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若者達の異世界生活
宿屋
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「ゆうちゃん、どちらの宿にするの」
「チカはどっちがいい?」
「わたしお金持ってないよ」
「そこは気にしないで、二人の財布と思ってくれればいいよ」
「それって、ふうふ・・・」
なんかチカが固まったが取り敢えず龍安亭とやらについたので入ることにした
「いらっしゃいませ」
「あの泊まりたいけど部屋空いてる?」
「どちらのお部屋になさいますか?今ならスイート、ダブルが空いておりますが」
「値段を教えて貰える?」
「1泊でスイートは金貨10枚、ダブルで金貨2枚となっております」
「ならダブル2部屋・・・」
「まって、ダブル1部屋でお願いします」
「チカなにを言ってるの?」
「予算は押さえないと」
「いや、予算はあるからだいじょうぶ」
「それに知らないとこで1人は怖いから一緒に居て」
上目遣いのお願いに俺は勝つ事ができず
「ダブル1部屋でお願いします」
部屋に入ると思っていたより広くこれなら床で寝れるなと考えていたら
「床で寝ちゃだめだよ、一緒に寝るの」
「なぜ、考えているのがばれた」
「付き合いも長いからね」
「でも、まずいだろ中学生にもなって男と寝るのは」
「あれ、ゆうちゃんはわたしに欲情するの?」
顔を赤くしながらイタズラな顔をしているチカに
「チカのほうが妄想して寝れなくなるよー」
と反撃
「にゃ!わ、わたしは大丈夫だからね」
となにか気まずい空気が流れていたがその時はチカのお腹がきゅ~となった
「色気よりまずは食い気だね」
と突っ込むと枕で俺を叩きながら
「もう、もう」
と騒いでいた
「飯に行こ?」
少し落ち着いたとこでチカを誘い食堂に向かいおすすめセットを頼み席に着いた
「どんなのが出るのかな?」
チカはワクワクしてるみたいだが
「異世界初の食事だもんね、食べれるものでありますように」
「せっかくだからこっちの料理も覚えなきゃ」
料理が得意のチカらしく決意に燃えているみたいだった
出てきたメニューはビーフシチューにパンといった料理でチカは美味しいと食べていたが
俺は
「米が欲しい」
さっそく、日本にホームシックになりそうだった
「もう、ゆうちゃんそこは我慢だよ」
「明日は米を探そう後醤油、味噌も大事だ」
「優先順位違わない?普通生活基盤を手に入れるとか仲間を探すとか」
「仲間も米と醤油、味噌を探すはずさ」
「なんで決めつけているの?」
ちょっと呆れてるチカに
俺はふと考えた、自分は料理の腕がない事実に!なんとかしてチカに作ってもらわねば、俺は真剣な目をチカに向け
「なあチカ、米と醤油、味噌が見つかったら俺の為に料理をしてくれないか」
「えっ!それって、そーいう事だよね」
よし、手応えあり!
ここは料理が得意なチカにオネダリをする
「チカが作るご飯を食べて生活したいな、俺の為に味噌汁を作ってくれないか」
「あ、あのあの、はい、わたしでよければ」
顔を真っ赤にしながら承認を得たおれはガッツポーズをしていた
「まてーい!貴様この状況でなにプロポーズしている」
「???何言ってる?プロポーズ?どういう事だ?」
「おじょう、ご無事ですか、このケダモノめ!おじょうの優しい性格を逆手にとってこの状況でプロポーズをするとは!」
「おータクミお前も無事か?」
俺に声をかけてきたのは組員のタクミ15歳
ほとんど見習いではあるがおやっさんから盃を受けた正式な組員だ
「俺の無事はどうでもいい、それよりおじょうこいつに変な事をされませんでしたか?」
状況を認識したのかチカは
「タクミくんわたしは無事ですよ、ゆうちゃんに助けてもらってますし」
「しかし、こいつは誰もいないことを良いことにおじょうを手に入れようと画策した悪党ですぜ、さあ、俺と共に来てくださいすでに何人かと合流出来てます」
「なにを言うのかな?わたしはわたしの意思でゆうちゃんといます」
「おい、タクミ合流してるのは誰だ?」
「何を!そんなことよりおじょうの身を確保する」
「やかましい!仲間の安否は重要事項だ、これはシンの兄弟として命じる、誰が合流している」
威圧しながらタクミに問う
「くっ!シンさんとカズマさんあとナオさんと知らない巫女さんです」
少し震えながら答えると
「今どこにいる」
「小鳥の宿というところです」
「なるほど、チカこれからそちらに向かい宿をとるか?」
「むう、」
頬をふくらませながら
「今日は疲れたから明日にしましょう、なんなら宿は分けたままがいいかなぁ~」
後半は聞こえなかったが明日というのはわかったので
「タクミ、俺達は明日合流する、シンに無事を伝えておいてくれ」
「キサマ何を考えている!おじょうと一晩泊まらせるわけないだろ、おじょうの貞操の危機が!!」
「俺がチカを無理やりどうこうするわけないだろ」
「無理やりじゃなく・・・」
「やかましい、心配ならシンに報告しろ、アイツが危険と思うなら止めにくるはずだから」
「ぐっ!仕方ない、おじょうお気をつけて何かあれば必ず責任(始末)をとらしますので」
「大丈夫です、無理やりされたりなんかしませんから」
タクミは心配そうな顔をしながらこちらを見ていたが手で追い払うと外走りだした
たぶん、急ぎ報告に向かうのだろう
チカの無事は大事な事だしね
しばらく食事をし、部屋に戻ると
「二人きりも1日でおわりかぁ~」
チカは残念そうに言う
「うん?まあ、おやっさんと合流するまでは俺が面倒見るつもりだからまだしばらくは一緒に行動するよ」
「でも、信くんたちも一緒になるでしょ?」
「ああ、アイツらは基本おやっさん捜しをしてもらうよ」
「ゆうちゃんしなくていいの?」
「俺、組員ちがうし、俺がおやっさん見つけるとアイツらの立場がないから」
「じゃあ、これからも一緒だね」
「おー迷惑かけるけどヨロシク頼むよ」
「こちらこそ、不束者ですが末長くお願いします」
「それなんか違わない?」
「ううん、ちがわないよー」
そう言うと抱きついてきたのでじゃれあいと思い脇をくすぐったりしてじゃれていたが夜も更けてきたので寝る事にした
「おやすみ、チカ」
「おやすみ、ゆうちゃん」
昔は一緒に寝てたなぁと思いながらチカの頭を撫でていたら自然と眠りに着いていた
「チカはどっちがいい?」
「わたしお金持ってないよ」
「そこは気にしないで、二人の財布と思ってくれればいいよ」
「それって、ふうふ・・・」
なんかチカが固まったが取り敢えず龍安亭とやらについたので入ることにした
「いらっしゃいませ」
「あの泊まりたいけど部屋空いてる?」
「どちらのお部屋になさいますか?今ならスイート、ダブルが空いておりますが」
「値段を教えて貰える?」
「1泊でスイートは金貨10枚、ダブルで金貨2枚となっております」
「ならダブル2部屋・・・」
「まって、ダブル1部屋でお願いします」
「チカなにを言ってるの?」
「予算は押さえないと」
「いや、予算はあるからだいじょうぶ」
「それに知らないとこで1人は怖いから一緒に居て」
上目遣いのお願いに俺は勝つ事ができず
「ダブル1部屋でお願いします」
部屋に入ると思っていたより広くこれなら床で寝れるなと考えていたら
「床で寝ちゃだめだよ、一緒に寝るの」
「なぜ、考えているのがばれた」
「付き合いも長いからね」
「でも、まずいだろ中学生にもなって男と寝るのは」
「あれ、ゆうちゃんはわたしに欲情するの?」
顔を赤くしながらイタズラな顔をしているチカに
「チカのほうが妄想して寝れなくなるよー」
と反撃
「にゃ!わ、わたしは大丈夫だからね」
となにか気まずい空気が流れていたがその時はチカのお腹がきゅ~となった
「色気よりまずは食い気だね」
と突っ込むと枕で俺を叩きながら
「もう、もう」
と騒いでいた
「飯に行こ?」
少し落ち着いたとこでチカを誘い食堂に向かいおすすめセットを頼み席に着いた
「どんなのが出るのかな?」
チカはワクワクしてるみたいだが
「異世界初の食事だもんね、食べれるものでありますように」
「せっかくだからこっちの料理も覚えなきゃ」
料理が得意のチカらしく決意に燃えているみたいだった
出てきたメニューはビーフシチューにパンといった料理でチカは美味しいと食べていたが
俺は
「米が欲しい」
さっそく、日本にホームシックになりそうだった
「もう、ゆうちゃんそこは我慢だよ」
「明日は米を探そう後醤油、味噌も大事だ」
「優先順位違わない?普通生活基盤を手に入れるとか仲間を探すとか」
「仲間も米と醤油、味噌を探すはずさ」
「なんで決めつけているの?」
ちょっと呆れてるチカに
俺はふと考えた、自分は料理の腕がない事実に!なんとかしてチカに作ってもらわねば、俺は真剣な目をチカに向け
「なあチカ、米と醤油、味噌が見つかったら俺の為に料理をしてくれないか」
「えっ!それって、そーいう事だよね」
よし、手応えあり!
