87 / 238
第五話 赤のショール
50、レオの場合 (第五話 完)
しおりを挟む
ベラが気になる一方で、レオはエール側からもパジャン側からも距離を置かれている中途半端な立場のアデールのアンジュも気になった。
アデールの王子は二つ派閥の、どちらでもない真ん中に席を構える。
アデールの王子はどんな状況でもへこたれなかった。
図太い性格なのか心臓に毛が生えているのか。
だが、その己の足りないところを自覚しながらも果敢にも自分の考えを発言していく姿勢に、レオは目を離せなくなった。
もう少し考えて発言しろよ、とか、そんなことも知らないのか、と思うことも多かった。
だが、レオはアデールのアンジュよりも中身のある発言をできるのだが、指名されなければ誰にも知られないで終わるのだ。
それは、はじめから自分は考えていないことと同様だと思い知る。
足りないところのある発言よりも、発言しない方がよっぽど価値のないことだと思う。
そして、レオが初めは馬鹿にしていたアデールの王子の発言は、口を開く度に磨かれていく。
アデールの王子と違ってレオは、ぬかるんだ沼に足を取られているかのように、同じ位置でずっと身動きが取れないでいるのだ。
しかも、誰も気が付かない。
手を差し伸べてくれるものなどいない。
一週間二週間とたつと次第に、アデールの王子の回りに派閥を意識しない者たちがバラバラと集まって来ていた。
エールもパジャンも関係なく。
男も女も関係なく。
彼らは派閥も性別も超えて、短いながらもぽつぽつと会話を楽しむようになっていた。
かといって、一日アデールの王子の近くにいるわけではない。
1講座か2講座分過ごすと、また元の派閥に戻っていく。
アデールの王子を捨て置けない腰掛たちだった。
そういう者たちがアデールの王子の周囲に遠巻きながらも何人もいたので、勉強会場を広く見渡せば、アデールの王子はひとりでいるわけではなくなっていたのだった。
とはいえ、アデールの本人に直接会話を試みようとする者は少なかったのだけれど。
その腰掛の者たちのなかでも、一番長くロゼリアの側にいたのがレオである。
眼鏡のレオのその素顔は、華やかでも猛々しくもない。
王族の生まれらしくこじんまりとしてはいても整った顔立ちではある。
背も高くなく、低くなく。
レオは地味で目立たなかった。
王族であるにも関わらず、目立つ存在ではない。
お前は長男であるのに、本当に華がないねえ!とは母親の言葉であり、レオの国の者たちの率直な、彼に対する印象である。
その印象を覆すために、各国の若者たちと確かな友情を築いて、存在感たっぷりの男になって戻って、自分を小馬鹿にしている者たちを見返してやる!
と思って参加を決めたのが二年も前のことである。
実はジルコンのスクールの古株ではあったが、レオはなかなか講師たちから指名をされず、前回一緒だった学生たちからも、毎回、自己紹介から始めることになる。
印象に残っていないのだ。
まるで初めて会ったかのように自己紹介をする。
恥辱で頬が引きつるが、相手はそんなことにも気がついていないだろう。
レオが最後まで言い切るまでに、その視線はどこか別のところに向いていることが大半だったからだ。
こんな状態で、果たして自分は変われるのか?
悩みながらの、三度目の夏期スクールの参加であった。
意味がないなら今回限りで最後のつもりだった。
そこに現れたのが、アデールの王子アンジュであった。
まず、その女と見間違えるぐらいの美しさに目を奪われた。
存在が華やかだった。
貧乏国で辺境の小さな国の出身であることなど関係なかった。
エールの王子のお気にいりぶりも、エール派でなくても目を引いた。
そして、目だった彼は案の定、エール派から総弾きをくらう。
彼らの王であるジルコン王子から引き離された。
あれをされると、レオなら辛過ぎる。
レオの国の後宮でもよくあることである。
王の寵を得て得意になった娘は、嫉妬を買い陰湿ないじめにあう。
ある日突然後宮からいなくなる。
逃げ出したのか殺されたのか。
誰もその行方を知らない。
レオは強烈にアンジュ王子が気になった。
つまはじきにされて、どうして平気でいられる?
