動物の気持がわかる夫婦の冒険

ハリマオ65

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第8話:恵子の将来設計と結婚の約束

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 それは、大変だねと言い、その後は、と聞くと、今は、何も決まっていませんと寂しそうに語った。18時半に夕食を持っていくから、その時また話しましょうと、言い、別れて、彼女はフロントに戻った。

 その晩、18時半に夕飯を持って、小諸恵子が、四宮の部屋に入ってきた。そこで、懐かしいわーと言い、来年、鹿沼に帰って。仕事が見つからないようだったら、東京へ出たいと話した。

 その時は、四宮俊二さんに東京を案内してもらいたいわと言いった。そして、四宮君は、今、何してるのと聞かれ、大型銀行のオンラインのためのコンピューターの保守管理の仕事だと言うと、へーと驚いた。

 出来たら、四宮君、私と結婚してくれないと、色っぽい声で言うと、その声につられるように、もちろん、俺は、OKだよと答えると、ほんと、信じてよいのねと言い、涙を流した。

 俺も小さいころから、お前以外の女とは、性が合わなくてと照れくさそうに笑った。本当に信じてよいのねと言うので、もちろん、俺は、大歓迎さ。俺は、こう見えても恥ずかしがり屋で、自分から口説けないと頭をかいた。

 じゃー来年、暖かいころ、結婚しましょうと言い、指切りげんまんをして、食事を片づけて、部屋を出て行った。部屋を出て行った後、四宮俊二は、小諸恵子と仲良くしてた子供のころを思い出した。

 そして、その晩は、酒を飲みながら、小諸恵子との結婚について、いろんな妄想を描いて、なかなか眠れなかった。翌日は、予約していた鬼怒川下りに出かけた。

 大自然と渓谷美で有名な鬼怒川。その鬼怒川の素晴らしさを満喫できるのが、鬼怒川ライン下り。船頭さんの巧みな櫂「かい」さばきで、奇岩・怪石が織りなす造形の妙を味わいながらの川下りは、豪快そのものだった。

 鬼怒川下りが、1時間10分で、下船場所から、無料シャトルバスでホテルに戻った。その後、温泉に入り、ゆっくりした。その晩も小諸恵子が、夕食を持ってきた。そして、明日どこ行ったら良いかと聞いた。

 すると、日光さる軍団が、面白みたいと言われた。鬼怒川温泉駅からバスで、「おさるの学校前」で降りると、すぐだと言われた。それを聞いて日光猿軍団か、テレビで見たことがあると話した。

 それは面白うそうだと語り、お猿さんによる可愛くてコミカルなショーを見てこようと話した。何回か、行ったことがあるけど、お猿さんのコントや芸人さんとの息が、ぴったりな集団芸は、見事よと告げた。

 わかった、明日はそれにしようと言い、明日帰るけど、これ俺の住んでいる住所と電話番号と言い、書いた紙を小諸恵子さんに手渡した。うれしいわ、きっと、近いうちに東京へ行くからよろしくねと言い笑顔になった。

 翌朝、10時ころまで、温泉に入ったりしてた。その後、鬼怒川温泉駅へ行き、日光交通バスの乗って、「おさるの学校前」で、降りて、お猿のショーを見て、昼食を食べた。

 その後、お猿の劇場に入ると、お猿さんと芸人さんとの掛け合い、コントの息が、ぴったりな、お猿さんたちの集団芸は、見事、そのものであった。ショーが終わると、満場の拍手が巻き起こった。

 そして17時前にKホテルに帰ってきて、温泉に入った。最後の夕食に小諸恵子が、持ってきた。その時、念を押すように、来年、東京へ行くからよろしくねと言うと、俺は、約束は、絶対に守ると語った。

 その時は、よろしくねと言ったので、俺も実家の父にも、お前との結婚の話をしても良いだろうと聞くと、もちろん、話し、許可をもらっておいてくださいねと、言われ了解したと答えた。

 別れ際、恵子が、四宮俊二さんに、キスして下さると言うと、俊二が、照れるなと言いながらやさしく、抱き着いて、そっと、キスをした。すると、恵子の目には、大粒の涙が流れ、これって現実よねと小声で叫んだ。

 もちろん、俺は、お前と結婚したい。そして、絶対に幸せにしてやると言うと、あまり泣かせないでよ。せっかくの化粧が全部、落ちるからと、俊二の胸を軽くたたいた。そして、わかれ際に、お元気でと言い、部屋を出て行った。

 その晩も結婚式、その後の新婚生活、子供が、出来たらなどと、いろんな場面が目の前に現れて、なかなか寝付けず、今夜もかなり酒を飲んで、寄ってから、床についた。
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