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0話:プロローグ

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 人には、言いたいことをスバっと言える人と、言えない人に別れる。スバっと言える人の中にも思い込んだら、すぐに口に出して、トラブルを起こす人。友達をなくし、独りぼっちになり、最後には、独りよがりな大人に育ってしまう人も多い。しかし、スバっと言えるが、相手の気持を考慮して、上手に、納得できるように説明できる人とできない人に別れる。そのうち面倒で、話さなくなる人もいる。

 もちろん、上手に話せることを悪用し人を騙したり、他人を操ろうとする人間は、論外である。さて、スバっと言えない人の中にも、大人の対応で、その人が、自分で、気づくまで、そっとしてあげようと配慮する人。その他、話し方に自信がなくて言い出せない人も多い。この小説の中にも話すのが、生来、苦手で、それが、ひどくなり、相手の気持ちが、どうなるかを恐れ、そのリスク追わず、話すことをやめる主人公、井方善継が、登場する。

 ところが、その井方善継の姿見て、何て羨ましいのだろうかと見ている伯父の井方令二がいた。井方令二は、甥「おい」の井方善継の頭の良さを知っていた。そして、ある日、株でもうけさせてくれよ。もし儲かったら、お礼するからと言ってきた。その話を聞き、人助けだと思い、令二が、了解した。そして株投資を開始した。その後、井方令二は、株投資を勉強し投資を開始する。

 そうして井方善継と井方令二の奇妙な付き合いが続いた。そのうち、井方善継が、井方令二の謙虚さ、優しさ、正直さを知る。そのうち井方令二に肺の病気が見つかる。そして、井方善継が、同窓会へ出た時、若くして旦那をなくして困っている文学好きの衣川富子の状況を知る。その後、井方善継が、井方令二を衣川富子に紹介した。

 そして、井方令二は、衣川富子が好きになり、以前からあまり本を読んでなかった井方令二が、富子に、この本を読んで、感想を聞かせてと言われ、必死になって、本を真剣に読み込んだ。その後、感想を述べると、富子が、令二の優しさ、真剣さ、頑張りを見抜き、急接近し、結婚へ。しかし、神様は、無情にも・・・。後は、読んでね。といっても、ほとんど、ネタバレだけれど!是非、楽しんで、最後まで、読んでみてくださいね!
何卒、宜しくお願いいたします。
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