59 / 61
59話:ポルトガル離島巡り2
しおりを挟むその後、赤い衣装の美女のパレード、次は、ブルーの衣装の美女のパレードが続き、その次が黄色い衣装の美女のパレードと続き、縁談からは拍手の嵐、カメラのシャーターオンの嵐が聞こえた。花車の真ん中には、とびっきりの
選ばれた美女が緑の衣装に身を包み、観客にとびっきりの笑顔を振りまいている。
センターの美女は多分、選抜されたのだろうと想像される。花車の上には、ピンクのスカート、オレンジのスカートの女性が、センターの美女の脇を固めていた。その後も、白地にピンクの飾りをつけた子供パレード、同じ色で、男女ペアのパレードが続いた。
その後、ピンクの衣装、黄色のワンピースに赤の花柄、上が赤でスカートが青の子供達がずーっと続いた。その後、大きなひまわりをつけ、赤と黄色のストライプスカートの女性達が踊りながら行進や、黄色い花を持った美女、カラフル衣装の子供達など、とてもあでやかな衣装で、中時間にわたりパレードが続いた。
そうして楽しい、フンシャル・フラワー・フェスティバルを見て、今度はマディラから更に、西北、約千kmにある、アソーレス諸島のサン・ミゲル島へ向かった。
首都ポンタ・デルガーダの市内観光は後回しにして、タクシーでカルヴァン洞窟に向かい、そこで昼食をとった。ポルトガル本土のタコのオーブン焼きは足2~3本程度だが、この店のは小ぶりながら一匹まるごと
、頭も付いている。柔らかくてとても美味しい。
付け合わせはタコが抱きかかえた皮付きジャガイモと、青菜と豆とパンのそぼろ「ミガス」で、塩分控えめだがアソーレス料理にお約束の塩漬けのピメントがアクセントを効かせている。その後、中心地のポンタ・デルガダのホテルに宿泊して、二日目は温泉入浴を含むフォーゴ湖半日ツアーを申し込んだ。ガイド兼ドライバーのサントスさんがホテルに迎えに来てくれた。
客は我々グルーム4人で、料金は120ユーロ。以前は普通のタクシーに適当に名所を回るよう依頼し、ラボ・デ・ペイシェ村、リベイラ・グランデの旧市街とリキュール店、カルデイラ・ヴェーリャ温泉、フォーゴ湖を周るコース。メインはカルデイラ・ヴェーリャ温泉。現在は道がきれいに整備された。
敷地内にはサン・ミゲル島の自然を紹介する環境センターがあり、土産やコーヒーも売っている。鬱蒼とした巨大シダや杉の木に囲まれた温泉には3つほど露天風呂があり、若いカップルや熟年夫婦が38間待ちだそうだ。そうして温泉を楽しんで1時間半の滞在時間はあっという間に過ぎた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
1921年、里見一族、世界で稼ぐ
ハリマオ65
現代文学
里見一族は、昭和初期、欧州へ移動、子孫、健一が日本戻り食堂経営で成功。やがて息子たちに引き継ぐ!
里見兵衛は、横浜開港で絹取引で小金をため、その後の船景気で大金をつかみ、大恐慌前に横浜からマルセイユに渡り以前仕事をしたM物産のコネで欧州での仕事をもらった。その後、里見の子孫がスイスにわたり子孫を増やし、子孫たちの一部が日本、カナダへ渡り活躍する物語。激動の時代背景と里見家の活躍を描いた。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
後悔と快感の中で
なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私
快感に溺れてしまってる私
なつきの体験談かも知れないです
もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう
もっと後悔して
もっと溺れてしまうかも
※感想を聞かせてもらえたらうれしいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる