破天荒な３人の人生模様

ハリマオ６５

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８話：キャッシーが山井に結婚をせまる

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　まさに季節外れの高温であり、全国１０５ヵ所の観測地点でも２月の最高気温を更新した。３月１０日、日経平均株価の終値が、７０５５円。バブル崩壊後の最安値を更新した。２００９年４月５日１１時３０分頃、朝鮮民主主義人民共和国・咸鏡北道舞水端里より日本・東北地方の太平洋上に向けてミサイル発射実験を実施した。そのミサイルは、１段目が、秋田県沖の日本海に２段目は日本上空を通過し、太平洋上に落下した。

　長距離弾道ミサイル『テポドン２号』の改良型と見られている。４月１０日、日本政府は、「ミサイル発射」と断定したと発表。それまでは、「ミサイル」と断定する表現を避け、「飛翔体」と呼称した。北朝鮮は、「人工衛星」の打上げ成功を主張。麻生太郎内閣総理大臣、「北朝鮮によるミサイル発射は極めて遺憾」と声明を発表した。

　河村建夫内閣官房長官、緊急記者会見で「対北経済制裁を1年延長する」、「安全保障上の重大な挑発行為であり、北朝鮮に対してミサイル発射に対して抗議する」旨声明を発表。５月１日に徳久と家に山井から電話が入った。その時、山井の彼女のキャッシーが、５月の連休中、赤ちゃんを見たいと言うので、空いてる日を教えてくれと言われた。奥さんと義理に母に聞くと、５月４日なら空いてる答えた。それを聞き１１時頃、訪問したいと言うので了解した。

　やがて、５月１日、１１時過ぎに、２人が、やってきた。そして、クッキーをお土産に持って、家に上がった。
「キャッシーは、赤ちゃんの顔をじっと見つめて、何て可愛いのと笑顔になった」
「ところが、赤ちゃんは、母に抱きつき見かけない顔なので、驚いて泣き出した」

「しばらくして、ちょっと、抱かしてくれませんかと聞くので、母が、了解した」
「キャッシーが、赤ちゃんを抱いた」
「すると、赤ちゃんは、不安そうにキャッシーの顔を見てた」
「その後、母の園子さんの方を向いた」

「数分、抱いてから、赤ちゃんを園子さんに渡した」
「その時、キャッシーは、いつになく上気した感じで、顔が赤くなっていた」
「何て感動的なのと言い、涙ぐんだではないか」
「そして、英語で、私も赤ちゃんが欲しいと語った」

　それから園子さんの母が、お茶とお茶菓子を出して、挨拶した。
「赤ちゃんを見たキャッシーは、人が変わった様に落ち着きはらった」
「そして徳久の奥さんに出産のときの様子を聞き始めた」
「産んだ時の痛みの事、赤ちゃんを見た時の気持なども尋ねた」

「それに対し素直にその時の感情を話して聞かせると感心した様にじっくりと聞いた」
「話を聞き終えると、キャッシーが、私も赤ちゃんが欲しいと言い出た」
「そして山井に結婚しましょうと言うではないか」
「さすがの山井も驚いて、その話は、２人の問題だから後で話そうと告げた」

「それを聞いていた義理の母が、キャッシーに女にとって子供は、本当に宝よ」
「だから、自分が、この人と思った人と結婚して子供を作るべきだと話すと、涙を流した」
「この女性たちの迫力に、山井は、冷静さを失い、しどろもどろとなった」
「キャッシーは、結婚式は、どこで、いつ頃、しますかと矢継ぎ早に山井に詰め寄った」

「この話は、２人の問題だから、後で、２人だけで、話そうと伝えた」
　そうしているうち昼になり義理の母が、昼食食べて行けばと言った。たいしたものはないが、おいしいチャーハン作ると言った。それを聞いて、山井とキャッシーは、お言葉に甘えてと言った。

　その後、良い臭いが、してきて、湯気があがっているチャーハンが、皿にのって、スープと一緒に出てきた。それを食べると卵と小エビ、玉ねぎが入り、実に旨い。キャッシーが、何て美味しいのと驚いてチャーハンをほおばった。徳久が、母は、料理上手で助かってると語った。その後、チャーハンを食べ終わった。

「すると、キャッシーが、ごちそうさまと頭を下げるのを見て、義理の母も驚いた」
「何て律儀な外人さんなのと笑顔になった」
「帰り際、キャッシーが、私が、赤ちゃん産んだら見に来てねと気さくに語った」
「一緒に来た山井は、複雑な表情になった」
「それを見て、徳久が、山井に、しっかりしろよと背中を軽くたたいた」

　これからが、本番だぞと山井の肩をたたいた。２００９年１１月１日、太陽光発電の余剰電力を従来価格の２倍の４８円／ＫＷｈ「キロワット時」で、電力会社が、１０年間すべて買い取る制度が開始した。１１月１７日、市民団体が軽自動車を改造して製作した電気自動車「ＥＶ」が、東京～大阪間の５５５.６キロを無充電で走破して世界新記録を達成した。