超能力女の人生物語

ハリマオ65

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5話:占い師の仕事

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 その後、東海道線で熱海、伊東温泉2泊3日の一人旅に出た。
「そこで熱海の海の見える温泉から真っ青な海と暮れなずむ夕日を眺めていると、警視庁での4年間が思い出された」。風呂から出て、ビールを飲んで眠くなり、熟睡した。翌日は、朝風呂に入り、ゆっくりして11時にチェックアウトして熱海駅で昼食をとって伊東行きの電車に乗り伊東へ到着して午後2時にホテルに入り部屋から見える海をゆっくりと眺めた。

 伊東温泉で温泉三昧して、翌日チェックアウトしてホテルで昼食をとり、実家へお土産を買って、午後1時発の列車で熱海で乗り換えて東京の自宅に着いたのが午後3時過ぎだった。家に帰り、徹子は、友人の明美と一美に電話をして退職した話をして今週の日曜日1977年1月14日、11時に上野のいつもの喫茶店で会おうと約束した。徹子が11時に着くと2人は来ていて、その席に行くと明美と一美が、ご苦労様でしたと言ってくれた。

「明美が徹子に、この先何やるのと聞くので、まだ決めてないというと占いをしたら良いと言い、というのはトランプ占い、姓名判断、手相の占い師は多いが人相占いというのは少なく、そう言う意味では競争が少なく良いと思うと言った」。

 「そして、これなら明日からでも人相占いできると言った。それでは今年1977年4月から上野で始めるわと言い明美の投資100万円をありがたく借りてビルの費用に当てて有限会社をつくり明美を副社長にするわと笑いながら言った」。その他、必要な椅子、机、ソファー、その他、必要な物を揃え始めると言った。3月になったら明美の家に行き賃貸契約所にサインすると言い、有限会社の設立を直ぐに始めると言った。

そして、近くのレストランで夕食をとって、夜19時に解散して、自宅に帰った。その後、2月に、明美の紹介で上野の里美公認会計士事務所に行き、有限会社の設立の手続きについて相談して、徹子相談事務所という名称で、有限会社を資本金50万円で設立した。

 取締役として神田明美の名前を借りた。そして、2月中に徹子相談事務所の設立の手続きを終了し、3月に入り、手相、人相、タロット占いの本を読んで基礎的な知識を身につけた。事務所には冷蔵庫と、ラジオを置き椅子を3脚と折りたたみ椅子2つと3人掛けソファーを購入した。水道も完備されていて電気コンロも買っておいた。

 エアコンは既に設置されていた。そして2月の4回の日曜日に一美と明美さんに連絡して3人で徹子相談事務所の開設のビラ配りを手伝ってもらった。その後、1977年4月1日朝9時、徹子相談事務所の開設初日、3人のお客さんが来た。そこで、2人目3人目の人に、開始時間を9時10分、20分と書いた紙を渡した。

次は、
「亭主と離婚した方が良いかの質問、奥さん1人ではわからないから2人で来てと言った」。
その次の相談は、
「今、アメリカ人の彼と付き合って同棲してるが、結婚すべきかどうか、そこで、あなたに、その覚悟があるかどうか深く聞き出すと、うわべだけなのでやめた方が良いとアドバイスした」。

「次に結婚まもない夫婦2人で相性が悪いのがわかり、離婚するか継続すべきかの相談。旦那が別れたいと思い奥さんが別れたくない事がわかり、旦那さんに別れた場合のペナルティーと負うべきリスクを話すと、旦那さんが、もう少し様子を見て、判断すると言うことで、離婚はしない事になった」。午前中の人相占いは合計12人のお客さんがきた。

 お客さんの空いてる間に食事を取り、昼を迎えると
「近くのオフィスから4人がやってきて昼休み1時までに見て欲しいと言われた」。
「自分の仕事と性格で適性があるかどうかと言う相談で努力次第と答えた」。
「次が金持ちのお坊ちゃまとの格差結婚どうすべきか、彼を引き留める自信があれば結婚、自信がなければやめるべきとアドバイスした」。

「その他、男女の関係なり結婚しないといけないどうか、それは2人で決めろとアドバイス」。
「その他、旦那の不倫、奥さんの不倫の問題など不倫問題が3件で終了。」
 午後21時になり営業時間が終了した。結局、初日30人が来て、夫婦2人での相談が2つだったので1人千円で収入が3.2万円だった。そこで、夫婦での来訪が多い方が収入増えると考え、夫婦で問題は2人でお越し下さいと事務所入り口のホワイトボードに書いた。

 すると、翌日は夫婦が4組、翌々日は6組と夫婦関係の相談や彼女と彼氏の結婚の問題が多いことがわかった。そこで2度目以降のご相談は1人あたり2千円と太字で書いた。そして実際に相談にのると相談者が勝手に5分とか7分で帰る場合があり、1人10分にこだわる必要がない事がわかり、相談時間、最大1人10分と書き直した。

 1週間を終え、212組で、人数は240名の相談者で24万円の収入だった。 3月1ヶ月で累計客数1002組で総数が1100名だった。110万円の収入だった。そこで営業時間を朝7時から夜9時までと延長して、お客さんの空いてる時間で食事、珈琲タイムにする事にした。5月になると、ゴールデンウイークに上京して東京で就職希望の男女が相談に来た。

 そして、連休中は、大忙しで、疲れて、お客さんが途切れたところで、○○時まで休憩中と看板を出した。それでも、男女の問題が多く、相談組数の130%迄増えてきて効率が良くなり、営業時間の延長で1日あたり土日は最大50組、平日は30から38組程度に落ち着いてきた。

「そんなある日、人生相談の仕事を将来したいのでアルバイトさせて欲しいという美人でグラマーな18歳高校卒業したばかりの女の子が来た」。
「そこで時給500円で雇うと言い昼食の弁当を支給すると言う条件で雇い、朝は弱いので9時からで良いですかというので了解した」。
「すると6月から、お客が増えた。しかし何か割り切れない警察で仕事していたような充実感が全くなく安い金の為に働いてるだけでこれで良いのかと自問自答し悩んだ」。その結果、もう一度、警察での仕事をして世のため人のために自分の特殊能力を使うべきか悩んだ。
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