後楯はいらないのか?
馬小屋から抜け出したのは、一人になってから十分時間がたった後である。
授業は既に始まっていた。
極力音を立てないように、悪目立ちしないように教室に入る。
パジャン側の席を見、そして全体を見回した。
朝練を終えたアデールの王子の周囲には、ベラを始め5、6名が席を取っている。
彼らも極力目立たぬように、アデールの王子と距離を取りつつも、その実、彼の近くに座っている。
彼らの心理がレオには手に取るようにわかる。
あからさまに、アデール派?と見なされたくないのだ。
彼らはどっぷり、エール派でありパジャン派である。
だが、個人的にアデールの王子が気になり、ずっと一人にはしておけないといったところであろう。
レオはアデールの王子の席の二つほど斜め後ろの席に決めた。
彼にしては、かなり勇気のいる接近した席だった。
ロゼリアの隣のベラが、人の入ってきた気配にレオをちらりと見た。
だが、案の定その視線はレオを通り過ぎる。
たいして意味のないものとして流されたのだ。
いつもの、ベラだけでない、皆の普通の扱いである。
意味がたいしてあるわけでもない人間。それがレオである。
まるで透明人間にでもなったような気がする。
ベラに続き、ロゼリアも気がついた。
レオに向かって授業を邪魔しないように口パクで挨拶する。
「おはよう、レオ!珍しく遅刻なんだね!」
思いがけない笑顔の挨拶だった。
「お、おはよう、アンジュ!この席いいかな?」
「もちろん、いいよ」
会話はそれだけである。
レオの心臓はどきどきと跳ねはじめた。
スクールの場で自分の名前を呼ばれたのは本当に久々だったことに気が付いた。
いつから呼ばれていないのだろう。
アデールの王子は自分をちゃんとひとりの仲間として認めてくれている。
眼の奥がじいんと痛む。
それは、涙を堪えなくてはならないほどレオには嬉しかった。
そして、自分は誰かにちゃんとその存在を認められたいと切望していることに気が付いた。
今朝は参加できなかったけれど、明日はベラ以外に気おくれするようような誰かがたとえいたとしても、アデールの王子の朝練に勇気をだして参加しよう。
ベラを受け止めたように、レオもこのアデールの王子は軽く受け止めてくれるだろうと確信する。
心臓の高鳴りはおさまりそうにない。
授業の講師の声が聞こえない。
レオは溢れそうになる涙をのどの奥に流し込みながら、決意をしたのだった。
第五話完
アデールの王子は二つ派閥の、どちらでもない真ん中に席を構える。
アデールの王子はどんな状況でもへこたれなかった。
図太い性格なのか心臓に毛が生えているのか。
だが、その己の足りないところを自覚しながらも果敢にも自分の考えを発言していく姿勢に、レオは目を離せなくなった。
もう少し考えて発言しろよ、とか、そんなことも知らないのか、と思うことも多かった。
だが、レオはアデールのアンジュよりも中身のある発言をできるのだが、指名されなければ誰にも知られないで終わるのだ。
それは、はじめから自分は考えていないことと同様だと思い知る。
足りないところのある発言よりも、発言しない方がよっぽど価値のないことだと思う。
そして、レオが初めは馬鹿にしていたアデールの王子の発言は、口を開く度に磨かれていく。
アデールの王子と違ってレオは、ぬかるんだ沼に足を取られているかのように、同じ位置でずっと身動きが取れないでいるのだ。
しかも、誰も気が付かない。
手を差し伸べてくれるものなどいない。
一週間二週間とたつと次第に、アデールの王子の回りに派閥を意識しない者たちがバラバラと集まって来ていた。
エールもパジャンも関係なく。
男も女も関係なく。
彼らは派閥も性別も超えて、短いながらもぽつぽつと会話を楽しむようになっていた。
かといって、一日アデールの王子の近くにいるわけではない。
1講座か2講座分過ごすと、また元の派閥に戻っていく。
アデールの王子を捨て置けない腰掛たちだった。
そういう者たちがアデールの王子の周囲に遠巻きながらも何人もいたので、勉強会場を広く見渡せば、アデールの王子はひとりでいるわけではなくなっていたのだった。
とはいえ、アデールの本人に直接会話を試みようとする者は少なかったのだけれど。
その腰掛の者たちのなかでも、一番長くロゼリアの側にいたのがレオである。
眼鏡のレオのその素顔は、華やかでも猛々しくもない。
王族の生まれらしくこじんまりとしてはいても整った顔立ちではある。
背も高くなく、低くなく。
レオは地味で目立たなかった。
王族であるにも関わらず、目立つ存在ではない。
お前は長男であるのに、本当に華がないねえ!とは母親の言葉であり、レオの国の者たちの率直な、彼に対する印象である。
その印象を覆すために、各国の若者たちと確かな友情を築いて、存在感たっぷりの男になって戻って、自分を小馬鹿にしている者たちを見返してやる!
と思って参加を決めたのが二年も前のことである。
実はジルコンのスクールの古株ではあったが、レオはなかなか講師たちから指名をされず、前回一緒だった学生たちからも、毎回、自己紹介から始めることになる。
印象に残っていないのだ。
まるで初めて会ったかのように自己紹介をする。
恥辱で頬が引きつるが、相手はそんなことにも気がついていないだろう。
レオが最後まで言い切るまでに、その視線はどこか別のところに向いていることが大半だったからだ。
こんな状態で、果たして自分は変われるのか?
悩みながらの、三度目の夏期スクールの参加であった。
意味がないなら今回限りで最後のつもりだった。
そこに現れたのが、アデールの王子アンジュであった。
まず、その女と見間違えるぐらいの美しさに目を奪われた。
存在が華やかだった。
貧乏国で辺境の小さな国の出身であることなど関係なかった。
エールの王子のお気にいりぶりも、エール派でなくても目を引いた。
そして、目だった彼は案の定、エール派から総弾きをくらう。
彼らの王であるジルコン王子から引き離された。
あれをされると、レオなら辛過ぎる。
レオの国の後宮でもよくあることである。
王の寵を得て得意になった娘は、嫉妬を買い陰湿ないじめにあう。
ある日突然後宮からいなくなる。
逃げ出したのか殺されたのか。
誰もその行方を知らない。
レオは強烈にアンジュ王子が気になった。
つまはじきにされて、どうして平気でいられる?
後楯はいらないのか?
馬小屋から抜け出したのは、一人になってから十分時間がたった後である。
授業は既に始まっていた。
極力音を立てないように、悪目立ちしないように教室に入る。
パジャン側の席を見、そして全体を見回した。
朝練を終えたアデールの王子の周囲には、ベラを始め5、6名が席を取っている。
彼らも極力目立たぬように、アデールの王子と距離を取りつつも、その実、彼の近くに座っている。
彼らの心理がレオには手に取るようにわかる。
あからさまに、アデール派?と見なされたくないのだ。
彼らはどっぷり、エール派でありパジャン派である。
だが、個人的にアデールの王子が気になり、ずっと一人にはしておけないといったところであろう。
レオはアデールの王子の席の二つほど斜め後ろの席に決めた。
彼にしては、かなり勇気のいる接近した席だった。
ロゼリアの隣のベラが、人の入ってきた気配にレオをちらりと見た。
だが、案の定その視線はレオを通り過ぎる。
たいして意味のないものとして流されたのだ。
いつもの、ベラだけでない、皆の普通の扱いである。
意味がたいしてあるわけでもない人間。それがレオである。
まるで透明人間にでもなったような気がする。
ベラに続き、ロゼリアも気がついた。
レオに向かって授業を邪魔しないように口パクで挨拶する。
「おはよう、レオ!珍しく遅刻なんだね!」
思いがけない笑顔の挨拶だった。
「お、おはよう、アンジュ!この席いいかな?」
「もちろん、いいよ」
会話はそれだけである。
レオの心臓はどきどきと跳ねはじめた。
スクールの場で自分の名前を呼ばれたのは本当に久々だったことに気が付いた。
いつから呼ばれていないのだろう。
アデールの王子は自分をちゃんとひとりの仲間として認めてくれている。
眼の奥がじいんと痛む。
それは、涙を堪えなくてはならないほどレオには嬉しかった。
そして、自分は誰かにちゃんとその存在を認められたいと切望していることに気が付いた。
今朝は参加できなかったけれど、明日はベラ以外に気おくれするようような誰かがたとえいたとしても、アデールの王子の朝練に勇気をだして参加しよう。
ベラを受け止めたように、レオもこのアデールの王子は軽く受け止めてくれるだろうと確信する。
心臓の高鳴りはおさまりそうにない。
授業の講師の声が聞こえない。
レオは溢れそうになる涙をのどの奥に流し込みながら、決意をしたのだった。
第五話完
0
お気に入りに追加
575
あなたにおすすめの小説
四回目の人生は、お飾りの妃。でも冷酷な夫(予定)の様子が変わってきてます。
千堂みくま
恋愛
「あぁああーっ!?」婚約者の肖像画を見た瞬間、すべての記憶がよみがえった。私、前回の人生でこの男に殺されたんだわ! ララシーナ姫の人生は今世で四回目。今まで三回も死んだ原因は、すべて大国エンヴィードの皇子フェリオスのせいだった。婚約を突っぱねて死んだのなら、今世は彼に嫁いでみよう。死にたくないし!――安直な理由でフェリオスと婚約したララシーナだったが、初対面から夫(予定)は冷酷だった。「政略結婚だ」ときっぱり言い放ち、妃(予定)を高い塔に監禁し、見張りに騎士までつける。「このままじゃ人質のまま人生が終わる!」ブチ切れたララシーナは前世での経験をいかし、塔から脱走したり皇子の秘密を探ったりする、のだが……。あれ? 冷酷だと思った皇子だけど、意外とそうでもない? なぜかフェリオスの様子が変わり始め――。
○初対面からすれ違う二人が、少しずつ距離を縮めるお話○最初はコメディですが、後半は少しシリアス(予定)○書き溜め→予約投稿を繰り返しながら連載します。
完 あの、なんのことでしょうか。
水鳥楓椛
恋愛
私、シェリル・ラ・マルゴットはとっても胃が弱わく、前世共々ストレスに対する耐性が壊滅的。
よって、三大公爵家唯一の息女でありながら、王太子の婚約者から外されていた。
それなのに………、
「シェリル・ラ・マルゴット!卑しく僕に噛み付く悪女め!!今この瞬間を以て、貴様との婚約を破棄しゅるっ!!」
王立学園の卒業パーティー、赤の他人、否、仕えるべき未来の主君、王太子アルゴノート・フォン・メッテルリヒは壁際で従者と共にお花になっていた私を舞台の中央に無理矢理連れてた挙句、誤り満載の言葉遣いかつ最後の最後で舌を噛むというなんとも残念な婚約破棄を叩きつけてきた。
「あの………、なんのことでしょうか?」
あまりにも素っ頓狂なことを叫ぶ幼馴染に素直にびっくりしながら、私は斜め後ろに控える従者に声をかける。
「私、彼と婚約していたの?」
私の疑問に、従者は首を横に振った。
(うぅー、胃がいたい)
前世から胃が弱い私は、精神年齢3歳の幼馴染を必死に諭す。
(だって私、王妃にはゼッタイになりたくないもの)
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
悪役令嬢に仕立てあげられて婚約破棄の上に処刑までされて破滅しましたが、時間を巻き戻してやり直し、逆転します。
しろいるか
恋愛
王子との許婚で、幸せを約束されていたセシル。だが、没落した貴族の娘で、侍女として引き取ったシェリーの魔の手により悪役令嬢にさせられ、婚約破棄された上に処刑までされてしまう。悲しみと悔しさの中、セシルは自分自身の行いによって救ってきた魂の結晶、天使によって助け出され、時間を巻き戻してもらう。
次々に襲い掛かるシェリーの策略を切り抜け、セシルは自分の幸せを掴んでいく。そして憎しみに囚われたシェリーは……。
破滅させられた不幸な少女のやり直し短編ストーリー。人を呪わば穴二つ。
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる