日本の名家の末裔と欧州豪族

ハリマオ65

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20話:学生寮の落成式

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 将来は実家の料理屋を継ぐつもりらしいが、それまで、手伝ってくれるという。七郎さんが来るというので、今晩、彼の実家の料理屋で会う手はずになっていると言った。

 夜18時、料理屋で食事を終わった時、修行中の料理屋の息子の鈴木良三さんがやってきた。がっちりとした体格の好青年といった感じだった。紹介してくれた木元さんにお礼を言って失礼した。

 涼しい風が吹き出した2013年10月下旬、遂に、地上5階建ての学生寮が完成した。11月10日に入居できることを入居予定の学生達に通知した。

 11月1日に工事完成の地鎮祭を行い、木元さんや鈴木良三さん、役場の関係者をお呼びして行った。近くの人が来られていたので、この施設のパンフレットを渡した。

 その後、前途を祝して餅まきみたいに、せんべい、お菓子、チョコレート、餅などをまいて終了した。11月10日の10時前に鈴木良三さんが既に来ていて調理器具、電化製品の具合などをチェックした。

 その後、七郎が来たときに、挨拶後、衛生管理者の看板をどこにつけるか聞かれ、調理室の入り口のよく見えるところに、貼ることにした。

 料理担当チーフの鈴木良三さんが、七郎に、今日の昼飯はどうしますかと聞かれたので、簡単なものでいいよと答えた。すると具だくさんおむすびと寿司めしをいれたいなり寿司でも作るかと言われた。

 それで、十分だと答えた。一応、味噌汁もつくっておきますと告げ、発泡スチロール食器も用意しますと言ってくれた。長テーブルと折りたたみ椅子と白いシーツは、1階の倉庫に入ってると話した。

 テーブルと椅子の用意を宜しくと言った。すると、すぐ、鈴木さんが、車で彼女と買い出しに出かけた。少しして帰ってきて2人で料理の用意を始めた。

 木元さんや建設会社の職員と三保さんと山下洋一さんが11時に手伝いに来てくれた。そこで、倉庫に入っている、長テーブルと折りたたみ椅子で、学校の教室のように2列並びにし78人が座れる様にした。

 一番前のテープルにマイクを置き、反対向きに椅子を置き、対面で話ができるようにした。その他、壁の前に長いすを8つ、48人分用意した。

 11月10日の11時の開場の時間には、入居学生の名前と部屋番号を、入り口近くの壁に貼りだした。それを見て、続々と2階の男子寮と3階の女子寮にわかれて、入っていった。

 その後、七郎と三保さんと山下洋一さんが、具入だくさんおにぎりと、ちらし寿司いりのおいなりさんを大きな皿に分けて長テーブルの方へ運んできた。

 すぐあとに、味噌汁の入った大きな鍋2つを持ってきた。ウーロン茶や紅茶、お茶などをおいて、ご自由に食べて下さいと大きな声で言った。

 開場してから30分で一通り手が空いた人から順番にテーブルにつき食事を取った。その後、簡単な自己紹介をしてもらった。学生は、東北、北海道、九州、四国、山陰、沖縄など地方出身者が多い。

 自己紹介が終、七郎が、学生寮のみなさんに学生生活に慣れた後から地元の中学、高校生の家庭教師を斡旋したいと思っています。それで得られた、お金で自転車や本などの購入した。

 さらに見聞を広めるための国内、海外旅行に使ってもらいたいと考えていると話した。すると学生からは、是非、宜しくお願いしますとの声が上がった。

 その他、食事も安く提供しますので利用して下さいと伝えた。今日も、おにぎりと、おいなりさんと味噌汁のサービスがありますので食べていって下さいと言った。

 次に料理担当の鈴木良三さんが頑張って手軽で、うまい料理を提供しますので宜しくと言った。学生達から、拍手があがった。その後、木元さんが地元で農家をしている木元です。

 何か困ったことや悩み事があれば、近くに住んでいるから、相談にのるよと挨拶した。学生達からも宜しくお願いしますとの挨拶があった。

 最後に学生寮の中の備品で問題あったら料理人の鈴木良三さんか、私、木下七郎に電話して下さいと言った。週に1回は、顔を出すつもりですので宜しくと言って終了した。

 その後、みんなで食事を残さず全部平らげ開所式が終了。その後、七郎は鈴木良三さんに銀行口座を教えてもらい購入予定品の予算と購入後にレシートをA4の紙に貼り付けた写真をメールにして送ってくれる様に言った。
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