10 / 13
化け物か、謎を作った人間か
しおりを挟む
その悲鳴が聞こえたのは、僕たちがロビーで楽しく談笑している最中のことだった。第一の事件と同じように鳴り響く悲鳴。当然先輩はすぐに足を動かしていた。一緒にいた僕、橙くん、相済さん、千草さんも同様に走って声のした方に向かう。声の主は水野司、客室の前で腰を抜かしたようにしゃがんでいた。
「おい!水野さん!大丈夫か!」
「水野さん!?何があったんですか!?」
先に駆けつけたのであろう日向さんが水野さんの体を支え、声をかける姿を見て、駆け付けた先輩が声をかける。日向さんの他に来栖さん、虹村さん、羽衣くんたち、そして宵ノ月さんも揃っている。水野さんはひどくおびえた表情でよく見ると指先が震えていた。余程怖い目に合ったのだろうか、目にうっすら涙も浮かんでいる。
「髪...足に...!」
「髪?」
震えたその声の言う通り水野さんの足には長い黒髪が巻き付いていた。そしてそんな水野さんの足元の近くの床には水野さんの足が触れてしまったのか少し掠れているものの、先ほどの鏡同様「チカヅクナ」と赤い血のようなもので文字が書かれていた。その異常な光景に、起こった事態の異常さを理解した僕たちはとりあえず水野さんを落ち着けるため、そして事情を聞くため、悲鳴を聞きつけて集まっていた宿泊客たちと共にロビーに戻った。
***********************
「えっと、水野さん、じゃあ何があったか話してもらえますか?」
先ほど同様、榊夫妻を除くすべての宿泊客がロビーに集まっていた。そして先輩の声に応じて、ソファに座って気分も落ち着いて来た水野さんは皆の前で何があったのか話し始めた。
「何があったかって言われても...部屋の前で転んじゃって...そしたら足に髪の毛が絡みついてて...よく見たら赤い血文字もあって...さっきの鏡のこともあるし、とにかく訳分かんなくなって叫んじゃったのよ。」
水野さんは少ししどろもどろになりながら話した。隠したい何かがあるような気がしたけれど、その話の中で僕が別段違和感を感じるものはなかった。先輩なら何か感じ取れたのだろうか。
「悲鳴上げたらまず...双子スタッフの...どっち?」
「日向です。俺が一番に駆けつけたんだよ。廊下奥の物置にいたからドア開けただけだし。ドア開けたら水野さんが倒れてるように見えて、慌てて駆け付けたら髪の毛巻き付いてるし血文字あるし...とりあえず水野さんがパニックになってたからそれを宥めてた。」
「ええ、スタッフの日向くんがすぐ来てくれて側にいてくれたの。その後すぐに羽衣くんたちと裏方の人と宵ノ月さん?も来たわ。」
「俺たち4人...羽衣双子と幸と俺ね。4人で俺の部屋にいたんだけど、悲鳴が聞こえたから部屋でたら水野さんと日向くんがいたんだよ。おんなじタイミングで宵ノ月さんも駆け付けた。宵ノ月さんの部屋も近いし、まあ怪しいところは何もないよね。」
羽衣くんたち、虹村さん、そして宵ノ月さんも肯定するように頷く。この5人が駆け付けた後に僕たちが駆け付けたことになるわけだけど、そうなると今回はほとんどの人にアリバイがあることになる。一緒にいた僕、先輩、橙くん、千草さん、相済さんはもちろん、4人一緒にいたという羽衣くんたち、来栖さん、虹村さんもアリバイありだ。この時点でアリバイがないのは日向さん、千影さん、宵ノ月さんだけだ。かなり絞られる。
「僕は両親と一緒に厨房にいたよ。夕食の準備を手伝っていたんだ。」
「おぉー、じゃあ今回アリバイがないのは日向くんと宵ノ月さんだけなんやね。」
「ア、アリバイがないからって疑われるのは心外すぎる...。」
「宵ノ月さんの言う通りだぜ!?確かに一緒にいた人はいないけど、そもそも転んだときに髪が巻き付いてたって、幽霊じゃないならどうやってやるんだって話だし、仮に人の手によるものだったとして俺や宵ノ月さんはその場にいたわけじゃないんだぜ。」
「うん。そりゃそうだ。今回も謎が多い。とりあえず状況は整理できたし、ご協力ありがとうございましたと言うことで、みなさんお風呂にでもいきませんか?」
先輩は容疑者が絞れて来たゆえのギスギスを感じ取ってか、すぐにこの場を解散する流れに運び、なおかつ話題を逸らした。アリバイの無かった2人に向けられる目線も先輩の言葉で少し和らいだ気がする。
