7 / 27
6話:柳橋がNECでパソコンの仕事
しおりを挟む
その後、天女さんを降りて、清里駅の先に地元のそば屋の看板を見つけて、遅い昼食をとることにした。冷たいとろろそばを食べているお客さんが見えて、旨そうなので、思わず注文した、そばにとろろが良く合い、実に旨い。
そして、来た道を帰り、韮崎から中央高速に乗り、一宮御坂インターで降りて山梨駅方面に北上して、北西に向井、20分程で、ほったらかしの湯に到着した。この温泉には、「あっちの湯」と「こっちの湯」の看板があった。
看板に書いてある解説を見て、スケールの大きい「あっちの湯」に入湯した。右手には富士山の絶景見ることができ、左手には大菩薩峠の見え、甲府盆地を見下ろせ景色が素晴らしい。
風呂から上がると休憩所で、少し横になり休んでから出発。その後、一宮御坂インターから中央高速に入りブドウで有名な勝沼を抜け、長い笹子トンネルを抜け17時には、稲城インターチェンジで降りた。
そして多摩川通りを走り狛江に到着して、松平は、柳橋を自宅に下ろして別れて自宅に帰った。そして、秋を迎え冬となり、1990年が終わり1991年を迎えた。今年、柳橋は、卒業論文のテーマを決めて書き始めなければならない。
電通大で、ソフトウェアの最適化について自分の考えをまとめて発表しようと考えた。ゼミの先生の相談して了解をもらい4月から東京都内の大きな図書館に入り関連する資料収集を始めた。
資料が揃ったのが5月下旬で卒業論文を書き始めた。7月下旬にゼミの先生に見せると、自分の考えが少ないと指摘された。そのために自分の考察をいくつか書き始めると考察の根拠となるデータが不足しているというか、あまりなかった。
それを相談すると根拠を開拓していくことが学問でありそれを書き終えてこそ、論文の価値があると教授に言われた。夏休みには、NECの府中事業所に入社希望者の研修に3週間、参加した。その後、卒論を教授に見せるともっと自分の考えを付け足す様に言われた。
10月に卒業論文を見せると、真偽の程は、不明だが、研究する価値はあると認めてくれた。11月には、NECから内定の通知をもらい大喜びした。その後、卒業論文を12月中に受理してくれた。
そして1992年を迎えて卒業論文が通り卒業できる事になった。この話を聞いた松平が柳橋に今年忘年会をしようと狛江駅近くの中華料理屋に招待してくれた。30代後半から40代位の美人の日本人女性が来て、何を注文しますかと聞いた。
松平が、数種類の中華料理を指示して紹興酒の熱燗も注文した。その時に、その女性が、松平と随分親しそうな感じがした。そこで柳橋が、よく来るのと聞くと、そうねと答え、料理がおいしいからねと言った。柳橋は、何かあるなと感じたが、直接聞くことはしなかった。
松平さんも意中の女性がいない方が、むしろおかしいと考えていたのだ。そして、来年からNECの府中事業所で働くと柳橋が松平に伝えると、君もついに社会人になるのだねと言った。
それに対して、柳橋は、松平さんも心許せる女性ができると良いですねと言うと、焦った感じで、こんな中年のおじさんに声をかける女性なんかいないよと照れ笑いした。
1992年4月からパーソナルコンピューター部門に配属されて秋葉原での新製品の発表会やデモンストレーションの管理の仕事を与えられた。柳橋は、入社後ソフトウェア開発ではなくPC9800後継機の販売の仕事をさせられた。
この頃、既に1990年発売の高速20メガヘルツ駆動の「PC286VX」と続く事となる。また、本体キーボード一体型のPC286C、プリンタ一体型のラップトップ機PC286LPなどの機種も発売された。
また、本体キーボード一体型のPC286C、プリンタ一体型のラップトップ機 PC286LPなどの機種も発売された。1992年6月発売のエプソン「PC486GR」では、i486SX,25メガヘルツ、グラフィックアクセラレータ専用ローカルバス搭載。
CPUをメモリコントローラーと共にドーターボード搭載。これを差し替える事でオーバードライブプロセッサによるものでない正規の ペンティアムへのアップグレードを保証した。
そして、来た道を帰り、韮崎から中央高速に乗り、一宮御坂インターで降りて山梨駅方面に北上して、北西に向井、20分程で、ほったらかしの湯に到着した。この温泉には、「あっちの湯」と「こっちの湯」の看板があった。
看板に書いてある解説を見て、スケールの大きい「あっちの湯」に入湯した。右手には富士山の絶景見ることができ、左手には大菩薩峠の見え、甲府盆地を見下ろせ景色が素晴らしい。
風呂から上がると休憩所で、少し横になり休んでから出発。その後、一宮御坂インターから中央高速に入りブドウで有名な勝沼を抜け、長い笹子トンネルを抜け17時には、稲城インターチェンジで降りた。
そして多摩川通りを走り狛江に到着して、松平は、柳橋を自宅に下ろして別れて自宅に帰った。そして、秋を迎え冬となり、1990年が終わり1991年を迎えた。今年、柳橋は、卒業論文のテーマを決めて書き始めなければならない。
電通大で、ソフトウェアの最適化について自分の考えをまとめて発表しようと考えた。ゼミの先生の相談して了解をもらい4月から東京都内の大きな図書館に入り関連する資料収集を始めた。
資料が揃ったのが5月下旬で卒業論文を書き始めた。7月下旬にゼミの先生に見せると、自分の考えが少ないと指摘された。そのために自分の考察をいくつか書き始めると考察の根拠となるデータが不足しているというか、あまりなかった。
それを相談すると根拠を開拓していくことが学問でありそれを書き終えてこそ、論文の価値があると教授に言われた。夏休みには、NECの府中事業所に入社希望者の研修に3週間、参加した。その後、卒論を教授に見せるともっと自分の考えを付け足す様に言われた。
10月に卒業論文を見せると、真偽の程は、不明だが、研究する価値はあると認めてくれた。11月には、NECから内定の通知をもらい大喜びした。その後、卒業論文を12月中に受理してくれた。
そして1992年を迎えて卒業論文が通り卒業できる事になった。この話を聞いた松平が柳橋に今年忘年会をしようと狛江駅近くの中華料理屋に招待してくれた。30代後半から40代位の美人の日本人女性が来て、何を注文しますかと聞いた。
松平が、数種類の中華料理を指示して紹興酒の熱燗も注文した。その時に、その女性が、松平と随分親しそうな感じがした。そこで柳橋が、よく来るのと聞くと、そうねと答え、料理がおいしいからねと言った。柳橋は、何かあるなと感じたが、直接聞くことはしなかった。
松平さんも意中の女性がいない方が、むしろおかしいと考えていたのだ。そして、来年からNECの府中事業所で働くと柳橋が松平に伝えると、君もついに社会人になるのだねと言った。
それに対して、柳橋は、松平さんも心許せる女性ができると良いですねと言うと、焦った感じで、こんな中年のおじさんに声をかける女性なんかいないよと照れ笑いした。
1992年4月からパーソナルコンピューター部門に配属されて秋葉原での新製品の発表会やデモンストレーションの管理の仕事を与えられた。柳橋は、入社後ソフトウェア開発ではなくPC9800後継機の販売の仕事をさせられた。
この頃、既に1990年発売の高速20メガヘルツ駆動の「PC286VX」と続く事となる。また、本体キーボード一体型のPC286C、プリンタ一体型のラップトップ機PC286LPなどの機種も発売された。
また、本体キーボード一体型のPC286C、プリンタ一体型のラップトップ機 PC286LPなどの機種も発売された。1992年6月発売のエプソン「PC486GR」では、i486SX,25メガヘルツ、グラフィックアクセラレータ専用ローカルバス搭載。
CPUをメモリコントローラーと共にドーターボード搭載。これを差し替える事でオーバードライブプロセッサによるものでない正規の ペンティアムへのアップグレードを保証した。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説

夜の物語たち
naomikoryo
現代文学
人生の交差点で紡がれる、ささやかな奇跡――
誰もが日常の中で抱える葛藤、愛情、そして希望。
それらが交錯する瞬間を切り取り、***一話一話完結***の形でお届けします。
警察署で再会する別居中の家族、山奥で出会う見知らぬ登山者、深夜のコンビニで交わる不器用な恋……。
どの物語も、どこかで私たち自身を映し出すような人間模様が広がります。
「今、この瞬間にあなたが手にする何かが、誰かの物語と繋がるかもしれない」
ほろ苦い涙と優しい微笑みが胸に広がる、心に寄り添うオムニバス形式の珠玉の一冊。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
僕は君を思うと吐き気がする
月山 歩
恋愛
貧乏侯爵家だった私は、お金持ちの夫が亡くなると、次はその弟をあてがわれた。私は、母の生活の支援もしてもらいたいから、拒否できない。今度こそ、新しい夫に愛されてみたいけど、彼は、私を思うと吐き気がするそうです。再び白い結婚が始まった。
その男、人の人生を狂わせるので注意が必要
いちごみるく
現代文学
「あいつに関わると、人生が狂わされる」
「密室で二人きりになるのが禁止になった」
「関わった人みんな好きになる…」
こんな伝説を残した男が、ある中学にいた。
見知らぬ小グレ集団、警察官、幼馴染の年上、担任教師、部活の後輩に顧問まで……
関わる人すべてを夢中にさせ、頭の中を自分のことで支配させてしまう。
無意識に人を惹き込むその少年を、人は魔性の男と呼ぶ。
そんな彼に関わった人たちがどのように人生を壊していくのか……
地位や年齢、性別は関係ない。
抱える悩みや劣等感を少し刺激されるだけで、人の人生は呆気なく崩れていく。
色んな人物が、ある一人の男によって人生をジワジワと壊していく様子をリアルに描いた物語。
嫉妬、自己顕示欲、愛情不足、孤立、虚言……
現代に溢れる人間の醜い部分を自覚する者と自覚せずに目を背ける者…。
彼らの運命は、主人公・醍醐隼に翻弄される中で確実に分かれていく。
※なお、筆者の拙作『あんなに堅物だった俺を、解してくれたお前の腕が』に出てくる人物たちがこの作品でもメインになります。ご興味があれば、そちらも是非!
※長い作品ですが、1話が300〜1500字程度です。少しずつ読んで頂くことも可能です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる