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若者達の異世界生活

町に帰還

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街に帰りギルドに向かい受付でキコの登録をするが
「あれ、故障かな?反応しませんね」
受付さんが困っていた
「気合だせよ、熱くなれよ」
と受付さんを煽っていたら
「あの~、魔物は登録できるのでしょうか?」
チカがカミングアウトした
「従魔?この子魔物なの?」
受付さんは混乱したが
「キコはフェンリルだぞ」
キコも名乗ってしまった
「フェンリル!?あの?!少々お待ちを、マスターーー」
奥に走っていった
「ありゃ、どうしよう?」
「待つしかないでしょ」
「まて、なのか?あとで撫でてくれる?」
奥から髭面のダンディーなおじ様を連れて受付さんが戻ってきた
「同伴出勤ですか?」
「違います、こちらがギルドマスターのマイクさんです」
「お前達が伝説のフェンリルと契約した冒険者か?フェンリルはどこだ?」
挨拶もなく高圧的に聞かれたから
「違います、チカが契約したのはポメラニアンのキコです」
とぼける事にした
「ポメラニアン?愛玩犬の?どういう事だ!」
「さっきフェンリルって言ったじゃないですか~」
「気のせいだ」
「ユウ、キコはフェンリルになったよ」
俺はキコを撫でまわし
「キコお前は血統書付きのポメラニアンだ、間違いないよな」
「あうー、そこもっとー」
顎下を撫でた
「ここか、ほら、おまえはポメラニアンと認めるよな」
「そこー、キコはポメラニアンです」
「と、本人も言っているのでポメラニアンです」
ユウヤはドヤ顔でいった
受付さん混乱している
「え、えーと」
「ゆうちゃんやめなさい、少女を撫でまわすのは見た目にアウトです」
「ぬう、仕方ないやめておこう」
「あれ?やめちゃうの、もっとしてー」
キコは足りなかったらしく、おねだりしてきた
「少女を撫でるのは駄目みたい」
「じゃあ、キコ、人化を解く」
そういうと狼の姿にもどる
「な、フェンリル!?」
ギルドマスターが驚いた反応をしている
「お前達契約出来ているのか?」
「わたしが契約しています」
「フェンリルのような神獣はしかるべき組織が管理する必要がある、契約をギルドに預けなさい」
「断る、こいつはちょっと大きくなったポメラニアンだ、それに家族を渡すつもりはない」
「しかし、決まりごとになっている」
「知らん、それに俺達だからついて来ているが、他の人だとどうなっても知らんぞ」
「キコ、他の人にはついていかないよ!!」
人化したキコが、威嚇しながらそういうと
「では、人化して冒険者登録をしておけ」
ギルドマスターは少し震えながらそう言うと奥に下がって行った
「なんだ、感じが悪い」
「まあまあ、取りあえず登録して帰ろ」
俺達キコの登録と依頼の達成を報告してギルドを後にした

「さて、用事も終わったし宿に向かうか」
俺達はシン達からの連絡を、待つ事にした
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