時代の波と恩人の死

ハリマオ65

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8話:子供たちの入学と同棲、シティバンク

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 また大規模商業施設「ガレリア・ユギ」が建設され、忠実屋とそごうが入居した。1988年に正式に橋本に京王線が入ることが決まるやいなや、橋本駅近くの地価が5倍に急騰した。

 1990年、次男の青山大輔も兄と同じ県立橋本高校に入った。1990年に長男の寛一は、東京都立大学、理工学部に合格した。続いて1991年2月に、長女の里子は東京都立大学経済学部に合格した。
 
 1992年8月にソニー株を1700円で2万株買い、投資残金が11600万円となった。1993年2月に、次男の大輔は横浜国立大学工学部に合格した。そして大輔は横浜のアパートに住んで大学に行った。

 空いた時間にアルバイトをしていた。そして1995年に寛一はソニーに入社して、厚木の研究所に勤務し、寮に入った。長女の里子は、1996年橋本の実家から、横浜銀行橋本支店に徒歩で通い出した。

 次男の大輔は、1997年に、NTTに入社して桜木町の横浜支店に配属され、大学時代と同じアパートから、通勤した。1998年6月に長女の里子は、同じ銀行の2つ上の先輩の宗山正二と結婚し南大沢の新興住宅街のマンションに住んだ。

 長男の大輔は、ソニー同僚の沢村映子と厚木のマンションで同棲を始めて1999年10月に結婚式を挙げずに入籍した。1999年12月に次男の大輔も同僚の津川啓子と横浜のマンションで同棲を始め入籍した。

 2000年の1月4日、大発会の日に32000円でソニー株を全株、5万株売り、税金が13332万円となり、残金が58000万円となった。茂田グループはソニー株を2000年1月4日、ソニー株を32000円で売った。

 その結果、資産合計が、35億円となったが、茂田の判断で、投資してくれた仲間に資産を分割して仲間の投資家10人に総額25億円を支払った。茂田は、重宗澄子さんに茂田グループの会計と事務処理全般と秘書をやってもらっていた

 そして既に10年以上にわたり、相模原のマンションに同棲していた。今後、リフレッシュのために彼女と旅行して今後の人生をゆっくり投資をして共に生きていくことを決めた様だ。

 茂田先輩が今年で52歳、重宗澄子さんが,甘太と同じ年で,今年45歳になる。そこで、2000年2月3日からハワイに、約2週間の旅に出ると話していた。ハワイでは、ハワイ諸島4島を8日間のクルーズを楽しみにしていた。

 そこで、甘太が2月2日の昼過ぎに、エスティマで2人を成田空港まで送ることにし、相模原のマンションに行った。そして、14時過ぎに成田空港に2人を送ってきた。

 2000年2月18日の16時に成田空港に到着すると連絡が入り、エスティマを運転して成田空港まで迎えに行った。午後15時半に成田に着いて、茂田先輩の到着を待った。

 やがて到着すると大きなスーツケース2つを引いて、到着ロビーから出て来た。そして、その荷物を車に載せて、お帰りなさいと挨拶すると、少し日に焼けた顔で、ありがとうとお礼を言った。

 仲間が多いので土産は航空便で送ったと話した。スーツケースの中身は、彼女の服と自分の洋酒「コニャク」だと言って笑っていた。帰りの車中で、ホノルルで泊まったホテルの事、デパートの事、ドライブした話などをしてくれた。

 特にハワイ4島クルーズは、素晴らしかったので、是非、甘太も行くと良いと,その思い出話をしてくれた。しかし、ハワイに住むのは、ちょっと、無理かなとも話していた。

 そして18時過ぎに、茂田先輩の相模原のマンションまで送り届けて失礼した。その後、茂田が甘太を呼んでシティバンクを使って為替取引をするつもりなので一緒にやらないかと言われて了解した。

 そのためシティバンクをメインバンクにし、甘太と茂田が、シティバンク主催の勉強会に参加した時、為替の取引は、株は、ハイリスクハイリターンとすれば、為替はミドルリスク、ミドルリターンだと語った。

 海外でも富裕層に人気がある取引だと告げ投資信託も、それに入ると話してくれた。その他、リートという不動産関連の投資の話も聞かせてもらった。しかし為替の中でも変動が比較的大きい豪ドル円の投資をしようと考えた。
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