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その4,②北条和寿と北見
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理解が追い付かない。
自分がどうすべきかわからない。
このままここにいてはいけない気がした。
もしくは、見なかったことにすれば解決するような気がした。
そして、知らないふりをして北条和寿と面会する。
すぐに、浩二はその考えをあきらめた。
あのとき北条和寿は浩二と目を合わせたのだ。
自分が何が行われているか理解したことを、北条和寿は知っている。
だが、どうしてもなぜあのようなことが、13の少年に対して行われているのかが理解できないのだ。
うだるような暑さは日が傾くにつれてさらに厳しくなる。
錦鯉がおよぐ庭園の池の水からカゲロウが揺らぎたつ。
「おい、まだいたのか」
浩二ははっと目を開いた。
縁側に、藍の浴衣の裾を引く少年が立っていた。
浴衣の腰帯を肩にかけ、前は相変わらず開いていた。
裸を見せることに抵抗がないようだった。
抵抗があるのは浩二の方。
余計なことを考えれば直視できなくなる。
「まだ、きちんと挨拶ができていませんでしたので」
「ふん。別にお前が逃げ帰ってもかまわなかったんだが。北見の末っ子か」
偉そうな物言いが年相応ではない。
やっていることも年相応ではなかったのだが。
北見が座り直したソファの前に、和寿はどかっと座る。
足を組んだ。
しっとりと汗と脂でうるおった艶やかな脛が目の前に突き出され、浩二は目のやり場に困り視線を外した。
ふんと鼻で笑われた気配。
傲慢な態度。
「北見の末っ子。聞いてもいいか?」
「なんですか」
「お前の長兄は、アレを目撃して俺を説教した。次のは引き離そうとして、SPに殴られ泣いて帰った。お前は説教も、とめもしないのはどうしてだ?ただの臆病者か?」
じっと和寿は自分を見つめている。
あり得ない状況を見て自分が完全に混乱していたからということもある。
だが、もうひとつ理由はあった。
「それはどうしてあのようなことを護衛としているのか、理由を知りたかったからです」
北条和寿は苦笑する。
「理由だって?あれに理由などあるのか?したくなったらするだろ?」
浩二はそのような衝動にかられたことはない。
自分より一つ下という北条和寿だって同じようなもののはずだ。
「なるほど、末っ子の地味男は理由を知りたいのだな。それより話をするときは顔をみろよ?」
促され、浩二は思い切ってその顔を見る。
まだ幼さが残る甘い顔。
北条和寿の目は顔立ちの中で異質。焦りと怒りと、何かわからないものが混ざったぎらぎらした目をしている。
もごもごと口の中で謝った。
「逃げ帰らなかったり、追い出されなかったりしたやつはお前が初めてだ。もう10人も追い返して、餓鬼を相手にするのも疲れて、誰かを俺が選ぶまでこれが続くとなると正直、気がめいっている。どんなことを見ても動じない、残ったヤツに決めようと思っていたんだ。ひとつ聞いてもいいか?」
北条和寿の学友が自分に決まろうとしている。
浩二は今ここで断るべきだと思った。
動じていないわけではない。完全に混乱して動けなくなっていたといった方が正しかった。
それに、彼には外見の美しさとは相いれない、どろどろした闇が広がっている。
彼に向かって足を踏み込めば、ずぶずぶと底なし沼に飲み込まれるかのように、北条和寿から逃れられないような気がした。
断ろうと口を開く。
だが言葉にする前に、和寿がきいた。
「なあ、どうして三男なのに浩二なんだ?普通だったら浩三とか、三の字が付くだろ」
浩二はぐっと唇を引き結んだ。
まさかいきなりそのようなことをきいてくるとは思わなかった。
浩二の二人の兄たちは本当の兄妹ではない。
三年前に、高速道路の多重自動車事故に巻き込まれ両親と兄が亡くなったのだ。
その時浩二は偶然事故現場から助けられた。
ただ一人生き残った彼は、母方の親戚だという北見家に引き取られた。
新たな家は良くしてくれている。二人の兄たちに馬鹿にされたり、つかいっぱしりをさせられたりしたが、北見家に法的に養子縁組して家族として迎え入れられた。
入ってみると北見家は古い家系を大事に抱く、どこかかび臭い家だった。
ビジネス界で広く力を持つという北条家に代々仕えていることを知ったのはその時である。
浩二は淡々と語る。
「なるほど。今いる家は本当の家族じゃなかったのか。俺と同じだな」
