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23話:奥さんの海外旅行同行、看護婦業2

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 その他、モノレールが移動に便利で使わせていただき、ホテルからの無料バスの出ている所への移動に利用した。また、コンベンションセンター・会議・展示場では、カーボーイ用品の展示会や、銃の展示会、電化製品のショーなど、行われ、出かけたが、カーボーイ洋品展示会では、素敵な革の手袋を買ってきた、

 またカーボーイが使ってる映画スターの履いていた長めのカーボーイ・ブーツも素敵だ。仕事では、主に軽い日射病になる人が多くツアー客が旅行会社で最初の会合の時、冬でも砂漠の直射日光は強いので強力な日焼け止めと、こまめな水分補給と休息を心がける様に注意しても楽しさの余り長い距離を歩いてダウンしてしまう。

観光客が1日2-3人は出て、その度、その人の所へ行き生理食塩水の様な飲み物を飲ませて近くのホテルのロビーで、回復を待つケースが多く、たいていの場合は10~30分で蘇る。しかし高齢で代謝の悪い女性で、吐き気がして顔色話悪くなり回復が良くない時に車で5分の病院に連れて行く週に2-3人程度、病院へ連れて行った。

しかし、ほとんどが、受付を済まして看護婦としての仕事は終わり自分でバスで帰った。しかし良い事もある。それは、回復した、お客さんが豪華ディナーをおごってくれたり高価なプレゼントを下さったり豪華なショーに、ご一緒させていただいたり、役得も多かった。

 今回も4週間がすぐ終わり現地の旅行会社の送別会に招待されて感謝されて石津三千子は1997年4月10日に成田に戻り18時に熱海のマンションに帰って来た。今回は、プレゼントが多く大きな荷物をかかえ、熱海駅まで旦那さんに車で迎えに来てもらった。石津健之助は、中高年の麻雀仲間に呼び出される日が多くなり楽しんでいた。

 また、毎週、加納夫妻のカラマラン・クルーザーで、熱海芙蓉会のメンバーの釣りの先生となって、餌の付け方から、魚の引っかけ方、毒のある魚の見分け方などを教えて、充実していていた。

 やがて夏、今年も八ヶ岳や、遠くは、白馬へ避暑に出かけ、人生を楽しんでいたが、収入がないので、預貯金の切り崩しで、余り贅沢はせずに、それでも、うまく遊んで暮らしていた。秋風になり、寒くなり、総勢50人の盛大な熱海芙蓉会のクリスマスパーティーも終えて、1998年を迎えた。

 今年はカリフォルニアからクルーズ船の旅に1998年3月2日から5月2日の2ヶ月と1998年11月10日から1999年1月10日の2ヶ月のカリブ海クルーズの旅の救急係として、月給30万円で働かないかと旅行会社から提案されたと石津三千子が言うと石津健之助は、自分で判断して下さいと言い、私は止めませんと笑いながら言った。

 そうね、行きたいので、宜しくねと石津三千子が答えた。ただ体調管理だけは、気をつけて下さいねと言うと、奥さんは石津健之助に抱き付いて、ありがとう言うと旦那さんも、彼女をしっかりと、抱きしめた。石津三千子が、自由にさせてくれる旦那さんで良かったと思わず言った。
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