ここは料理が得意なチカにオネダリをする
「チカが作るご飯を食べて生活したいな、俺の為に味噌汁を作ってくれないか」
「あ、あのあの、はい、わたしでよければ」
顔を真っ赤にしながら承認を得たおれはガッツポーズをしていた
「まてーい!貴様この状況でなにプロポーズしている」
「???何言ってる?プロポーズ?どういう事だ?」
「おじょう、ご無事ですか、このケダモノめ!おじょうの優しい性格を逆手にとってこの状況でプロポーズをするとは!」
「おータクミお前も無事か?」
俺に声をかけてきたのは組員のタクミ15歳
ほとんど見習いではあるがおやっさんから盃を受けた正式な組員だ
「俺の無事はどうでもいい、それよりおじょうこいつに変な事をされませんでしたか?」
状況を認識したのかチカは
「タクミくんわたしは無事ですよ、ゆうちゃんに助けてもらってますし」
「しかし、こいつは誰もいないことを良いことにおじょうを手に入れようと画策した悪党ですぜ、さあ、俺と共に来てくださいすでに何人かと合流出来てます」
「なにを言うのかな?わたしはわたしの意思でゆうちゃんといます」
「おい、タクミ合流してるのは誰だ?」
「何を!そんなことよりおじょうの身を確保する」
「やかましい!仲間の安否は重要事項だ、これはシンの兄弟として命じる、誰が合流している」
威圧しながらタクミに問う
「くっ!シンさんとカズマさんあとナオさんと知らない巫女さんです」
少し震えながら答えると
「今どこにいる」
「小鳥の宿というところです」
「なるほど、チカこれからそちらに向かい宿をとるか?」
「むう、」
頬をふくらませながら
「今日は疲れたから明日にしましょう、なんなら宿は分けたままがいいかなぁ~」
後半は聞こえなかったが明日というのはわかったので
「タクミ、俺達は明日合流する、シンに無事を伝えておいてくれ」
「キサマ何を考えている!おじょうと一晩泊まらせるわけないだろ、おじょうの貞操の危機が!!」
「俺がチカを無理やりどうこうするわけないだろ」
「無理やりじゃなく・・・」
「やかましい、心配ならシンに報告しろ、アイツが危険と思うなら止めにくるはずだから」
「ぐっ!仕方ない、おじょうお気をつけて何かあれば必ず責任(始末)をとらしますので」
「大丈夫です、無理やりされたりなんかしませんから」
タクミは心配そうな顔をしながらこちらを見ていたが手で追い払うと外走りだした
たぶん、急ぎ報告に向かうのだろう
チカの無事は大事な事だしね
しばらく食事をし、部屋に戻ると
「二人きりも1日でおわりかぁ~」
チカは残念そうに言う
「うん?まあ、おやっさんと合流するまでは俺が面倒見るつもりだからまだしばらくは一緒に行動するよ」
「でも、信くんたちも一緒になるでしょ?」
「ああ、アイツらは基本おやっさん捜しをしてもらうよ」
「ゆうちゃんしなくていいの?」
「俺、組員ちがうし、俺がおやっさん見つけるとアイツらの立場がないから」
「じゃあ、これからも一緒だね」
「おー迷惑かけるけどヨロシク頼むよ」
「こちらこそ、不束者ですが末長くお願いします」
「それなんか違わない?」
「ううん、ちがわないよー」
そう言うと抱きついてきたのでじゃれあいと思い脇をくすぐったりしてじゃれていたが夜も更けてきたので寝る事にした
「おやすみ、チカ」
「おやすみ、ゆうちゃん」
昔は一緒に寝てたなぁと思いながらチカの頭を撫でていたら自然と眠りに着いていた
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