はっと顔を上げた。ぎらぎら光る眼が浩二を見ていた。
「俺は、親父の子だが正式な妻に生ませた子じゃない。最初に生まれた男子ということで、この家に引き取られた。引き取られてすぐに本妻に男子が生まれた。本妻は力があり、俺にはたいした後ろ盾がない。お前に本当に守るべき家族がないのなら、俺のそばにこい。いろいろ面白いものをみせてやれる」
北条和寿は外光を背にする。その輪郭から糸のような光の線が出て、部屋に広がっていく。
それは浩二に向かいその手足にからみつくような妖しい幻影。
「もう一度同じ質問をしていいですか。どうして、あんなことをしていたのですか」
浩二はなんとか声を絞り出した。
このまま彼のいいなりになりたくなかった。
すくなくとも、はいと返事をしてしまう前にその理由を引き出したかった。
「あれ?さっきのアレか?あれはあの男が親父が俺につけた護衛だから。俺が選んだヤツじゃない。俺の行動は逐一親父に報告がいく。ヤツは俺を守る仕事だが、仕事か自分の命かとなれば、SPであってもヤツ自身の命が最優先だ。だが俺は生き残りたい。自分の命を盾にしてまで俺を守ってくれるヤツが欲しい。だから、ヤツが俺に欲情したから俺を好きにさせる。それでいざとなったときに俺の命が守られるのなら、安いものだろ?」
「命を狙われる……」
ここに来るまでに設置されていた防犯カメラを思い出す。
「なにも命を狙うのは北条家の外部だけでなくて、内部からもある。俺でなくて弟を家長にしたい者たちも多い。俺は目の上のこぶなんだ。俺がすべきことは、俺が実力があるということを示し、周囲を黙らせる」
「でも学校にも行かず、こんなところに閉じこもっていても駄目なんじゃあ……」
「だから学友がいる。俺と一緒に行動してくれるヤツ。親父の息がかかっていないヤツ。俺のすることに寛容なヤツ。俺に欲情しないヤツ。俺がいちいちその相手をするのもしんどいだろ?」
13歳で俺があんたに欲情するわけないだろと、浩二は言おうとした。
だが言えない。
ソファから身を乗り出しテーブルに膝をついた和寿の手に頬が触れられたのだ。
近づいてくる顔に釘付けになる。
はじめ見たとき少女だと思ったその顔立ちは間近で見てもきれいな少女のようだった。
唇が重ねられる。
口を開くことも突き放すこともできない。
和寿の唇がにっと笑った。
べろりと唇を舐められる。
「ほら。契約のキスだ。おまえは俺のもの。俺の影になれ。今日からだ。さあ北見、服を着せろ」
「はあ?」
和寿は立ち上がり腕を開いている。
展開についていけないが、浴衣の帯を締めて欲しいと要求されているようである。
肩の帯紐を抜いて腰にまこうとする。
「何やってるんだよ、まず右と左を合わせて腰で留めてそれから細紐を結んでその上から帯で結ぶんだよ」
いらいらとやり方を指示される。
指示するぐらいなら自分で着付けられそうなものだが、自分で着付けるつもりはないようだ。
服を着させてなんてちいさな子供のようである。
その日から北見は北条家の家に居候することになった。
兄たちは複雑な表情で祝福した。
北見は執事から北条の目付にふさわしいくなるための指導を受けることになった。
それから学友らしく、和寿が受ける特別授業も一緒に受ける。
和寿は努力家で頭がいいことがすぐにわかる。
スポンジが水を吸い込むようにいくらでも彼は取り込んでいく。
和寿は大和薫英学院中等部へ入学することになった。
当然北見も一緒に行くことになる。
北見は学友で主人である北条和寿を観察する。
あの黒服のSPは和寿をいつも好きにできるようではなかった。
己を与えるのも誰かを奪うのも、和寿の手の内であった。
男が好きというわけではなさそうだった。
女も好みに合えば軽く付き合う。
和寿の手の内、手のひらの上で、彼に恋する者たちはくるくるオルゴールのように踊らされている。
14、15の少年がそのようなことを使えるのが通常ではない生活を送っていたことを示していた。
恋愛さえも気分転換の暇つぶしのようだった。
北条和寿は本当の恋愛ができないのではないかと高等部に進学する時には思うようになっていた。
だから、誰と深い関係になっても北見は動じることはない。
体を重ねることがあってもそれは、瞬間的な肉体の欲求を解消するだけ。
もしくは、相手を意のままに使いたい時の手段にすぎないようだった。
和寿は、北見にあれから触れることはない。
北見から手を伸ばすことはない。
誰よりも長く、彼と同じものを見、同じ空気を吸っている。
和寿は自分を必要としている。
近くにいるだけで十分ではないか?
学友で目付という位置を、卒業して社会にでてもずっと堅持するつもりだった。
そのための努力ならいくらでもする。
努力なら主人に負けるつもりはない。
和寿は寝付けずベッドで何度も寝返りを打っている。
そんな夜は北見も寝付けない。
ぐっと目をつぶり眠るふりをする。
出会ったあの日の、ただ一度の契約のキスを思う。
俺のもの、という言葉を北見は思い返すのだ。
自分がどうすべきかわからない。
このままここにいてはいけない気がした。
もしくは、見なかったことにすれば解決するような気がした。
そして、知らないふりをして北条和寿と面会する。
すぐに、浩二はその考えをあきらめた。
あのとき北条和寿は浩二と目を合わせたのだ。
自分が何が行われているか理解したことを、北条和寿は知っている。
だが、どうしてもなぜあのようなことが、13の少年に対して行われているのかが理解できないのだ。
うだるような暑さは日が傾くにつれてさらに厳しくなる。
錦鯉がおよぐ庭園の池の水からカゲロウが揺らぎたつ。
「おい、まだいたのか」
浩二ははっと目を開いた。
縁側に、藍の浴衣の裾を引く少年が立っていた。
浴衣の腰帯を肩にかけ、前は相変わらず開いていた。
裸を見せることに抵抗がないようだった。
抵抗があるのは浩二の方。
余計なことを考えれば直視できなくなる。
「まだ、きちんと挨拶ができていませんでしたので」
「ふん。別にお前が逃げ帰ってもかまわなかったんだが。北見の末っ子か」
偉そうな物言いが年相応ではない。
やっていることも年相応ではなかったのだが。
北見が座り直したソファの前に、和寿はどかっと座る。
足を組んだ。
しっとりと汗と脂でうるおった艶やかな脛が目の前に突き出され、浩二は目のやり場に困り視線を外した。
ふんと鼻で笑われた気配。
傲慢な態度。
「北見の末っ子。聞いてもいいか?」
「なんですか」
「お前の長兄は、アレを目撃して俺を説教した。次のは引き離そうとして、SPに殴られ泣いて帰った。お前は説教も、とめもしないのはどうしてだ?ただの臆病者か?」
じっと和寿は自分を見つめている。
あり得ない状況を見て自分が完全に混乱していたからということもある。
だが、もうひとつ理由はあった。
「それはどうしてあのようなことを護衛としているのか、理由を知りたかったからです」
北条和寿は苦笑する。
「理由だって?あれに理由などあるのか?したくなったらするだろ?」
浩二はそのような衝動にかられたことはない。
自分より一つ下という北条和寿だって同じようなもののはずだ。
「なるほど、末っ子の地味男は理由を知りたいのだな。それより話をするときは顔をみろよ?」
促され、浩二は思い切ってその顔を見る。
まだ幼さが残る甘い顔。
北条和寿の目は顔立ちの中で異質。焦りと怒りと、何かわからないものが混ざったぎらぎらした目をしている。
もごもごと口の中で謝った。
「逃げ帰らなかったり、追い出されなかったりしたやつはお前が初めてだ。もう10人も追い返して、餓鬼を相手にするのも疲れて、誰かを俺が選ぶまでこれが続くとなると正直、気がめいっている。どんなことを見ても動じない、残ったヤツに決めようと思っていたんだ。ひとつ聞いてもいいか?」
北条和寿の学友が自分に決まろうとしている。
浩二は今ここで断るべきだと思った。
動じていないわけではない。完全に混乱して動けなくなっていたといった方が正しかった。
それに、彼には外見の美しさとは相いれない、どろどろした闇が広がっている。
彼に向かって足を踏み込めば、ずぶずぶと底なし沼に飲み込まれるかのように、北条和寿から逃れられないような気がした。
断ろうと口を開く。
だが言葉にする前に、和寿がきいた。
「なあ、どうして三男なのに浩二なんだ?普通だったら浩三とか、三の字が付くだろ」
浩二はぐっと唇を引き結んだ。
まさかいきなりそのようなことをきいてくるとは思わなかった。
浩二の二人の兄たちは本当の兄妹ではない。
三年前に、高速道路の多重自動車事故に巻き込まれ両親と兄が亡くなったのだ。
その時浩二は偶然事故現場から助けられた。
ただ一人生き残った彼は、母方の親戚だという北見家に引き取られた。
新たな家は良くしてくれている。二人の兄たちに馬鹿にされたり、つかいっぱしりをさせられたりしたが、北見家に法的に養子縁組して家族として迎え入れられた。
入ってみると北見家は古い家系を大事に抱く、どこかかび臭い家だった。
ビジネス界で広く力を持つという北条家に代々仕えていることを知ったのはその時である。
浩二は淡々と語る。
「なるほど。今いる家は本当の家族じゃなかったのか。俺と同じだな」
はっと顔を上げた。ぎらぎら光る眼が浩二を見ていた。
「俺は、親父の子だが正式な妻に生ませた子じゃない。最初に生まれた男子ということで、この家に引き取られた。引き取られてすぐに本妻に男子が生まれた。本妻は力があり、俺にはたいした後ろ盾がない。お前に本当に守るべき家族がないのなら、俺のそばにこい。いろいろ面白いものをみせてやれる」
北条和寿は外光を背にする。その輪郭から糸のような光の線が出て、部屋に広がっていく。
それは浩二に向かいその手足にからみつくような妖しい幻影。
「もう一度同じ質問をしていいですか。どうして、あんなことをしていたのですか」
浩二はなんとか声を絞り出した。
このまま彼のいいなりになりたくなかった。
すくなくとも、はいと返事をしてしまう前にその理由を引き出したかった。
「あれ?さっきのアレか?あれはあの男が親父が俺につけた護衛だから。俺が選んだヤツじゃない。俺の行動は逐一親父に報告がいく。ヤツは俺を守る仕事だが、仕事か自分の命かとなれば、SPであってもヤツ自身の命が最優先だ。だが俺は生き残りたい。自分の命を盾にしてまで俺を守ってくれるヤツが欲しい。だから、ヤツが俺に欲情したから俺を好きにさせる。それでいざとなったときに俺の命が守られるのなら、安いものだろ?」
「命を狙われる……」
ここに来るまでに設置されていた防犯カメラを思い出す。
「なにも命を狙うのは北条家の外部だけでなくて、内部からもある。俺でなくて弟を家長にしたい者たちも多い。俺は目の上のこぶなんだ。俺がすべきことは、俺が実力があるということを示し、周囲を黙らせる」
「でも学校にも行かず、こんなところに閉じこもっていても駄目なんじゃあ……」
「だから学友がいる。俺と一緒に行動してくれるヤツ。親父の息がかかっていないヤツ。俺のすることに寛容なヤツ。俺に欲情しないヤツ。俺がいちいちその相手をするのもしんどいだろ?」
13歳で俺があんたに欲情するわけないだろと、浩二は言おうとした。
だが言えない。
ソファから身を乗り出しテーブルに膝をついた和寿の手に頬が触れられたのだ。
近づいてくる顔に釘付けになる。
はじめ見たとき少女だと思ったその顔立ちは間近で見てもきれいな少女のようだった。
唇が重ねられる。
口を開くことも突き放すこともできない。
和寿の唇がにっと笑った。
べろりと唇を舐められる。
「ほら。契約のキスだ。おまえは俺のもの。俺の影になれ。今日からだ。さあ北見、服を着せろ」
「はあ?」
和寿は立ち上がり腕を開いている。
展開についていけないが、浴衣の帯を締めて欲しいと要求されているようである。
肩の帯紐を抜いて腰にまこうとする。
「何やってるんだよ、まず右と左を合わせて腰で留めてそれから細紐を結んでその上から帯で結ぶんだよ」
いらいらとやり方を指示される。
指示するぐらいなら自分で着付けられそうなものだが、自分で着付けるつもりはないようだ。
服を着させてなんてちいさな子供のようである。
その日から北見は北条家の家に居候することになった。
兄たちは複雑な表情で祝福した。
北見は執事から北条の目付にふさわしいくなるための指導を受けることになった。
それから学友らしく、和寿が受ける特別授業も一緒に受ける。
和寿は努力家で頭がいいことがすぐにわかる。
スポンジが水を吸い込むようにいくらでも彼は取り込んでいく。
和寿は大和薫英学院中等部へ入学することになった。
当然北見も一緒に行くことになる。
北見は学友で主人である北条和寿を観察する。
あの黒服のSPは和寿をいつも好きにできるようではなかった。
己を与えるのも誰かを奪うのも、和寿の手の内であった。
男が好きというわけではなさそうだった。
女も好みに合えば軽く付き合う。
和寿の手の内、手のひらの上で、彼に恋する者たちはくるくるオルゴールのように踊らされている。
14、15の少年がそのようなことを使えるのが通常ではない生活を送っていたことを示していた。
恋愛さえも気分転換の暇つぶしのようだった。
北条和寿は本当の恋愛ができないのではないかと高等部に進学する時には思うようになっていた。
だから、誰と深い関係になっても北見は動じることはない。
体を重ねることがあってもそれは、瞬間的な肉体の欲求を解消するだけ。
もしくは、相手を意のままに使いたい時の手段にすぎないようだった。
和寿は、北見にあれから触れることはない。
北見から手を伸ばすことはない。
誰よりも長く、彼と同じものを見、同じ空気を吸っている。
和寿は自分を必要としている。
近くにいるだけで十分ではないか?
学友で目付という位置を、卒業して社会にでてもずっと堅持するつもりだった。
そのための努力ならいくらでもする。
努力なら主人に負けるつもりはない。
和寿は寝付けずベッドで何度も寝返りを打っている。
そんな夜は北見も寝付けない。
ぐっと目をつぶり眠るふりをする。
出会ったあの日の、ただ一度の契約のキスを思う。
俺のもの、という言葉を北見は思い返すのだ。
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