超能力女の人生物語

ハリマオ65

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2話:徹子の警察官、エリート集団入り

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すると翌日、その女を見つけ連絡して確保した。
「女を尋問して亭主と共謀して空き巣をした事がわかった。
「数日後、その周辺を道路で検問して取り押さえた」。
「事件解決後、今回の事件解決のために犯人の逃亡先の予測をした本木徹子の勘の鋭さ」に驚かされた。そして犯人逮捕に素晴らしい捜査勘の良さだと誉められた。

「本木徹子の非番の日、6月5日に西新井大師にお参りに行った。境内で挙動不審な男を見て何かあると思い近くの西新井大師警察署梅田七丁目交番に入り挙動不審な男がいるから職務質問をした方が良いと連絡した。連絡を受け警察官3人で出かけ、
「その男に職務質問をすると突然、猛スピードで逃げ出し取り押さえた」。
「交番に連れてきて尋問すると西新井大師の賽銭泥棒の犯人だとわかった」。

 つまり昼間に来て、お参りに来ている人の人数を計算して犯行を考えた様だ。
「この時、その交番の巡査が、なぜ、変だと思ったのですかと本木徹子と聞いた」。すると、「まず、きょろきょろし過ぎていた点。辺りを見渡すのが変だと思った」。
「試しに本木徹子が自分で、その男の眼を見ると目をそらしたので完全に何かある」と思い職務質問する必要を感じたと説明した。

「すると、すごい鋭い勘ですねとその警察官が驚いた様に言った」。
「本木は自分の勤務先と名前を知らせて自宅へ帰っていった」。
「翌日、自分の管轄の警察署に出ると埼玉県警から電話が入って本木徹子が出勤すると入社後、これでお手柄3件目だねと巡査部長に誉められた」。

  やがて1970年が終わり1971年を迎えた。
「既にに12件の犯人検挙の実績を上げ本木徹子の名前は高砂警察署で有名になった」。
「1971年も年初から留守宅を狙った空き巣を犯人を2人検挙した」。
「1971年、16件の検挙者をあげ本木徹子は10月に警視庁に呼ばれた」。
警視庁の3番目のポストの警視部長の部屋に呼ばれ巨大都市東京を管轄する警視庁では新しく犯罪者をできるだけ早期に解決し大きな事件を未然に防ぐための組織、特殊犯罪防止班を2班つくりたいと言われた。

「本木徹子の様に鋭い勘と記憶力など特筆すべき能力の持ち主を今年から集めたい」。
 そして来年、その組織を作りたいと考えていると話した。
「そのチームには、君以外に、警視庁に2年前東大を出て警視庁に採用された犯罪心理学を学んだエリートの鳥山賢一君が決まったと伝えた」。

「現在、候補生が全国で22人おり最終的に6人で1グループで2グループ12人で開始し、その業績を見て、今後も増やすかどうか決めると言った」。
「更に、退職した警察官を含め26名の候補者がいると誇らしげに語った」。その後、現実的な話で恐縮ですがと言い、本木徹子が給料も上がるんですかと質問した。
「特殊手当が出て現在の給料の倍だと言った」。その他、
「検挙件数に比例し報奨金、ボーナスの査定が上がる」。
「昇進が早くなるのでメリットは大きいと伝えた」。
「一般企業で言えば歩合営業と同じ全て歩合制だ」と言った。その後、
「正式な名称が決まり警視庁犯罪行動分析課となった」。
「1時間程、この話を聞いて多分1年以内に、再度、新しい組織に参加する辞令が出るだろうと言われた」。ただし、この話は、
「くれぐれも内密にしろと命じられ、了解して警視庁を後にした」。

 帰ると高砂警察署で、いろいろ聞かれたが秘密にして警視庁見学に招待されただけと話した。
「1972年4月1日に警視庁の配属の辞令が出て本木徹子が警視庁勤務となり警視庁の女性用官舎を与えられ部屋から警視庁まで徒歩5分となった」。

1972年4月2日、警視庁に5階の会議室にメンバー6人が集められ、そこに警視庁No3の警視部長が来ていて、最初に警視庁犯罪行動分析課が出来た理由と、その使命を説明した。その後、犯罪行動分析課、チーフ、部長の久松賢人を紹介、東大法学部を首席で卒業した秀才で警視庁7年目の28歳、背が高くメガネでスポーツ万能、柔道4段、剣道6段、空手3段で司法試験合格と書類に書いてあった。

 次に交渉係、警視庁の池野泰三30歳、元、有名進学塾講師で交渉のプロ、優しそうな顔だが目が鋭く表情が変わると怖そう。最後に高砂警察署、本木徹子19歳、記憶のプロ、不審人物捜査のプロと書類で紹介された。その他の構成メンバーとしてOBの応援隊として経済犯罪、右翼、窃盗検挙のプロとして警視庁に1人ずつ合計3人暴力団のプロとして神戸署の1人と書類に書いてあった。

 その後、1人ずつ名前を呼ばれ、起立して宜しくお願いしますと挨拶して、20分足らずで会合は終了した。その後、本木徹子が部長の久松賢人に呼ばれて、捜査の再学習のためモンタジュー写真と犯人役を見分けられるか、練習をしてもらいたいと言われて、昼食後、犯人役の5人の証明写真、モンタージュと犯人外見的な特長、行動の特長を書いた書類が次々と渡された。それを見て犯人役が、本木徹子から半径20m以内を動き回るから見つける訓練をして下さいと言われ承知して、午後1時から近くの交番の椅子に座り、検査係の人は用意、始めと言った。その後、次々と1時間以内に全犯人を見つけた。

周りの警官から歓声が上がったが
「本木徹子は平然と、朝飯前と言う顔で平然としていた」。
「これを見ていた久松賢人が看板に偽りない冷静に言った」。
「これ以上テストを続けるかと本木徹子に尋ねると、いや、疲れるだけで、意味がありません」と言ってのけた。すると久松賢人が、わかった直ぐに実戦の捜査に移ってもらおうと言った。
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