目なセリフだから」
ユウヤはケガの影響で魔力がうまく循環していなかった為、神具である草薙の剣を使うには魔力が足りなくなっていた
「ユウもういい?キコも入るよ」
意識がなくる寸前でキコの声が聞こえた
「キコ後は任した、ラスもチカの護衛してくれよ」
そう言うとユウヤは、安全は確保できたかな~と思いつつ意識を手放した
「キコ、ゆうちゃん、どうなっているの?」
「ユウは、魔力の使いすぎで寝たみたい神具の剣を使えば無理もない」
「キコ、ゆうちゃん大丈夫かな?」
「寝たら治る、それよりユウが起きるまでキコが2人を守る」
ユウヤが貼り付けにしたアサシンの首はすでにキコが刈り取りこの部屋に生きいるのは三人と一匹だけとなっていた

キコが首を刈り取る前にユウヤの魔力が弱まった隙をつきギルドマスターは何とか抜け出していた
「くそっ!なんで奴が生きてやがる、こうなればロビーにいる冒険者をけしかけ始末してくれる」
ギルドマスターはロビーに着くと悪夢を見ることになる
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