地球環境問題と自然への回帰

２５話：三島郊外に家を新築と世界情勢

　パキスタンでは、子供の教育の権利を訴えてきた教育活動家マララ・ユスフザイさんがインドの児童人権活動家カイラシュ・サティヤルティさんとともにノーベル平和賞を受賞した。１７歳での受賞はノーベル賞全部門を通じて史上最年少。マララさんは、女性の社会進出を否定するイスラム武装勢力タリバンに抑圧された学校生活をブログにつづり、女性の教育の権利を訴えてきた。

　２０１２年１０月、タリバンに銃撃されて頭部に重傷を負ったが、奇跡的に回復。受賞演説では、全ての子供が学校に行くまで活動を続けると誓い、「これが子供の教育のための最後の闘いとなるよう望む」と述べた。この頃、速水の実家の一帯が、外国人グループの買収で、売ることができた。その結果、現状渡しで、１億円の利益が、転がり込んだ。家の解体、土地の整備等は、購入者が、一括してする契約となっていた。

　これで、速水は、首都圏から１時間県内の高原で、猛暑から逃れられ、冬も比較的温暖な場所を探して移り住もうと考えた。そのため、まず、三浦半島の三浦海岸周辺、丹沢の周辺、三島、沼津の周辺を調査しに行こうと考えた。そして、現在、子供たちは、独立しているので、夫婦と子供の４人の住める３ＬＤＫの賃貸マンションを以前住んでいた周辺に探して月１６万円の家賃で、住み始めた。

　駐車場代が高いので、車は、手放した。そのうちに２０１５年が、明けた。１月にパリで風刺週刊紙が国際テロ組織アルカイダに共鳴するイスラム過激派に襲撃されて以降、過激派組織「イスラム国」などによる大規模テロが各地で多発した。チュニスで３月に起きた博物館襲撃では、邦人３人も犠牲になった。１０月にはアンカラで自爆テロがあり、エジプトではロシア旅客機が爆破された。

　１１月もベイルートの自爆テロに続き、パリで同時テロが発生し、１３０人が死亡。いずれもＩＳが犯行声明を出した。米国でも１２月にカリフォルニア州で過激思想に染まった夫婦による銃乱射事件が起きた。パリ同時テロを受け、英仏がシリアのＩＳ拠点への本格空爆に踏み切った。こうした米主導の有志連合に加え、ロシアもアサド政権を支援する立場からシリア空爆を９月に開始。ＩＳに対する国際的包囲網が強まっている。

　２０１５年５月２９日、早朝、Ｓ＆Ｐ５００ＥＴＦの気配値が、２６３１０円で出ていたので、千株の成り行き売りを注文を出し、直ぐに売れた。翌、５月３０日、早朝も気配値が、２６３４０円で出ていたので、２千株の成り行き売りを注文を出し、直ぐに売れた。その結果、Ｓ＆Ｐ５００ＥＴＦ２千株を７８９９万円で売れた。６月４日、早朝も、気配値が、２６４００円で出てて２千株の成り行き売りを注文を出し、直ぐに売れた。

　その結果、Ｓ＆Ｐ５００ＥＴＦ５千株が、合計１３１８０万円で売れ、税引き後利益が１１０５０万円となった。その結果、投資残金が、２２７５０万円となり家の売却益と合計して、３２７５０万円となった。その後、新しい住居探しをすすめると三浦半島は、住環境と便利さを考えると、候補から外れた。次に丹沢周辺についても交通の便、住環境で、今一つであった。

　その後、６月、三島、沼津の周辺を調査すると街から車で２０分も行くとゴルフ場も多くあり高原で自然も豊かで、素晴らしい所が見つかった。しかし、難点は、建ぺい率が、厳しい事と丘陵地が多い事であった。しかし、それを察し引いても住環境の良さ、新幹線で、１時間で東京へ行ける利便性を考えあわせると、ここが最適だと考えた。その後、現地の不動産屋を尋ねると中古物件が、一番良いと言われた。

　その理由を尋ねると、良い土地はすべて売られており現在残っている物件は、建築条件付きで、建ぺい率が、低く良い物件はないと語った。この分譲地ができた当初購入した人が一番良い条件の土地を購入した。その人達が、８０代になり、手放し始めていると言うのだ。何人で住むのかと聞かれ、最大４人と答えると、この物件が良いと見せてくれた。

　予算は、どの位と聞かれ、５千万円と告げた。するとこの物件が良いと持って来た物件の写真を見ながら、土地が、約８２坪「２７２平米」、建物が、４５坪弱「１４９平米」７ＬＤＫ、築３９年の総２階建てで、売値が２０００万円だと言う。