のぼせもんの奮闘記

ハリマオ65

文字の大きさ
上 下
2 / 36

1話:柏の小学生の仲良し4人組の成長

しおりを挟む
 千葉県柏は、江戸時代中期より「味醂『みりん』は柏」と呼ばれ有名だ。1917年「大正6年」設立の万上味醂「まんじょうみりん」株式会社は、1925年「大正14年」の野田醤油醸造と合併。

 現在「万上『まんじょう』」は、キッコーマンのブランドとして名を残している。如月家は、米農家で、米やもち米を生産して、万上味醂「まんじょうみりん」に米、もち米を販売していた。

 一方、柳井家は、筑波山麓の貧農で、生活に困り、万上味醂「まんじょうみりん」の社員になり、毎日、みりん製造の仕事に携わって、生活していた。そのため、生活は、あまり良くない。

 そんな柏に、1975年5月に如月達夫が、次男として生まれた。その後、間もなく8月には、柳井富子は次女として生まれた。小学校4年になると、如月達夫、柳井富子、手塚敏夫と樋口芳江は、同級生で仲良くしていた。

 遊ぶのは、江戸川、利根川、手賀沼。、手賀沼では大人にウナギの捕り方を教えてもらった。さらに、川釣りは、利根川と江戸川を結んだ、利根運河で、ナマズ、鯉、テナガエビを釣った。

 この中でもテナガエビは、食べると美味しいため好評であった。ウナギは、それほど取れることはないが、たまに取れると、蒲焼きにして食べると、味は、最高で、家族にも喜ばれた。

 但し、自転車でないと広いので、行けない。そのため自宅の自転車が空いてないと使えず、附きに1、2回、サイクリングに出かけた。これが実に楽しく、思い出に残っている。

 そんな、楽しい小学校生活も過ぎて、如月達夫、柳井富子、手塚敏夫と樋口芳江は、同じ学区の中学にそろって入学した。そして中学2年になると仲間で一番優秀な手塚敏夫が、みんなに数学、英語、国語、理科、社会と教えた。

 如月達夫、柳井富子は、記憶力が良く、成績もオール4程度で、手塚敏夫は、学年トップクラス、樋口芳江もクラスでトップ争いをしていた。そのため大きな如月の家に4人が、集まって一緒に勉強していた。

 しかし、中学2年生の秋、手塚敏夫と樋口芳江は、お父さんの転勤で関西と東京へ引っ越していった。その後、如月達夫、柳井富子は、自宅から少し離れた小金高校に合格して、通い始めた。

 如月は、陸上部とECC「英語部」、柳井は、体操部とECC「英語部」に入った。如月は、早大生を家庭教師につけてもらい勉強をして早稲田大学経済学部を目指し、同じ時、一緒に柳井富子も教えてもらった。

 柳井は、実家が、裕福でなかったので、奨学金を借りて、埼玉大学経済学部を目指して勉強して、1987年に如月も柳井も希望通りの大学に合格できた。その後、柳井は、南柏から武蔵野線で南浦和経由で70分で通った。

 一方、如月は、大学の近くの学生アパートで生活をして、通い始めた。そして、2人は、休みの日、南浦和に集まって、映画を見たり、食事したりして、学生生活を楽しんでいた。大学の投資研究会に入り投資の勉強を開始。

 そして、如月の父が、昔から株投資していたので、如月、柳井も興味を持った。こうして1990年、就職先活動を開始、如月は、ソニーに3ヶ月の研修のための3週間アルバイトした。柳井は、地元柏市役所に就職したいと考えた。

 1991年、柳井富子は、柏市役所に入り、如月もソニー本社に就職。そして、如月と柳井は、両家に挨拶に行き結婚の承諾を得た。6月16日に柏で結婚式をすることに決めた。結婚式には、学生時代の友人が来て祝福してくれ滞りなく結婚式を終了。

 翌日、青森、仙台へ2泊3日の新婚旅行に出かけ戻ってきた。その後、如月家の離れを如月達夫夫妻の家として使うことになった。1991年6月に文化的・宗教的に西欧・中欧に近いスロベニアが、10日間の戦闘により短期間で独立を達成した。次いでマケドニア共和国が独立。

 ついで歴史を通じてセルビアと最も対立していたクロアチアが激しい戦争を経て独立した。その後、1991年8月、ソ連が、保守派のクーデターが失敗に終わりソ連が事実上崩壊した。

 モスクワ市民が見守るなかKGB「旧ソ連国家保安委員会」の前身に当たる治安機関の初代長官ジェルジンスキーの銅像が、引き倒された。そして、ソ連邦が、消滅し、ロシアとなった。その後、米ソ首脳会談で、戦略兵器削減交渉「START」調印された。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

破天荒な3人の人生模様

ハリマオ65
現代文学
徳久泰介は、新潟の豪農の次男、楽天家で、博打大好き。直感力に優れ、パソコン大好き。 山井久義は、横浜、本牧の貿易商で、父は、商社マンとして海外生活が、長かった。 滝井正平は、三崎の網元の息子、熱血漢、情熱家だが、団体行動が苦手、車好きである。 麻雀好きで雀荘に出入りした。金儲けが、大好きで大学の投資研究会に入り勉強した。 山井が、日本で開始されFXに興味を持ち投資を始めた。 滝井と徳久は、証券会社の勉強会に入り敏腕ディーラーの下で投資開始したが、徳久だけが、継続した。その後、結婚や日本の歴史の流れと共に生きた。すると、日本経済の凋落、便利さだけを追って学ばない若者が増えるのに心を痛める・・・。 *NOVELDAYSに重複投稿しています。

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

診察券二十二号

九時木
現代文学
拒否の原理、独断による行動。 正当性、客観性、公平性を除去し、意思疎通を遮断すること。 周囲からの要求を拒絶し、個人的見解のみを支持すること。 ある患者は診察券を携帯し、訳もなく診療所へ向かう。

美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした

亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。 カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。 (悪役モブ♀が出てきます) (他サイトに2021年〜掲載済)

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

生命の破片〖改稿・完結〗

華周夏
SF
地球という乗り物が『人』を乗船拒否したら……?そして、救世主と言う名の、人類の幕を下ろす天使のような存在をつくった人間がいた。彼女にはある秘密があった──。

ネット短編集

しんたろう
現代文学
僕のネット短編作品集です。

処理中です...