29 / 31
28話:母が、老人施設へ入所
しおりを挟む
3ヶ所とも車で10分程度の所で、入間は、ゴルフ場が近くて景色が良いので決めた。数日後、KU病院に行き、恵子さんのお母さんの主治医にその話をすると、すぐに退院書類を書いてくれた。
そして、その日のうちに退院して自宅に帰った。自宅に戻っても、特に反応がなく、ご主人を亡くした悲しみがいまだに消えないようだった。
そこで、明日、恵子さんを連れて、ドライブに誘い、気分転換に行きましょうと、恵子さんが言うとそうしましょうかと、承諾してくれた。
翌朝、渋滞の前に家を出て途中で休みながら10時に、めざす、入間のゴルフ場についた。昔は、お父さんと、良く、この辺のゴルフ場に来たのよと、昔を懐かしむように行った。
もしかしたら、このゴルフ場も来たかも知れないと言った。ゴルフ場の中のレストランで食事をして、ゆったりと休んだ。ゴルフ場は、景色がきれいで気分が晴れるわと久しぶりの笑顔になった。
恵子さんがゆっくりとした口調で、お父さんの思い出がある実家を出て、こんな景色の良い老人ホームに入りませんかと切り出した。すると、そうね、それも、良いかも知れないねと母が言った。
次に、七郎が、実は、この近くに、私が、開設した「入間の里」と言う名の学生寮があって、週に何回も通っていることを話して、この近くの老人ホームなら、恵子を連れて、毎週、来ることができる。
と、言うと、本当、それなら、寂しくないわと言ってくれた。七郎さんの「入間の里」学生寮を見せて下さると言うので、行く事にした。学生寮に連れて行くと、お母さんが、立派で新しい建物ねといった。
さぞかし、お金かかったでしょうと、笑いながら言った。その日は、ちょうど、老人ホームを紹介してくれた木元さんが、来られていて、母を紹介した。
木元さんが、七郎が自費でこの施設を立ち上げて、全国からの苦学生に安く部屋を提供して、地元のシングルマザーに仕事を与えてくれたんですよと話してくれた。
お母さんが、すごい本当と七郎に聞くので、照れくさそうに、まーねと、おどけて言った。お母さんが、この人、娘の旦那さん、何だけど、どんな仕事をしてるのか、知らないのよと話した。
生い立ちのことなんかも、全然、教えてくれないのよと言い、でも、素晴らしいことをしていたのね見直したわと笑った。オープンカフェで、料理長の鈴木良三さんが、お母さんに挨拶した。
そして、せっかく、お見えになったんですから、おいしい、狭山茶と名産のまんじゅうと、お団子を食べていって下さいと言ってくれ少しして持ってきてくれた。
お母さんは、実は、私、お茶には、うるさいのよと言い、狭山茶の香りをかいで、ゆっくりと味わうように飲んだ。本当に美味しいと言った。料理長は、喜んで、お口に合って光栄ですと笑いながら言った。
すると、回りの連中からも笑い声が聞こえた。母は、すっかり機嫌を良くしてくれ、いろんな人の挨拶に答えてくれた。30-40分後、七郎と奥さんとお母さんが、みなさんにお別れを言って帰って行った。
帰りの車中で、お母さんは、上機嫌で、恵子、良い旦那とめぐり逢って、よかったねと言い、恵子さんが、お母さんの子だから、良い男を見つける才能があるのよと、笑って返した。
母が、すっかり元気になって、入間に連れてきて良かったと思った。そこで、母に入間の施設に入居して良いのですかと聞くと、景色も綺麗だし、気に入ったわ。
それに、あなたたちが、毎週来てくれるというのだから入間の老人ホームに入りますよと言ってくれた。その後、お母さんは、旦那さんの死を乗り越え元気を取り戻して若い頃の様に元気な、お節介さんに戻る事ができた。
その後、恵子にも秘密にしていた「入間の里」学生寮の仕事やスイスのプライベートバンクの話も打ち明けた。特にスイスのプライベートバンクでの投資について七郎が忙しい時、手伝うと約束してくれた。
その後、七郎に変わってプライベートバンクの職員にメールを打って、いろんな指示をしてくれるようになり、七郎は、入間での仕事に専念できるようになった。
そのため、約束通り毎週1-2回、お母さんの施設への訪問は欠かさず行う様にしていった。次に、世界の情勢に目を向けてみると、この2年で、悪い方へ向かっていった。
そして、その日のうちに退院して自宅に帰った。自宅に戻っても、特に反応がなく、ご主人を亡くした悲しみがいまだに消えないようだった。
そこで、明日、恵子さんを連れて、ドライブに誘い、気分転換に行きましょうと、恵子さんが言うとそうしましょうかと、承諾してくれた。
翌朝、渋滞の前に家を出て途中で休みながら10時に、めざす、入間のゴルフ場についた。昔は、お父さんと、良く、この辺のゴルフ場に来たのよと、昔を懐かしむように行った。
もしかしたら、このゴルフ場も来たかも知れないと言った。ゴルフ場の中のレストランで食事をして、ゆったりと休んだ。ゴルフ場は、景色がきれいで気分が晴れるわと久しぶりの笑顔になった。
恵子さんがゆっくりとした口調で、お父さんの思い出がある実家を出て、こんな景色の良い老人ホームに入りませんかと切り出した。すると、そうね、それも、良いかも知れないねと母が言った。
次に、七郎が、実は、この近くに、私が、開設した「入間の里」と言う名の学生寮があって、週に何回も通っていることを話して、この近くの老人ホームなら、恵子を連れて、毎週、来ることができる。
と、言うと、本当、それなら、寂しくないわと言ってくれた。七郎さんの「入間の里」学生寮を見せて下さると言うので、行く事にした。学生寮に連れて行くと、お母さんが、立派で新しい建物ねといった。
さぞかし、お金かかったでしょうと、笑いながら言った。その日は、ちょうど、老人ホームを紹介してくれた木元さんが、来られていて、母を紹介した。
木元さんが、七郎が自費でこの施設を立ち上げて、全国からの苦学生に安く部屋を提供して、地元のシングルマザーに仕事を与えてくれたんですよと話してくれた。
お母さんが、すごい本当と七郎に聞くので、照れくさそうに、まーねと、おどけて言った。お母さんが、この人、娘の旦那さん、何だけど、どんな仕事をしてるのか、知らないのよと話した。
生い立ちのことなんかも、全然、教えてくれないのよと言い、でも、素晴らしいことをしていたのね見直したわと笑った。オープンカフェで、料理長の鈴木良三さんが、お母さんに挨拶した。
そして、せっかく、お見えになったんですから、おいしい、狭山茶と名産のまんじゅうと、お団子を食べていって下さいと言ってくれ少しして持ってきてくれた。
お母さんは、実は、私、お茶には、うるさいのよと言い、狭山茶の香りをかいで、ゆっくりと味わうように飲んだ。本当に美味しいと言った。料理長は、喜んで、お口に合って光栄ですと笑いながら言った。
すると、回りの連中からも笑い声が聞こえた。母は、すっかり機嫌を良くしてくれ、いろんな人の挨拶に答えてくれた。30-40分後、七郎と奥さんとお母さんが、みなさんにお別れを言って帰って行った。
帰りの車中で、お母さんは、上機嫌で、恵子、良い旦那とめぐり逢って、よかったねと言い、恵子さんが、お母さんの子だから、良い男を見つける才能があるのよと、笑って返した。
母が、すっかり元気になって、入間に連れてきて良かったと思った。そこで、母に入間の施設に入居して良いのですかと聞くと、景色も綺麗だし、気に入ったわ。
それに、あなたたちが、毎週来てくれるというのだから入間の老人ホームに入りますよと言ってくれた。その後、お母さんは、旦那さんの死を乗り越え元気を取り戻して若い頃の様に元気な、お節介さんに戻る事ができた。
その後、恵子にも秘密にしていた「入間の里」学生寮の仕事やスイスのプライベートバンクの話も打ち明けた。特にスイスのプライベートバンクでの投資について七郎が忙しい時、手伝うと約束してくれた。
その後、七郎に変わってプライベートバンクの職員にメールを打って、いろんな指示をしてくれるようになり、七郎は、入間での仕事に専念できるようになった。
そのため、約束通り毎週1-2回、お母さんの施設への訪問は欠かさず行う様にしていった。次に、世界の情勢に目を向けてみると、この2年で、悪い方へ向かっていった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
敏腕セールスの移住
ハリマオ65
現代文学
*移住先で仕事のスキルを活かし事業に成功するが、危機が迫る。災害は、忘れた頃にやって来る!!
陰山一郎は敏腕の車セールスで奥さんと3人の子供、稼ぎが良くても都会での生活は苦しい。この年の夏、山陰に出かけ自然の美しさに感動。民宿の主人が、ここでは、10万円もあれば生活できると言われ、奥さんと相談し移住を決め、引越後、公営住宅を借り、田舎での生活がはじまった・・・。その後の活躍については、小説をご覧下さい。小説家になろう、カクヨム、noveldaysに重複投稿中。
紀尾井坂ノスタルジック
涼寺みすゞ
恋愛
士農工商の身分制度は、御一新により変化した。
元公家出身の堂上華族、大名家の大名華族、勲功から身分を得た新華族。
明治25年4月、英国視察を終えた官の一行が帰国した。その中には1年前、初恋を成就させる為に宮家との縁談を断った子爵家の従五位、田中光留がいた。
日本に帰ったら1番に、あの方に逢いに行くと断言していた光留の耳に入ってきた噂は、恋い焦がれた尾井坂男爵家の晃子の婚約が整ったというものだった。
大正石華恋蕾物語
響 蒼華
キャラ文芸
■一:贄の乙女は愛を知る
旧題:大正石華戀奇譚<一> 桜の章
――私は待つ、いつか訪れるその時を。
時は大正。処は日の本、華やぐ帝都。
珂祥伯爵家の長女・菫子(とうこ)は家族や使用人から疎まれ屋敷内で孤立し、女学校においても友もなく独り。
それもこれも、菫子を取り巻くある噂のせい。
『不幸の菫子様』と呼ばれるに至った過去の出来事の数々から、菫子は誰かと共に在る事、そして己の将来に対して諦観を以て生きていた。
心許せる者は、自分付の女中と、噂畏れぬただ一人の求婚者。
求婚者との縁組が正式に定まろうとしたその矢先、歯車は回り始める。
命の危機にさらされた菫子を救ったのは、どこか懐かしく美しい灰色の髪のあやかしで――。
そして、菫子を取り巻く運命は動き始める、真実へと至る悲哀の終焉へと。
■二:あやかしの花嫁は運命の愛に祈る
旧題:大正石華戀奇譚<二> 椿の章
――あたしは、平穏を愛している
大正の時代、華の帝都はある怪事件に揺れていた。
其の名も「血花事件」。
体中の血を抜き取られ、全身に血の様に紅い花を咲かせた遺体が相次いで見つかり大騒ぎとなっていた。
警察の捜査は後手に回り、人々は怯えながら日々を過ごしていた。
そんな帝都の一角にある見城診療所で働く看護婦の歌那(かな)は、優しい女医と先輩看護婦と、忙しくも充実した日々を送っていた。
目新しい事も、特別な事も必要ない。得る事が出来た穏やかで変わらぬ日常をこそ愛する日々。
けれど、歌那は思わぬ形で「血花事件」に関わる事になってしまう。
運命の夜、出会ったのは紅の髪と琥珀の瞳を持つ美しい青年。
それを契機に、歌那の日常は変わり始める。
美しいあやかし達との出会いを経て、帝都を揺るがす大事件へと繋がる運命の糸車は静かに回り始める――。
※時代設定的に、現代では女性蔑視や差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。
リバースバンドリバース
kamin0
現代文学
中下大学に通う大学二年生、辺野人成は、軽音サークルで出来た友人達と平和な夏休みを過ごそうとしていた。そんなある日、辺野の元に高校時代の同級生、初恋の人青井空が訪ねてきて言った。
「また高校のメンバーとバンドを組んでほしい」
なんでも、高校時代の恩師、川瀬先生が重い病にかかってしまい、その川瀬先生が最後の願いとして、辺野がかつて組んでいたバンド、『バンドリバース』の演奏が聴きたいらしいのだ。ためらう辺野だったが、高額の報酬に目がくらみ、結局その提案を承諾してしまう。その後、順調に元メンバーを集める辺野達だったが、一人のメンバーが既に死亡していることを知る。しかもその元メンバーは呪い殺されたというのだ。これをきっかけに辺野達は、呪いとはなにか、そして呪いに関わる人々の苦悩と後悔を知ることになる。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる