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第2節 バラモンの第二王子バーライト
8、間違いの夜1
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バーライトは西のジャンバラヤ族のムラの包囲を、警察兵に命じていた。
夜のうちに大きくムラの四方を囲んでいる。
朝になれば蛮族は度肝を抜くだろう。
力の差を見せつけて、今も、こらからも、彼らがバラモンの支配下で、自由を得ていることを思い出させるようにしなければならない。
たった三人の無法者を渡せばいいものを、けっして引き渡しをしようとしないのに、バーライトは既に苛立っている。
「バーライト王子、包囲網にかかったものがおります、どうされますか?
例のムラからでてきたようですが」
そこに、包囲網を指揮させている部下のシンから声がかかる。
日が落ちて随分たっている。
既に、バーライトは食事も湯あみも済ませ、包囲網の一角に設えさせたテントに休んでいた。
沙漠の夜にムラを出るのは尋常ではなかった。
「包囲網を探りにきたのか?」
「いえ、どうやら違うようなのですが、若い女でありまして、ムラを出ようとしておりました」
バーライトは興味を引かれた。
ムラを夜中に抜け出す若い女。退屈しのぎにはなりそうだった。
「連れてこい。話を聞く」
連れてこられた女は、バーライトの前に転がされるようにつき出された。
質素な旅支度をした娘だった。
砂と日差しと夜露をしのぐフードに、手織りの味わいのある濃い色のジャンバラヤ族の服をきている。
袖口が引っ張られたのかほつれている。
黒髪をポニーテールにして少し日焼けした肌をさらしている。
髪は少し乱れていた。
片頬を赤く腫らして、唇の端を切っているのが痛々しい。
後手に縛られている。
捕らえるときにひと騒動があったのがわかった。
服は袖口以外、乱れていないので、砂にまみれてはいても乱暴はされていないようだった。
「捕まえる時に暴れまして、うちの者がやられましたので、少々手荒な捕り物になりました」
バーライトは赤茶の目で娘を観察した。
娘は大変憤慨していた。
きっと黒曜石の目でバーライトを射た。
「わたしを離せ!」
口の聞き方がなっていない。
部下のシンやその他の兵や側付の女が仰天している。
バラモン国の次期国王にそのような口を聞くものはいない。
「お前は西のジャンバラヤ族のものか?」
「違う。少し居候をしていただけだ」
黒髪黒目は確かにジャンバラヤ族の特徴ではない。
バラモンでも隣国パリスでも珍しいといえた。
珍しい物好きの現国王に献上されたり召されていないのは、上手く隠されていたようだった。
「では客人が深夜にムラを出るとは穏やかではないな。
何か訳があるなら、わたしが聞いてあげても良いが、、、?」
娘の眼に怒りが煌めくのをみた。
バーライトは柄にもなくぞくっとくる。
なかなか楽しめそうな予感がした。
「縄で自由をうばいながら、話を聞くとはないでしょう。
あなたこそ誰!」
バーライトは娘の縄を解かせた。
眼に見えて、ほっとした表情をする。
彼女はまだ若い。
「わたしはバーライト ナイト バラモン 。お前の名前は?」
少し戸惑いつつ言う。
「リリー」
「何処の出だ?」
「わからない」
シンがかっとなった。
バーライトは片手で押さえる。
「いったいどういうことだ、わかるように話せ」
「わたしは沙漠で砂あらしに巻き込まれて死にかけていたところを、西のイーサンのムラに助けていただきました。
それ以前の記憶がないのです」
まっすぐ黒曜石の目でバーライトを見た。
「わたしは、自分が誰であるかを探しにムラを出たのです」
「夜中にか?」
娘は顔を曇らせる。
「これ以上彼らの厚意に甘えると、わたしは一生出れなくなりそうでしたから」
「沙漠で拾ったものは、拾った者のものになる、か?」
娘は首を振った。
「そういう扱いではなかったのですが、、」
「じゃあ何がいやだったのだ?」
ふっと、娘は遠い顔をした。
何回も、自分は同じことを繰り返しているような気がした。
どこかに留まろうとすると、飛び出していきたくなる。
縛られようとすると、逃げ出したくなる。
自由と冒険の名の元に。
「顔の怪我は大丈夫か?」
答えを待たずにバーライトは立ちあがり、娘の元による。
驚いて顔をあげて、黒曜石のような夜の眼がバーライトを見上げた。
唇の端の切れたところを親指で撫でる。
親密な触れあいに娘は驚きながらもムッとした。
「殴られたら痛い。当然でしょう」
「愛されたら気持ちが良いぞ」
顎を引き上げ、目を細めて娘をみる。
今夜の相手になるか、確かめようとする。
女に不自由していないバーライトには、まれな衝動だった。
「わたしはあなたの愛を求めていない」
ふふっとバーライトは笑った。
バーライトの元には、将来の次期王妃の座を狙い、愛を求める香り高い百花たちが群がっている。
こういう自分を王子扱いをしない感じが新鮮だった。
「では何を求めている?」
リリーはまた遠い目をした。
バーライトは娘が何を見ているか知りたくなった。
「記憶の断片の男を探している。赤毛の男、金茶の男、、」
バーライトは頭に巻いたフードをとった。
鮮やかな赤毛が目の前に現れる。
リリーは絶句した。
男の目は、赤茶の目をしていた。
記憶の男と、目の前の男がだぶる。
似ているかもしれないと思った。
がくがくと震えだす。
閉じていた感情の蓋が弾けて飛んだようだった。
娘の異変を感じて、シンが刀を抜いた。
バーライトは制する。
何かのキーワードに反応するように仕込まれた甘い刺客かもしれなかったが、大抵のことはバーライトひとりだけでも対処はできる自信はあるし、実際にそうしてきた。
「あ~、、」
黒曜石の眼から大粒の涙が真珠の粒のようにこぼれ落ちた。
呆気に取られたバーライトは、バランスを崩して前にのめる。
赤毛に指が滑り込ませられて、引き寄せられていた。
「!?」
バーライトの唇はしっかりと娘の唇に捕らえられていた。
娘の唇は柔らかく、気持ちが良くその後に続く愛の行為の素晴しさを予感させた。
バーライトは他の者たちを下がらせた。
「はあっ逢いたかった、僕の王子、、」
バーライトは夢中になり、娘のフードをはがし、ジャンバラヤの衣装を脱がす。
奥に用意されているベットに雪崩れ込む。
全て脱がしきって、バーライトは固まった。
日差しから遮られたところは真白く美しい。
ほんわかした胸はまだ娘が成長しきっていないのがわかる。
普段では相手にしない年頃だ。
それより何より、バラモン第二王子がわが目を疑ったのは娘についていた男の印だった。
完全に騙された、とバーライトは思った。
ここまで連れてきた全員がこの娘を、女だと疑わなかっただろう。
バーライトの猛るものは、引き返せないところまで来ていた。
バーライトは男を相手にしたことがない訳ではない。
どちらもいける方である。
胸を両手でもみあげると、リリーはふわっと息をはいた。
将来大きくなりそうな予感を感じさせる胸だった。
(罪な体だ)
さらに、片手で膨らみ始めたものを握る。
そこからに下に手を伸ばして、再度バーライトは固まった。
胸に押し付けようとしている少年の腕にかまわず、体を引き離す。
両膝の裏をつかんでお腹によせ、開かせた。
バーライトは見た。
夜露をしたたらす花びらを。
男でもあり女でもあるその体。
この体は、古い血族の、伝説の、滅んだ、樹海の、
「まさか、プロトタイプ」
赤い髪は愛しい想いと強くつながり、弾けた感情の波に飲まれて、リリーは己を失い恍惚としていた。
リリーは愛しい赤毛に両手を伸ばした。
愛しい思いだけが、解放されていた。
「どちらで愛して欲しい?」
「あなたの好きな方で」
バーライトとリリーは愛の行為に溺れた。
夜のうちに大きくムラの四方を囲んでいる。
朝になれば蛮族は度肝を抜くだろう。
力の差を見せつけて、今も、こらからも、彼らがバラモンの支配下で、自由を得ていることを思い出させるようにしなければならない。
たった三人の無法者を渡せばいいものを、けっして引き渡しをしようとしないのに、バーライトは既に苛立っている。
「バーライト王子、包囲網にかかったものがおります、どうされますか?
例のムラからでてきたようですが」
そこに、包囲網を指揮させている部下のシンから声がかかる。
日が落ちて随分たっている。
既に、バーライトは食事も湯あみも済ませ、包囲網の一角に設えさせたテントに休んでいた。
沙漠の夜にムラを出るのは尋常ではなかった。
「包囲網を探りにきたのか?」
「いえ、どうやら違うようなのですが、若い女でありまして、ムラを出ようとしておりました」
バーライトは興味を引かれた。
ムラを夜中に抜け出す若い女。退屈しのぎにはなりそうだった。
「連れてこい。話を聞く」
連れてこられた女は、バーライトの前に転がされるようにつき出された。
質素な旅支度をした娘だった。
砂と日差しと夜露をしのぐフードに、手織りの味わいのある濃い色のジャンバラヤ族の服をきている。
袖口が引っ張られたのかほつれている。
黒髪をポニーテールにして少し日焼けした肌をさらしている。
髪は少し乱れていた。
片頬を赤く腫らして、唇の端を切っているのが痛々しい。
後手に縛られている。
捕らえるときにひと騒動があったのがわかった。
服は袖口以外、乱れていないので、砂にまみれてはいても乱暴はされていないようだった。
「捕まえる時に暴れまして、うちの者がやられましたので、少々手荒な捕り物になりました」
バーライトは赤茶の目で娘を観察した。
娘は大変憤慨していた。
きっと黒曜石の目でバーライトを射た。
「わたしを離せ!」
口の聞き方がなっていない。
部下のシンやその他の兵や側付の女が仰天している。
バラモン国の次期国王にそのような口を聞くものはいない。
「お前は西のジャンバラヤ族のものか?」
「違う。少し居候をしていただけだ」
黒髪黒目は確かにジャンバラヤ族の特徴ではない。
バラモンでも隣国パリスでも珍しいといえた。
珍しい物好きの現国王に献上されたり召されていないのは、上手く隠されていたようだった。
「では客人が深夜にムラを出るとは穏やかではないな。
何か訳があるなら、わたしが聞いてあげても良いが、、、?」
娘の眼に怒りが煌めくのをみた。
バーライトは柄にもなくぞくっとくる。
なかなか楽しめそうな予感がした。
「縄で自由をうばいながら、話を聞くとはないでしょう。
あなたこそ誰!」
バーライトは娘の縄を解かせた。
眼に見えて、ほっとした表情をする。
彼女はまだ若い。
「わたしはバーライト ナイト バラモン 。お前の名前は?」
少し戸惑いつつ言う。
「リリー」
「何処の出だ?」
「わからない」
シンがかっとなった。
バーライトは片手で押さえる。
「いったいどういうことだ、わかるように話せ」
「わたしは沙漠で砂あらしに巻き込まれて死にかけていたところを、西のイーサンのムラに助けていただきました。
それ以前の記憶がないのです」
まっすぐ黒曜石の目でバーライトを見た。
「わたしは、自分が誰であるかを探しにムラを出たのです」
「夜中にか?」
娘は顔を曇らせる。
「これ以上彼らの厚意に甘えると、わたしは一生出れなくなりそうでしたから」
「沙漠で拾ったものは、拾った者のものになる、か?」
娘は首を振った。
「そういう扱いではなかったのですが、、」
「じゃあ何がいやだったのだ?」
ふっと、娘は遠い顔をした。
何回も、自分は同じことを繰り返しているような気がした。
どこかに留まろうとすると、飛び出していきたくなる。
縛られようとすると、逃げ出したくなる。
自由と冒険の名の元に。
「顔の怪我は大丈夫か?」
答えを待たずにバーライトは立ちあがり、娘の元による。
驚いて顔をあげて、黒曜石のような夜の眼がバーライトを見上げた。
唇の端の切れたところを親指で撫でる。
親密な触れあいに娘は驚きながらもムッとした。
「殴られたら痛い。当然でしょう」
「愛されたら気持ちが良いぞ」
顎を引き上げ、目を細めて娘をみる。
今夜の相手になるか、確かめようとする。
女に不自由していないバーライトには、まれな衝動だった。
「わたしはあなたの愛を求めていない」
ふふっとバーライトは笑った。
バーライトの元には、将来の次期王妃の座を狙い、愛を求める香り高い百花たちが群がっている。
こういう自分を王子扱いをしない感じが新鮮だった。
「では何を求めている?」
リリーはまた遠い目をした。
バーライトは娘が何を見ているか知りたくなった。
「記憶の断片の男を探している。赤毛の男、金茶の男、、」
バーライトは頭に巻いたフードをとった。
鮮やかな赤毛が目の前に現れる。
リリーは絶句した。
男の目は、赤茶の目をしていた。
記憶の男と、目の前の男がだぶる。
似ているかもしれないと思った。
がくがくと震えだす。
閉じていた感情の蓋が弾けて飛んだようだった。
娘の異変を感じて、シンが刀を抜いた。
バーライトは制する。
何かのキーワードに反応するように仕込まれた甘い刺客かもしれなかったが、大抵のことはバーライトひとりだけでも対処はできる自信はあるし、実際にそうしてきた。
「あ~、、」
黒曜石の眼から大粒の涙が真珠の粒のようにこぼれ落ちた。
呆気に取られたバーライトは、バランスを崩して前にのめる。
赤毛に指が滑り込ませられて、引き寄せられていた。
「!?」
バーライトの唇はしっかりと娘の唇に捕らえられていた。
娘の唇は柔らかく、気持ちが良くその後に続く愛の行為の素晴しさを予感させた。
バーライトは他の者たちを下がらせた。
「はあっ逢いたかった、僕の王子、、」
バーライトは夢中になり、娘のフードをはがし、ジャンバラヤの衣装を脱がす。
奥に用意されているベットに雪崩れ込む。
全て脱がしきって、バーライトは固まった。
日差しから遮られたところは真白く美しい。
ほんわかした胸はまだ娘が成長しきっていないのがわかる。
普段では相手にしない年頃だ。
それより何より、バラモン第二王子がわが目を疑ったのは娘についていた男の印だった。
完全に騙された、とバーライトは思った。
ここまで連れてきた全員がこの娘を、女だと疑わなかっただろう。
バーライトの猛るものは、引き返せないところまで来ていた。
バーライトは男を相手にしたことがない訳ではない。
どちらもいける方である。
胸を両手でもみあげると、リリーはふわっと息をはいた。
将来大きくなりそうな予感を感じさせる胸だった。
(罪な体だ)
さらに、片手で膨らみ始めたものを握る。
そこからに下に手を伸ばして、再度バーライトは固まった。
胸に押し付けようとしている少年の腕にかまわず、体を引き離す。
両膝の裏をつかんでお腹によせ、開かせた。
バーライトは見た。
夜露をしたたらす花びらを。
男でもあり女でもあるその体。
この体は、古い血族の、伝説の、滅んだ、樹海の、
「まさか、プロトタイプ」
赤い髪は愛しい想いと強くつながり、弾けた感情の波に飲まれて、リリーは己を失い恍惚としていた。
リリーは愛しい赤毛に両手を伸ばした。
愛しい思いだけが、解放されていた。
「どちらで愛して欲しい?」
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バーライトとリリーは愛の行為に溺れた。
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