4 / 39
4話:移住へ開始2
しおりを挟むその晩に隣の安田さんのおじいちゃんが突然訪ねてきて、ねぎ、大根をもってきてくれた。また休みの時に子供さんも連れて遊びに来て下さいねと笑いながら言ってくれた。そこで陰山一家はお礼を言った。小さいのにきちんと挨拶できるんだねと子供達に言ってくれた。
その時、陰山一郎がもし何かあったら、すぐ連絡下さい、出来るだけ協力しますからと言った。おじいさんは頼もしいお隣さんが来てくれてうれしいよと言ってくれた。翌日、役所の山田公夫さんから電話で移住後、問題ないか連絡してきたので大丈夫ですと答えた。その後、移住の優遇措置で子供3人以上の場合、保育園・給食料と医療費が無料になるのを確認して、保育園に入園させることを決めた。
お暇な時にお伺いしたいので、空いてる時間を聞いてきたので明晩の夜6時なら大丈夫と伝えて会うことにした。翌日も陰山は子供達を送り出して運転手の仕事に出かけ、特に問題なく仕事を終え帰宅。奥さんが子供達を風呂に入れ終わった頃、役場の山田さんが手土産持参で訪ねてきた。
山田さんから話を聞くと、この地区に昨年、道の駅を開設して特産物を販売したのだが3ヶ月を過ぎる頃から、お客さんの数の減少と共に売上金額も減ってきたと言い、いろいろ対策を考えて実行したのがうまくいかなくて苦戦している様だ。
そこで敏腕セールスマンだった陰山さんに良いアイディアを出してくれるように頼みに来たと言い、運転手の仕事の合間に活動して欲しいと言ってきた。火、木、土曜に道の駅へ行き、販売促進のアイディアを考え、販売の指導をして欲しいと言われた。
道の駅の売上が上がれば、給料5万円、奥さんも協力してくれるなら夫婦で10万円、売上増加次第では給料アップも考えるという条件。陰山は喜んで協力をしますと伝えた。山田さんが道の駅の現状と問題点を書いた資料を持参したので読んで欲しいと渡された。
1週間後に、また訪問して良いですかと言うので了解し夕食後、陰山は奥さんに道の駅の話をしたところ協力してあげたらと言われ、夫婦で月10万円なら助かるわと奥さんが喜んでいた。一週間後の晩に山田さんが来て陰山が販売促進方法について実演販売みたいに話しながらその商品のサンプルを自由に試食させると売上増につながる事。
また、米は炊きあげた物をサンプルとして置く事、また、出来るだけ多くの商品を試食してもらう様にすべきだと言った。商品によっては工夫した食べ方、料理方法を具体的に提案するんですと言った。山田さんから奥さんも女性目線で見て改善案を出して欲しいと言われた。そこで、奥さんも一緒に道の駅の販売促進のため働く事を了解した。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
曾祖母の秘密
ハリマオ65
現代文学
*祖先のお宝と突然の不幸、子供、親戚、友人への援助は、身を助けるものだ!!
1995年8月13日の早朝に電話が鳴り金井次郎と奥さんの交通事故で死亡を知る。幸い長女・秀子と長男・秀二は軽傷で済んだ。残された秀子、秀二の兄弟をどうするか親族会議を開き祖父の金井一郎の家に住んだ。その後、両親を亡くした金井秀子、秀二など若手も進路を決め家を後にした。金井義朗と一郎は仕事と投資で資産ふやしていくが。その後、巻き込まれ・・・。
是非、本編をご覧下さい、宜しくお願いします。この作品はカクヨク、星空文庫、ツギクル、小説家になろうに重複掲載。
裕福な同居人
ハリマオ65
現代文学
*素敵な笑顔と心の優しさは、身を助ける、心根の良さは、何よりまさるものだ!!
池田松男は貧農の生まれだが、勉強をして中央大学商学部夜間部を卒業。愛想が良く人なつっこい性格で友人も多く保険会社に入り活動を開始。入社3年目で多摩営業所、契約件数トップになり顧客の輪が広がった。その後、世田谷営業所の所長に出世したが、リストラ指令を断り退職。飯能に移り住み、近くに幼い兄弟が越して来た。彼らが、松男の笑顔と優しさにひかれ夕食を一緒に食べた。幼い娘に、お母さんと結婚してと突然、言われ・・・この後は、是非、本編をご覧下さい。
この作品は小説家になろう、ツギクル、カクヨムに重複投稿。
徳川泰平の秘密
ハリマオ65
現代文学
*不思議な体験で、過去へ行った後、未来のデータを入手し金儲け。その金で世界を見て見聞を広げる!!
徳川泰平は、浦和郊外で農家で一人っ子で育ったが夢は大きかった。ソロバンが得意で近くの地元の商業高校を出て地元の銀行に就職。大きい夢のため金を作る事が先決と、しっかり金を郵便定額貯金やワリコーで増やした。父の友人の高田善平に一気に稼ぐ方法を聞くと日本株で儲ける事だと教えられた。
なお、この小説は、カクヨム、小説家になろう、noveldaysに重複投稿しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ARIA(アリア)
残念パパいのっち
ミステリー
山内亮(やまうちとおる)は内見に出かけたアパートでAR越しに不思議な少女、西園寺雫(さいおんじしずく)と出会う。彼女は自分がAIでこのアパートに閉じ込められていると言うが……
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
成上がりⅤ:早期退職後編
ハリマオ65
現代文学
営業所での勉強会の司会をしている最中に強度の、
めまい発作で倒れて、外勤できなければ、辞めてもらう
と会社から、遠回しに言われて、上司の助けも得られず、
不本意ながら早期退職を余儀なくされて、人生の悲哀を
感じた。ちょっと前に、橫浜で一戸建ての新居を購入し、
大学に通う子供がいて、財政破綻の可能性が高い、
病気が治癒していき、その現実が襲いかかい、愕然
としたが、そこから、生きていくための、新たな
戦いの日々が始まった。その詳細については、
この小説をご覧下さい。宜しくお願いします。
なお、成り上がりには5編あり、内容は以下の通り
1:青雲編(誕生から高専卒業、優良企業就職まで)
2:営業編(新人プロパー時代)
3:信州転勤編(松本転勤で信大担当、絶好調時)
4:首都圏編(訳あり、首都圏へ転勤での騒動)
5:退職後編(働き過ぎ身体壊し早期退職後、奮闘記)
(小説家になろう、星空文庫とカクヨム、エブリスタ
ツギクルに重複投稿しています。)
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる