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第1部 第1話 ボリビア王国とラブラド王国の二人の王子
8-1、勝者の奴隷※
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ラズワードはベッドに投げ込まれた。
首と腰に幾重にも重ねた宝石の飾りがジャランと擦れ煌めいた。
ま白い羽根布団が抱き止める。
「あなたは、誰だ?」
ボリビアの王子は訊く。
奴隷の娘か、王子か、姫か。
なぜに王子ならば奴隷であると騙したのか。
ここまできたのはラズのためだった。
なのに、感謝されるはずが命を狙われるような状況になっていた。
ラズワードは自分でベールを剥ぎ取った。
顕になった、まさしくオブシディアンの焦がれる娘のその顔は、怒りに真赤だった。
「わたしは第一王子のラズワード」
怒りにその声は震える。
「祭りの奴隷の娘はお前だったのか?まさかわたしは騙されていたのか?すっかり娘と思っていた」
「あなたこそ!あなたがみんなを扇動して、この国を滅ぼそうとしているなんて思いもしなかった!」
オブシディアンは皮肉な状況に顔を歪ませた。
奴隷の娘を解放しようとラブラド国を落とせば、その娘はその国の王子だったなんて思いもしなかった。
娘と思い疑わず、ラズと何度か交わしたキスを思い出す。
「本当にラズは男か?」
片膝をベッドに乗せて、ずいと身をのりだしラズワードとの間合いを計る。
ボリビアの王子のねめつけるような不穏な視線にはっと身の危険を感じ、ラズワードはベッドの上にずり上がった。
身を守るものは宝石以外に何もなかった。
「く、来るな!」
黒い鷹は鼻で笑う。
「先ほど娘が愛を誘うように、指を滑らせて扇情的に誘ったのに?
そんなに肌の透けたあられもない格好をして?」
いわれて、ぎゅっと薄ものを体に寄せる。
征服者の眼の強い光に体がすくんだ。
ギシギシとベットをきしませて追い詰められる。
「あの時の続きをしよう」
「あの時はお忍びの姿であって、わたしは女ではない!」
「愛を交わすのに男も女も変わりはない。女とは快楽と子をなすために行うが、男とするのは、愛と快楽のためだとは思わないか?」
「わたしたちの間には愛なんかないっ」
「なんども熱くキスを交わしたのに?毎年、祭りの日を心待ちにしていたのに?」
責めるように危険な男はいう。
ラズワードは毎年祭りを楽しみにしていた。鷹の面の男と今年も会えるかもと期待をしていたからだ。
それは、淡い恋心のようなものであったが、だからといって、将来他国か自国かの娘と結婚することを止めることとは結び付いていない。
ラブラドの王家の血族を残すことは王子として生まれついた身の定められた使命でもある。
熱く愛しい者を見る目に、ラズワードは固まった。
情交は男女の間だけのものであって、男同士でも愛を交わせるとは想像もしたことがなかったからだ。
ラズワードの顎が捕らえられ、顔が被さる。ふわっと蒸せかえるような男の匂いがしてくらくらする。
押し付けられた唇をラズワードは必死に噛みつけた。眉を寄せ、オブシディアンは離れる。
彼の唇は噛みきられて血がにじんでいた。
拒絶しても押し止められない怒りにラズワードは震えていた。
18年の人生でラズワードが望まないことを本気で無理じいさせる者はいなかった。
危険な時は最後の最後で、影ひなたと控えるジュードが守ってくれた。
その彼もいないのだ。
「殺せ!お、男に犯されるぐらいなら死んだほうがましだ!」
オブシディアンは少し距離をとり、上から眺めた。ラズワードは手負いの子猫のように、怒りながらも恐怖に震えていた。
「あなたは立場がわかっていない。わたしはあなたをこの場で殺すこともできる。
すべて、あなた次第だということが頭に血が登っていてわからないか?」
「い、生きて恥をさらすより死を選ぶ!」
ふうっとため息をつく。
「そうか、そうなればあなたの後を、お守役のあの男にも追わせよう」
「なんだって、、」
ラズの怒りに燃え上がっていた血が一気に凍えた。
それを見て、畳み掛けるようにボルビアの王子はいう。
「あなたが死んでも、状況は変わらない。むしろ、生き恥をさらしてでもわたしを楽しませるほうが、あなたの大事な人や国を救えるかもしれない。そうは思わないか?ラズワード王子、考えよ!」
オブシディアンは己のことばが、ラブラドの王子に染み入るのを待った。
これは取引だった。
ラブラドの運命を握っているのはもはやラブラドの王族ではなくこの東の異国の危険な匂いを漂わせる黒髪の男である。
彼の本意を遂げさせることが、ラズワードの大事な者たちを救うことにつながるといっている。
ラズワードはこんな状況にありながらも、侵略者が何をいわんとしているのか言葉の意味を正確に理解した。
もともと王子には自由がない。
結婚の自由もなく、好きなことができるわけでもない。
ほんの少し羽を伸ばしに王宮を離れるのでも、奴隷の娘といった手の込んだ姿でないと無理であった。
ラズワードがこの世に生を受けたのは、ラブラドの王国のためである。
そのために育てられ、教育されている。
それは自己決定権がないというところで、ラズワードには自由がない。
その生を受けたそのときから、ラブラド王国に使える奴隷であるといっても過言ではないと思うのだ。
敗者は勝者の奴隷となるのは、中原の歴史ではないか?
染み渡るあきらめに抵抗する気力がなくなっていく。
(わたしは王家の奴隷から、彼の奴隷になるだけだ)
ラズワードの体に力が抜けたのを確認して、オブシディアンは重いベルトを片手で外す。黒い服も脱ぎ捨てた。
鍛え上げぬかれた体だった。オブシディアンは男として非常に端麗であった。
女ならば一度は抱かれてみたいと思うような、野性的な体であった。
ラズワードの視線は、この危険な征服者から離せない。
彼に凌辱される運命を受け入れつつも、肉体は拒んでいて、迫る男を離そうと両腕を突っ張らせる。
オブシディアンはその両手首をつかんでベッドに縫い付け、唇を奪う。
有無を言わさず強引な唇。熱い舌がラズワードの舌を探り、絡まり、口内を凌辱する。血の味がした。
「男だとは思わなかったが、それでもかまわない。あなたは?」
「わたしは、あなたを許せない」
「そうか。なら、愛の行為は、あなたを屈服させ従わせる行為にもなりうることを教えよう」
オブシディアンは悲しく笑う。
彼の想い人が望んでいなくても、彼は諦めるつもりはなかった。
もう何年も、娘を開放し、そして自分の腕に抱き締めてすべてを手にいれることを思い続けてきたのだった。
その奴隷の娘はまったく想像もしていなかったラブラドの王族でありしかも男でもあったが、はいそうですかと、ここで止めるような気まぐれな欲望ではなかった。
首と腰に幾重にも重ねた宝石の飾りがジャランと擦れ煌めいた。
ま白い羽根布団が抱き止める。
「あなたは、誰だ?」
ボリビアの王子は訊く。
奴隷の娘か、王子か、姫か。
なぜに王子ならば奴隷であると騙したのか。
ここまできたのはラズのためだった。
なのに、感謝されるはずが命を狙われるような状況になっていた。
ラズワードは自分でベールを剥ぎ取った。
顕になった、まさしくオブシディアンの焦がれる娘のその顔は、怒りに真赤だった。
「わたしは第一王子のラズワード」
怒りにその声は震える。
「祭りの奴隷の娘はお前だったのか?まさかわたしは騙されていたのか?すっかり娘と思っていた」
「あなたこそ!あなたがみんなを扇動して、この国を滅ぼそうとしているなんて思いもしなかった!」
オブシディアンは皮肉な状況に顔を歪ませた。
奴隷の娘を解放しようとラブラド国を落とせば、その娘はその国の王子だったなんて思いもしなかった。
娘と思い疑わず、ラズと何度か交わしたキスを思い出す。
「本当にラズは男か?」
片膝をベッドに乗せて、ずいと身をのりだしラズワードとの間合いを計る。
ボリビアの王子のねめつけるような不穏な視線にはっと身の危険を感じ、ラズワードはベッドの上にずり上がった。
身を守るものは宝石以外に何もなかった。
「く、来るな!」
黒い鷹は鼻で笑う。
「先ほど娘が愛を誘うように、指を滑らせて扇情的に誘ったのに?
そんなに肌の透けたあられもない格好をして?」
いわれて、ぎゅっと薄ものを体に寄せる。
征服者の眼の強い光に体がすくんだ。
ギシギシとベットをきしませて追い詰められる。
「あの時の続きをしよう」
「あの時はお忍びの姿であって、わたしは女ではない!」
「愛を交わすのに男も女も変わりはない。女とは快楽と子をなすために行うが、男とするのは、愛と快楽のためだとは思わないか?」
「わたしたちの間には愛なんかないっ」
「なんども熱くキスを交わしたのに?毎年、祭りの日を心待ちにしていたのに?」
責めるように危険な男はいう。
ラズワードは毎年祭りを楽しみにしていた。鷹の面の男と今年も会えるかもと期待をしていたからだ。
それは、淡い恋心のようなものであったが、だからといって、将来他国か自国かの娘と結婚することを止めることとは結び付いていない。
ラブラドの王家の血族を残すことは王子として生まれついた身の定められた使命でもある。
熱く愛しい者を見る目に、ラズワードは固まった。
情交は男女の間だけのものであって、男同士でも愛を交わせるとは想像もしたことがなかったからだ。
ラズワードの顎が捕らえられ、顔が被さる。ふわっと蒸せかえるような男の匂いがしてくらくらする。
押し付けられた唇をラズワードは必死に噛みつけた。眉を寄せ、オブシディアンは離れる。
彼の唇は噛みきられて血がにじんでいた。
拒絶しても押し止められない怒りにラズワードは震えていた。
18年の人生でラズワードが望まないことを本気で無理じいさせる者はいなかった。
危険な時は最後の最後で、影ひなたと控えるジュードが守ってくれた。
その彼もいないのだ。
「殺せ!お、男に犯されるぐらいなら死んだほうがましだ!」
オブシディアンは少し距離をとり、上から眺めた。ラズワードは手負いの子猫のように、怒りながらも恐怖に震えていた。
「あなたは立場がわかっていない。わたしはあなたをこの場で殺すこともできる。
すべて、あなた次第だということが頭に血が登っていてわからないか?」
「い、生きて恥をさらすより死を選ぶ!」
ふうっとため息をつく。
「そうか、そうなればあなたの後を、お守役のあの男にも追わせよう」
「なんだって、、」
ラズの怒りに燃え上がっていた血が一気に凍えた。
それを見て、畳み掛けるようにボルビアの王子はいう。
「あなたが死んでも、状況は変わらない。むしろ、生き恥をさらしてでもわたしを楽しませるほうが、あなたの大事な人や国を救えるかもしれない。そうは思わないか?ラズワード王子、考えよ!」
オブシディアンは己のことばが、ラブラドの王子に染み入るのを待った。
これは取引だった。
ラブラドの運命を握っているのはもはやラブラドの王族ではなくこの東の異国の危険な匂いを漂わせる黒髪の男である。
彼の本意を遂げさせることが、ラズワードの大事な者たちを救うことにつながるといっている。
ラズワードはこんな状況にありながらも、侵略者が何をいわんとしているのか言葉の意味を正確に理解した。
もともと王子には自由がない。
結婚の自由もなく、好きなことができるわけでもない。
ほんの少し羽を伸ばしに王宮を離れるのでも、奴隷の娘といった手の込んだ姿でないと無理であった。
ラズワードがこの世に生を受けたのは、ラブラドの王国のためである。
そのために育てられ、教育されている。
それは自己決定権がないというところで、ラズワードには自由がない。
その生を受けたそのときから、ラブラド王国に使える奴隷であるといっても過言ではないと思うのだ。
敗者は勝者の奴隷となるのは、中原の歴史ではないか?
染み渡るあきらめに抵抗する気力がなくなっていく。
(わたしは王家の奴隷から、彼の奴隷になるだけだ)
ラズワードの体に力が抜けたのを確認して、オブシディアンは重いベルトを片手で外す。黒い服も脱ぎ捨てた。
鍛え上げぬかれた体だった。オブシディアンは男として非常に端麗であった。
女ならば一度は抱かれてみたいと思うような、野性的な体であった。
ラズワードの視線は、この危険な征服者から離せない。
彼に凌辱される運命を受け入れつつも、肉体は拒んでいて、迫る男を離そうと両腕を突っ張らせる。
オブシディアンはその両手首をつかんでベッドに縫い付け、唇を奪う。
有無を言わさず強引な唇。熱い舌がラズワードの舌を探り、絡まり、口内を凌辱する。血の味がした。
「男だとは思わなかったが、それでもかまわない。あなたは?」
「わたしは、あなたを許せない」
「そうか。なら、愛の行為は、あなたを屈服させ従わせる行為にもなりうることを教えよう」
オブシディアンは悲しく笑う。
彼の想い人が望んでいなくても、彼は諦めるつもりはなかった。
もう何年も、娘を開放し、そして自分の腕に抱き締めてすべてを手にいれることを思い続けてきたのだった。
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