日本の名家の末裔と欧州豪族

ハリマオ65

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22話:クレカ利用とCMと取材依頼

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 翌日から、実際に、学生寮の運用を始めて見ると、いろんな問題が発生した。まず、調理の作業が朝に、朝食と昼食の弁当とつくるが、大変で継続していけないと鈴木良三さんに言われた。

 対策として昼食を安く一括して弁当屋に頼むか学生が各自で自分で済ますかどちらか、しかないと言った。そこで七郎が学生が自分で昼食を済まして、もらうようにする事にした。

 朝食と夕食だけなら何とかやっていけると言った。また食料はコストコとイオンで調達するが、お金の精算が面倒なので七郎の方でクレジットカードを作って自動的に処理できるようにして欲しいと言った。

 そこで早速クレジットカードを作り渡す事にした。その他、学生さん以外の方の食事は冷蔵庫の中に御飯とおかず、近くに、弁当容器、食器、箸などをセルフサービスでお願いしたいと言われた。

 その手順をわかり易く書き貼っておきますと答えた。数日後、鈴木良三さんから、電話で、朝と午後に、6升ずつの米で、御飯として30キロ、1日で40キロ、米として1日18キロでまかなえる。

 米2日で36キロ、週に126キロ、月に550キロ、食べ、すごい量になる。木元さんにも電話して農協に米の納入を切らさない事と、クレジットカードでの支払いを頼んでみると言った。

 ガソリンから、車検、ほとんど全て、クレジットカード支払いにして、その請求書を取る事にした。食料代150-170万円、かかりそうだ。経費が8千万円/年は、かかりそうだ。

 翌週にKG建設の三保さんと山下洋一さんから電話が入った。三保さんがKG建設に掛け合って、企業コマーシャルに、この学生寮を使ってくれる事が、決定したと連絡してくれた。

 TVとネットコマーシャルで計、年間2千万円。この朗報を聞いて七郎は喜んだ。三保さんと施設代表の木下七郎など、関係者全員の協力して善意の輪というイメージでコマーシャルを流したいそうだ。

朝の調理風景やシングルマザーの働いてる姿、その子供の面倒見てる、おばあさん、勉強している学生の姿、食事風景、学校へ出かける風景など、多くのシーンを取ります。

 そのため、協力をしてくれるように言われたようだ。もちろん、大歓迎だと七郎が、言った。3日後、学生寮で朝10時に、コマーシャル撮影会社の人間と三保さんが来て、撮影の打ち合わせをする事になった。

山下洋一さんからは、我が社、M商事の上層部にコマーシャルの協力をお願いしたが、会社のイメージアップになりそうなので好反応だったとの報告。詳細は決まり次第連絡すると言ってくれた。

 その他、自分の知り合いの食品メーカーにもコマーシャル依頼していて好反応な会社が数社あると言った。またコストコとイオンをメインに食品を購入しているというのでコストコとイオンの本社とも掛け合っている様だ。

 その他、学生寮の車の関係で大手自動車メーカー3社とリース会社に学生が使う自転車の大手メーカーと小売店にも話をいれておいたと言った。

 七郎は、彼らの迅速な行動に感謝した。山下洋一さんから、ブリヂストンからシティサイクルを72台無料のモニターとしてアンケート提出していただくが、メンテナンスすると言う条件で無料で貸してくれることになった。

 その他、日本最大のパンメーカーからも、取りに行くという条件付きで、食パンを無料でもらえると言うことになった。イオンからは、持っているイオンカードのワオンポイントを常時3倍にすると言われた。

 そして、三井物産からは、学生寮の日常の生活をコマーシャルにしてTVとネットコマーシャルで、合計年間2千万円の契約をしてもらった。学生寮のオープンから1ヶ月後、地元の埼玉テレビが取材に来た。

 翌月、NHKから取材の要請を受け学生寮の学生に取材しないとい言う理由で了解した。その代わり調理室に働きに来ているシングルマザー、料理長の鈴木良三さんに取材していた。

 その他、地元の協力者の木元さんが協力者になった理由、開設者の七郎が開設した理由。山下洋一さん、三保さんが協力した理由などを取材していった。

 施設の事が放送され、七郎が、自費を投じて開設した貧困学生、シングルマザーのための施設を建てた。それをバックアップした地元の方々、木元さん、鈴木良三さん、友人の山下洋一さんの話を放送した。
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