「アタシは行く!麗も行くよね。」
「うん。そう言えば旅館に来たのにまだお風呂入ってなかったしね。」
「俺は部屋でカメラのチェックするよ~。」
「俺も、マイクのチェックしないと。」
「僕たちはもうちょっと後で行きます。一応アイドルなもので。」
「この旅館部屋備え付けのお風呂ないからねー。でも部屋で浴衣には着替えようかな。」
陽人くんがいうようにこの旅館には部屋備え付けのお風呂はないので、お風呂に入りたければ公衆浴場に行くしかない。それはそれで珍しいような気がするけど、アイドルにとってはちょっとしんどい構図かもしれない。もしかして人気のないときに来栖さんと虹村さんが人払いをしている間に入るんだろうか。本当に大変だな。
「ボクは行こうかな...。」
「私は外でも散歩するわ。」
*********************
こうして場を一旦収め、僕、先輩、橙くん、千草さん、相済さん、宵ノ月さんはお風呂に行くことになった。この旅館のお風呂は広い露天風呂で庭に面している。柵で仕切られているとはいえ緑の木々はよく見え、とても風景も綺麗だ。恐怖を感じる事件のあった後だと余計に体の力が抜け、リラックスしていくのを感じる。ちなみに、男女のお風呂は建物で完全に仕切られているため覗きの心配はない。いくら僕とは言え先輩の裸を覗きに行こうとは思わないが、柵越しに会話をするという体験は出来なくてちょっと残念だ。
「よー羽矢。マジで事件が起こっちまったなー。」
「そうだね。橙くん、先輩を楽しませるために仕込んでたりってことは本当にないの?」
「ないない!やっぱその可能性疑ってた!?だよなー誘ったの俺だし。でもマジで違うから。」
「そうなんだ...。ならやっぱり幽霊とか化け物の仕業なのかな。」
「どうだろ...でも今回起こった2つの事件、犯人が同じ人間なら2回目の事件の時にアリバイが無かった2人のうちどっちかが犯人なんじゃない?」
「だとしても、日向さんも言ってたようにどうやってって話だよ。1回目の事件、トイレの鏡への悪戯はまあ目撃者の2人が目を離した隙に細工してトイレから逃げるのは可能だと思うけど、2回目の事件水野さんへの悪戯は廊下を歩いている水野さんを転ばせて、足に髪の毛絡ませて、床に血文字を書くなんて不可能だよ。」
「だよなーその場に居りゃ可能かもだけど...じゃあやっぱ化け物が犯人説の方が濃い感じか。」
「うん...人の手によるものなら、そもそも理由が無いしね。というか、仮に日向さんが犯人だった場合、この旅館の評判が落ちるような真似を経営者の息子がするかな。」
「確かにー。じゃあ犯人は宵ノ月さん...?」
僕と橙くんは自分たちなりに推理しながら一緒にお風呂に入っている宵ノ月さんを見た。この旅館に来た時からスマホをいじったり一人で部屋に居たり、ミステリものなら怪しい行動が多いけど、あくまで旅館に泊まりに来たお客としては何の怪しさもない。今もお風呂に浸かって気持ちよさそうに空を見ていたけど、僕たちの視線に気づいて少し居心地悪そうにそっぽを向いた。
「ヤべ、ジロジロ見過ぎたか。」
「そうだね。これ以上僕たちが考えても分かんないし、やっぱり化け物の仕業ってことで、犯人捜しはやめよう。」
「そうだなー。」
僕と橙くんは改めてこの旅館をただ楽しむことに決めた。事件の真相は先輩が解くだろう、そんな期待も込めて。ただ、そんな僕らの気持ちを打ち砕くかのように、第三の事件が起こったことを意味する悲鳴が鳴り響いてしまった。
「おい!水野さん!大丈夫か!」
「水野さん!?何があったんですか!?」
先に駆けつけたのであろう日向さんが水野さんの体を支え、声をかける姿を見て、駆け付けた先輩が声をかける。日向さんの他に来栖さん、虹村さん、羽衣くんたち、そして宵ノ月さんも揃っている。水野さんはひどくおびえた表情でよく見ると指先が震えていた。余程怖い目に合ったのだろうか、目にうっすら涙も浮かんでいる。
「髪...足に...!」
「髪?」
震えたその声の言う通り水野さんの足には長い黒髪が巻き付いていた。そしてそんな水野さんの足元の近くの床には水野さんの足が触れてしまったのか少し掠れているものの、先ほどの鏡同様「チカヅクナ」と赤い血のようなもので文字が書かれていた。その異常な光景に、起こった事態の異常さを理解した僕たちはとりあえず水野さんを落ち着けるため、そして事情を聞くため、悲鳴を聞きつけて集まっていた宿泊客たちと共にロビーに戻った。
***********************
「えっと、水野さん、じゃあ何があったか話してもらえますか?」
先ほど同様、榊夫妻を除くすべての宿泊客がロビーに集まっていた。そして先輩の声に応じて、ソファに座って気分も落ち着いて来た水野さんは皆の前で何があったのか話し始めた。
「何があったかって言われても...部屋の前で転んじゃって...そしたら足に髪の毛が絡みついてて...よく見たら赤い血文字もあって...さっきの鏡のこともあるし、とにかく訳分かんなくなって叫んじゃったのよ。」
水野さんは少ししどろもどろになりながら話した。隠したい何かがあるような気がしたけれど、その話の中で僕が別段違和感を感じるものはなかった。先輩なら何か感じ取れたのだろうか。
「悲鳴上げたらまず...双子スタッフの...どっち?」
「日向です。俺が一番に駆けつけたんだよ。廊下奥の物置にいたからドア開けただけだし。ドア開けたら水野さんが倒れてるように見えて、慌てて駆け付けたら髪の毛巻き付いてるし血文字あるし...とりあえず水野さんがパニックになってたからそれを宥めてた。」
「ええ、スタッフの日向くんがすぐ来てくれて側にいてくれたの。その後すぐに羽衣くんたちと裏方の人と宵ノ月さん?も来たわ。」
「俺たち4人...羽衣双子と幸と俺ね。4人で俺の部屋にいたんだけど、悲鳴が聞こえたから部屋でたら水野さんと日向くんがいたんだよ。おんなじタイミングで宵ノ月さんも駆け付けた。宵ノ月さんの部屋も近いし、まあ怪しいところは何もないよね。」
羽衣くんたち、虹村さん、そして宵ノ月さんも肯定するように頷く。この5人が駆け付けた後に僕たちが駆け付けたことになるわけだけど、そうなると今回はほとんどの人にアリバイがあることになる。一緒にいた僕、先輩、橙くん、千草さん、相済さんはもちろん、4人一緒にいたという羽衣くんたち、来栖さん、虹村さんもアリバイありだ。この時点でアリバイがないのは日向さん、千影さん、宵ノ月さんだけだ。かなり絞られる。
「僕は両親と一緒に厨房にいたよ。夕食の準備を手伝っていたんだ。」
「おぉー、じゃあ今回アリバイがないのは日向くんと宵ノ月さんだけなんやね。」
「ア、アリバイがないからって疑われるのは心外すぎる...。」
「宵ノ月さんの言う通りだぜ!?確かに一緒にいた人はいないけど、そもそも転んだときに髪が巻き付いてたって、幽霊じゃないならどうやってやるんだって話だし、仮に人の手によるものだったとして俺や宵ノ月さんはその場にいたわけじゃないんだぜ。」
「うん。そりゃそうだ。今回も謎が多い。とりあえず状況は整理できたし、ご協力ありがとうございましたと言うことで、みなさんお風呂にでもいきませんか?」
先輩は容疑者が絞れて来たゆえのギスギスを感じ取ってか、すぐにこの場を解散する流れに運び、なおかつ話題を逸らした。アリバイの無かった2人に向けられる目線も先輩の言葉で少し和らいだ気がする。
「アタシは行く!麗も行くよね。」
「うん。そう言えば旅館に来たのにまだお風呂入ってなかったしね。」
「俺は部屋でカメラのチェックするよ~。」
「俺も、マイクのチェックしないと。」
「僕たちはもうちょっと後で行きます。一応アイドルなもので。」
「この旅館部屋備え付けのお風呂ないからねー。でも部屋で浴衣には着替えようかな。」
陽人くんがいうようにこの旅館には部屋備え付けのお風呂はないので、お風呂に入りたければ公衆浴場に行くしかない。それはそれで珍しいような気がするけど、アイドルにとってはちょっとしんどい構図かもしれない。もしかして人気のないときに来栖さんと虹村さんが人払いをしている間に入るんだろうか。本当に大変だな。
「ボクは行こうかな...。」
「私は外でも散歩するわ。」
*********************
こうして場を一旦収め、僕、先輩、橙くん、千草さん、相済さん、宵ノ月さんはお風呂に行くことになった。この旅館のお風呂は広い露天風呂で庭に面している。柵で仕切られているとはいえ緑の木々はよく見え、とても風景も綺麗だ。恐怖を感じる事件のあった後だと余計に体の力が抜け、リラックスしていくのを感じる。ちなみに、男女のお風呂は建物で完全に仕切られているため覗きの心配はない。いくら僕とは言え先輩の裸を覗きに行こうとは思わないが、柵越しに会話をするという体験は出来なくてちょっと残念だ。
「よー羽矢。マジで事件が起こっちまったなー。」
「そうだね。橙くん、先輩を楽しませるために仕込んでたりってことは本当にないの?」
「ないない!やっぱその可能性疑ってた!?だよなー誘ったの俺だし。でもマジで違うから。」
「そうなんだ...。ならやっぱり幽霊とか化け物の仕業なのかな。」
「どうだろ...でも今回起こった2つの事件、犯人が同じ人間なら2回目の事件の時にアリバイが無かった2人のうちどっちかが犯人なんじゃない?」
「だとしても、日向さんも言ってたようにどうやってって話だよ。1回目の事件、トイレの鏡への悪戯はまあ目撃者の2人が目を離した隙に細工してトイレから逃げるのは可能だと思うけど、2回目の事件水野さんへの悪戯は廊下を歩いている水野さんを転ばせて、足に髪の毛絡ませて、床に血文字を書くなんて不可能だよ。」
「だよなーその場に居りゃ可能かもだけど...じゃあやっぱ化け物が犯人説の方が濃い感じか。」
「うん...人の手によるものなら、そもそも理由が無いしね。というか、仮に日向さんが犯人だった場合、この旅館の評判が落ちるような真似を経営者の息子がするかな。」
「確かにー。じゃあ犯人は宵ノ月さん...?」
僕と橙くんは自分たちなりに推理しながら一緒にお風呂に入っている宵ノ月さんを見た。この旅館に来た時からスマホをいじったり一人で部屋に居たり、ミステリものなら怪しい行動が多いけど、あくまで旅館に泊まりに来たお客としては何の怪しさもない。今もお風呂に浸かって気持ちよさそうに空を見ていたけど、僕たちの視線に気づいて少し居心地悪そうにそっぽを向いた。
「ヤべ、ジロジロ見過ぎたか。」
「そうだね。これ以上僕たちが考えても分かんないし、やっぱり化け物の仕業ってことで、犯人捜しはやめよう。」
「そうだなー。」
僕と橙くんは改めてこの旅館をただ楽しむことに決めた。事件の真相は先輩が解くだろう、そんな期待も込めて。ただ、そんな僕らの気持ちを打ち砕くかのように、第三の事件が起こったことを意味する悲鳴が鳴り響いてしまった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

【完結】共生
ひなこ
ミステリー
高校生の少女・三崎有紗(みさき・ありさ)はアナウンサーである母・優子(ゆうこ)が若い頃に歌手だったことを封印し、また歌うことも嫌うのを不審に思っていた。
ある日有紗の歌声のせいで、優子に異変が起こる。
隠された母の過去が、二十年の時を経て明らかになる?

お狐様の言うとおり
マヨちくわ
ミステリー
犯人を取り逃したお巡りさん、大河内翔斗がたどり着いたのは、小さな稲荷神社。そこに住み着く神の遣い"お狐様"は、訳あって神社の外には出られない引きこもり狐だけれど、推理力は抜群!本格的な事件から日常の不思議な出来事まで、お巡りさんがせっせと謎を持ち込んではお狐様が解く、ライトミステリー小説です。
1話完結型のオムニバス形式、1話あたり10000字前後のものを分割してアップ予定。不定期投稿になります。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
授業
高木解緒 (たかぎ ときお)
ミステリー
2020年に投稿した折、すべて投稿して完結したつもりでおりましたが、最終章とその前の章を投稿し忘れていたことに2024年10月になってやっと気が付きました。覗いてくださった皆様、誠に申し訳ありませんでした。
中学校に入学したその日〝私〟は最高の先生に出会った――、はずだった。学校を舞台に綴る小編ミステリ。
※ この物語はAmazonKDPで販売している作品を投稿用に改稿したものです。
※ この作品はセンシティブなテーマを扱っています。これは作品の主題が実社会における問題に即しているためです。作品内の事象は全て実際の人物、組織、国家等になんら関りはなく、また断じて非法行為、反倫理、人権侵害を推奨するものではありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる