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2話:高校での勉強、女友達と就職
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そのため、半年してテニス部をやめ投資研究部に毎日のように顔を出した。顧問の川村先生が、統計数学、標準偏差、確率の話をした。その後、過去のデーター使って、買いどころと売りどころの説明をしてくれた。さらに投資は、未来に賭けるもので、将来性を見抜く能力が必須だと語った。
これについても、過去上昇したハイテク企業の売り上げ金額、営業利益、純利益、
営業キャシュフロー「本業の営業活動で得たキャッシュの増減」、
投資キャシュフロー「企業の将来の利益獲得目的や資産運用を目的とした投資活動におけるキャッシュの増減」
財務キャシュフロー「事業のための資金調達、融資を受けた分の返済、配当金の支出など営業活動や投資活動を維持するための財務活動におけるキャッシュの増減」
フリーキャッシュフロー「会社が自由に使えるキャッシュ」の事である。
その他、貸借対照表「企業が保有する財産状況を示す表」損益計算書「一会計期間の損益を示す計算書」キャッシュフロー計算書「一会計期間のキャッシュ『現預金』の動きを示す計算書」について細かく見方を教えてくれた。そして、毎年の会社の営業成績の通信簿の決算書。
さらに最近の決算が良い会社かどうか「成長性があるか、ないか」を5年間にわたり数字を入れて、成長してる会社か否かを見るために重要な有価証券報告書の見方まで教えてくれた。有価証券発行者のうち提出義務のある者は、内閣総理大臣へ有価証券報告書を提出しならない。
そのうえ、有価証券報告書には提出義務があるだけでなく、監査法人や公認会計士による監査も義務付けられている。この有価証券報告書を読みこなせるようになって初めて、投資する資格があると言い、絶対にうわさ話に耳を傾けないことも重要な事だと語った。こうして、学校の授業よりも投資研究部の川村先生の話を聞き、奨められた本を購入して読みふけった。
この頃、北海道の日高の牧場から引っ越してきた岩波祥子さんと馬が合って、いろんな話をする様になった。幸手福三も幼いころから大の動物好きで、犬、猫、牧場の馬を見るのが好きだった。特に牧場で見た馬は、犬、猫に比べても、感情表現をする。
それを見ると、彼らが、何を考えているのか探るのが、大好になった。その話をすると彼女は、自分の経験談を語り、馬は、本当に正直で人間みたいに噓を着かないと言った言葉が、脳裏から離れなくなった。岩波さんのお父さんは、厩務員を目指して日高の牧場で働いていたが、体が丈夫でなくて北海道の厳しい環境に耐え切れなくなった。
そのため、仕方なく、首都圏の観光牧場の馬の飼育のアルバイトを掛け持ちして、いくつかの牧場を動き回りながら、月に数回、自宅に帰って来ると話していた。現在の給料だけでは、赤字なので、以前、貯えた金を切り崩しながら、なんとか生活し母は、近くのスーパーで、パートさんとして働いているので、普段は、母と2人きりで生活していて心細いと語っていた。
そこで、地元の岩波さんと友達になれてうれしいと話した。そこで、高校2年になると、投資研究部に誘って投資勉強の手助けをしてやった。こうして、2009年に高校を卒業したが、リーマンショックの後年で、不景気で、良い仕事が見つからなかった。そこで、幸手福三が、父に、頭を下げて幸手不動産の事務として雇ってもらった。
幸手福三も父の店で、パソコンを使い不動産のパンフレットを作成したり電話番をして用件を書いたメモを父に渡した。最近の不動産は、大手不動産会社が、ネットに情報を出し商売をしていた。そのため、幸手不動産は、以前から付き合いのある地主さんのアパート、マンションの管理だけであった。 そのアパート、マンションの住民と交渉の仕事しかなくなった。現在は、父が、社長で、母が、副社長。
64歳の女性事務員が1人で、彼女も今年定年退職を迎える。その結果、この不動産会社の従業員は、三男の福蔵と両親と岩波祥子さんの4人となる。それでも何とかやっていける程の仕事しかなかった。そして、基本的には、冬のボーナスだけであり、給料も決して高くない。唯一、良い事は、昼食を取ってくれることくらいであった。それでも、岩波祥子さんは、本当に助かったわと、目を潤ませて喜んでくれた。
これについても、過去上昇したハイテク企業の売り上げ金額、営業利益、純利益、
営業キャシュフロー「本業の営業活動で得たキャッシュの増減」、
投資キャシュフロー「企業の将来の利益獲得目的や資産運用を目的とした投資活動におけるキャッシュの増減」
財務キャシュフロー「事業のための資金調達、融資を受けた分の返済、配当金の支出など営業活動や投資活動を維持するための財務活動におけるキャッシュの増減」
フリーキャッシュフロー「会社が自由に使えるキャッシュ」の事である。
その他、貸借対照表「企業が保有する財産状況を示す表」損益計算書「一会計期間の損益を示す計算書」キャッシュフロー計算書「一会計期間のキャッシュ『現預金』の動きを示す計算書」について細かく見方を教えてくれた。そして、毎年の会社の営業成績の通信簿の決算書。
さらに最近の決算が良い会社かどうか「成長性があるか、ないか」を5年間にわたり数字を入れて、成長してる会社か否かを見るために重要な有価証券報告書の見方まで教えてくれた。有価証券発行者のうち提出義務のある者は、内閣総理大臣へ有価証券報告書を提出しならない。
そのうえ、有価証券報告書には提出義務があるだけでなく、監査法人や公認会計士による監査も義務付けられている。この有価証券報告書を読みこなせるようになって初めて、投資する資格があると言い、絶対にうわさ話に耳を傾けないことも重要な事だと語った。こうして、学校の授業よりも投資研究部の川村先生の話を聞き、奨められた本を購入して読みふけった。
この頃、北海道の日高の牧場から引っ越してきた岩波祥子さんと馬が合って、いろんな話をする様になった。幸手福三も幼いころから大の動物好きで、犬、猫、牧場の馬を見るのが好きだった。特に牧場で見た馬は、犬、猫に比べても、感情表現をする。
それを見ると、彼らが、何を考えているのか探るのが、大好になった。その話をすると彼女は、自分の経験談を語り、馬は、本当に正直で人間みたいに噓を着かないと言った言葉が、脳裏から離れなくなった。岩波さんのお父さんは、厩務員を目指して日高の牧場で働いていたが、体が丈夫でなくて北海道の厳しい環境に耐え切れなくなった。
そのため、仕方なく、首都圏の観光牧場の馬の飼育のアルバイトを掛け持ちして、いくつかの牧場を動き回りながら、月に数回、自宅に帰って来ると話していた。現在の給料だけでは、赤字なので、以前、貯えた金を切り崩しながら、なんとか生活し母は、近くのスーパーで、パートさんとして働いているので、普段は、母と2人きりで生活していて心細いと語っていた。
そこで、地元の岩波さんと友達になれてうれしいと話した。そこで、高校2年になると、投資研究部に誘って投資勉強の手助けをしてやった。こうして、2009年に高校を卒業したが、リーマンショックの後年で、不景気で、良い仕事が見つからなかった。そこで、幸手福三が、父に、頭を下げて幸手不動産の事務として雇ってもらった。
幸手福三も父の店で、パソコンを使い不動産のパンフレットを作成したり電話番をして用件を書いたメモを父に渡した。最近の不動産は、大手不動産会社が、ネットに情報を出し商売をしていた。そのため、幸手不動産は、以前から付き合いのある地主さんのアパート、マンションの管理だけであった。 そのアパート、マンションの住民と交渉の仕事しかなくなった。現在は、父が、社長で、母が、副社長。
64歳の女性事務員が1人で、彼女も今年定年退職を迎える。その結果、この不動産会社の従業員は、三男の福蔵と両親と岩波祥子さんの4人となる。それでも何とかやっていける程の仕事しかなかった。そして、基本的には、冬のボーナスだけであり、給料も決して高くない。唯一、良い事は、昼食を取ってくれることくらいであった。それでも、岩波祥子さんは、本当に助かったわと、目を潤ませて喜んでくれた。
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