6 / 85
第1部 第1話 ボリビア王国とラブラド王国の二人の王子
4、双子の妹セレス
しおりを挟む
ラズワードは双子である。
妹のセレスは、最近はおしゃれに興味を持ちだして、長い金髪を複雑に結んだりするのに凝っている。
兄の贔屓目に見ても、非常に美しいと思う。
16になったときぐらいから、中原の美姫にその名が挙げられるようになり、それ以来方々から縁談希望者は後を絶たない。
ふたり並んだその姿は、ラブラドのふた粒真珠とも例えられていた。
金色の髪、紫がかったグレーの瞳、ラズは自分と良く似た顔をした妹が大好きである。ラズの瞳はブルーグレーで、ほんの一滴赤みが入った分だけ違っている。
そして、そのたった一滴の、燃え上がる炎の赤い色味のもつ、情熱といったラズには持ち得ない熱さを、妹のセレスは持っていた。
妹のセレスは、負けん気の強さが、その美しさを際立たせていた。
兄のラズワードの方が、男ではあるが花のような優しい雰囲気をもつ。
妹のセレスは剣術も好きなので、音楽や舞踊が好きなラズワードと、レッスンをこっそりと入れ替わったこともある。
レッスン以外にも、小さい頃は妹とよく入れ替わって、お付きの者たちをからかったものだった。
そういうとき、セレスの側はレッスンを一緒にしているジュードにたちまち露見したが、舞踊のセレスのクラスのラズワードは今日は真面目でとっても上手ね!と誉められながら、最後までセレスだと思われ続けたのだった。
そして、今日のセレスは例によって、キラキラとした目をしている。
何かいたずらを思い付いたときの厄介な目である。
捕まってはならないと思うのだが、「お兄さま!」と朗らかに呼び掛けられて、立ち止まり、妹を待ち、笑顔を返してしまう。
こうなったら彼女のペースである。
「今日は、隣国のアズワール王子が来られるの。
ラズお兄さま、わたしの代わりにお相手をしてくださらない?何度もお断りをしているのに、諦めてくれなくて。彼のわたしへの愛を確認しましょう。
入れ替わってもわからなければ、その場でばらして断る口実にできるわ!」
「騙すなんて失礼だろう?」
「愛だの口にされるので確かめるだけよ?
わたしを助けると思って」
全く乗り気はしなかったが、ラズワードは押し負けてしまった。
妹のわがままを許してしまう、妹想いの兄である。
事情を知ったセレスのお付きのサラが手慣れたように髪を結ってくれる。
「綺麗なお髪ですわ!」
と誉めくれるが特にうれしいとも思わない。
髪を鋤くサラの手首には銀の藤の花が刻印されたブレスレットがある。
彼女は奴隷であった。
ふと聞いてみたくなった。
「サラはどうして奴隷なの?」
サラはラズワードの質問にびっくりするが、さらりと答えた。
「両親が難民だったので、仕事を得るために奴隷になりました。
わたしは学校に行かせてもらい、王宮の勤めの職を得ました。
藤の花の印はわたしの誇りですわ!
この王宮に勤めるこの印を持つものは、皆そうです。
ご心配なさらないでください」
サラは、流石、王女付に抜擢されるだけあって、ラズワードの質問の意図を正確に把握している。
「奴隷でも、国民でもなんにも変りはありませんよ。
自分のなりたいものに近づく努力をし続ければ、奴隷であっても大抵の道は開かれます。
少し過酷な状況の者もおりますが、少なくともわたしは幸せです」
にっこりと安心させるようにサラは微笑んだ。
「はい。きれいにアップスタイルができました。
あとは衣装ですね。こちらに、、」
数分後、首元を隠すシンプルドレスに身を包んだ、セレスと入れ変わった姫のラズワードが出来上がったのだった。
「あなたを見たときから、わたしの心はとらわれてしまったのです、、」
とうとうとアズワール王子のセレスへ愛の言葉が続いている。
二人は王宮の庭を歩いている。
いい加減にラズワードもうんざりしてきた。
なぜに妹が自分と替わりたがったか、理解できる。
「あなたのお気持ちは嬉しく感じるのですけれど、、」
最後まで言い終わる前に、ぐいっと手をつかまれた。
赤毛のアズワールは、否定の言葉は全く素通りさせている。
「今回はイエスのお返事をいただくまで国に帰らない気持ちできました。
あなたは美しくて冷たく、まるで凍らせたバラのようだが、その冷えた心をわたしの愛で溶かしてあげたいのだ、、」
アズワールはずいとせまる。
ラズは台詞の陳腐さに思わず赤面する。
赤面をアズワール王子は良いように解釈した。
おめでたい王子だった。
「なんと、今日はいつにもまして可憐で美しい、、、」
ラズはヤバイと思ったが、アズワールが強行手段に訴えかけてくるとは思ってもいなかった。
あっという間に唇を奪われた。
王宮の庭の木陰に押し倒される。
「ちょ、やめ、、」
ラズワードは焦った。
ネタばらしをしないとこのまま脱がされそうな勢いである。
「アズワール王子!わたしはセレスではございません!
兄のラズワードです。私がセレスではないことを見抜けなければ、諦めていただこうと仕組ませていただきました!
ですので、これ以上はお辞めください!」
アズワール王子はピタリと止り、馬乗りのまま彼をまじまじと、今度は感慨深く見る。
「なんと、まさか兄上さまでしたか!
お美しい!ラブラドの二粒の真珠とは正にあなた方双子に与えられた称号だ、、」
そして、辞める気配はない。
実地で確認するつもりのようだった。
ラズワードは蹴りあげようとするが、スカートごと押さえれて身動きがとれない。
本気で身の危険を感じる。
「セレスさまに無体を働くものは切り捨てる。他国の王族であっても。わかっておられますか?アズワール王子」
ジュードが助けに入った。
サラが声をかけてくれていたようだった。
赤毛のアズワールは鼻先に突きつけられた剣先を見た。
舌打ちをしそうな勢いでジュードをにらむが、ラズから離れる。
「セレスさまも、あなたもお分かりではない。
ラブラド国は我がナミビアと、確かな繋がりを築いておかないと、強国ボリビアに飲み込まれるぞ!」
言い捨てて去っていく。
ラズワードはひとまずほっとした。
腰が抜けているようだった。
ジュードは冷たい目で見下ろす。
「セレスさま、、ではありませんね。ラズワードさま、いったい何をしているのです!あなたは馬鹿ですか!」
助け起こされながら、ラズワードは感心する。
「ジュードは一瞬でセレスとわたしとを区別できるんだね。あいつは最後までわかってなかったようだけど」
「何をいっているのですか?お二人は全く違います。
目の色を見なくてもわかりますよ!」
ラズワードはそれをセレスへの愛ゆえだと思う。
妹のセレスは隠してはいるが、この頼りになる宰相の息子が大好きである。
数々の結婚話を蹴り続けるのも、ジュードがいるからだという理由もあると思う。
ジュードもそれをまんざらでもないように、セレスと過ごすこともあった。
「歩けないのですか!?」
「ごめん、腰が抜けたようで、、」
仕方ないと肩をすくめ、恐れ入ります、と声をかけるとジュードはラズをひょいと抱えあげて横抱きにする。
「ちょっとこれはどうなんだ?」
ラズは慌てて腕をジュードの肩と首に巻き付けしがみついた。
ジュードはくすりと笑う。
「ラズワードさまはお姫さまの格好なので、お姫さま抱っこで良いのでは?」
ジュードは時折意地悪だと思う。
彼らはラズワードの部屋へ向かう。
この厄介な服を着替えるのだ。
「ジュードは結婚しないの?」
「わたしは、あなたのお守りで忙しいのです。
わたしの結婚話より、ラズワード様の方もいろいろお話がきているのでしょう?
わたしの方はそのうちになるようになるでしょう」
「アズワール王子が言った、ボリビアに飲み込まれる話は、、?」
厳しい顔をジュードはする。
「あなたが心配する必要はありませんよ。中原の国々がここ数年、騒がしいのです。国内のこともありますし、、」
「国内?」
「奴隷たちの決起集会の話です。聞いておられるでしょう?」
最近は、奴隷解放を叫ぶ運動が広がっているのは知っている。
小さな動きが、最近は大きな集会になっているようだった。
「あなたは何も心配することはありません」
ジュードは再び言った。
二度繰り返すことは、かなり深刻な状況だとジュードが思っていると教えていた。
「それより早く王子に戻ってください。私とセレスさまのあらぬ噂がたってしまいます」
心底心外そうな顔をする。
国外ではこの数年、東の国のボリビアが戦えば無敗。戦わずして主権を放棄し飲み込まれていく小国も多く、東方の帝国となりつつあり、また自らボリビア帝国と呼ぶようになっていた。
それに対抗し、西の国々もまとまりつつある。
中間に位置するラブラド国は微妙な立場であった。
ラズワードはその話も父王から聞いている。
18才になったラズワードの結婚も、今後のラブラド国の身の振り方によっては人質扱いになるために、話が進まない。
逆に、セレスの嫁ぎ先は西のアズワールや東の国々からも挙がって、引く手あまたである。
セレスの美貌が知れ渡っていることもあるが、一重に、セレスを足掛かりに花の都のラブラド国を取り込みたいという政治的意図が見え隠れする。
さらに、国内の身分制度を揺るがす奴隷たちの解放運動の高まり。
激動期の空気のざわつきを、ラブラド王国の第一王子ラズワードは肌で感じざるを得なかった。
妹のセレスは、最近はおしゃれに興味を持ちだして、長い金髪を複雑に結んだりするのに凝っている。
兄の贔屓目に見ても、非常に美しいと思う。
16になったときぐらいから、中原の美姫にその名が挙げられるようになり、それ以来方々から縁談希望者は後を絶たない。
ふたり並んだその姿は、ラブラドのふた粒真珠とも例えられていた。
金色の髪、紫がかったグレーの瞳、ラズは自分と良く似た顔をした妹が大好きである。ラズの瞳はブルーグレーで、ほんの一滴赤みが入った分だけ違っている。
そして、そのたった一滴の、燃え上がる炎の赤い色味のもつ、情熱といったラズには持ち得ない熱さを、妹のセレスは持っていた。
妹のセレスは、負けん気の強さが、その美しさを際立たせていた。
兄のラズワードの方が、男ではあるが花のような優しい雰囲気をもつ。
妹のセレスは剣術も好きなので、音楽や舞踊が好きなラズワードと、レッスンをこっそりと入れ替わったこともある。
レッスン以外にも、小さい頃は妹とよく入れ替わって、お付きの者たちをからかったものだった。
そういうとき、セレスの側はレッスンを一緒にしているジュードにたちまち露見したが、舞踊のセレスのクラスのラズワードは今日は真面目でとっても上手ね!と誉められながら、最後までセレスだと思われ続けたのだった。
そして、今日のセレスは例によって、キラキラとした目をしている。
何かいたずらを思い付いたときの厄介な目である。
捕まってはならないと思うのだが、「お兄さま!」と朗らかに呼び掛けられて、立ち止まり、妹を待ち、笑顔を返してしまう。
こうなったら彼女のペースである。
「今日は、隣国のアズワール王子が来られるの。
ラズお兄さま、わたしの代わりにお相手をしてくださらない?何度もお断りをしているのに、諦めてくれなくて。彼のわたしへの愛を確認しましょう。
入れ替わってもわからなければ、その場でばらして断る口実にできるわ!」
「騙すなんて失礼だろう?」
「愛だの口にされるので確かめるだけよ?
わたしを助けると思って」
全く乗り気はしなかったが、ラズワードは押し負けてしまった。
妹のわがままを許してしまう、妹想いの兄である。
事情を知ったセレスのお付きのサラが手慣れたように髪を結ってくれる。
「綺麗なお髪ですわ!」
と誉めくれるが特にうれしいとも思わない。
髪を鋤くサラの手首には銀の藤の花が刻印されたブレスレットがある。
彼女は奴隷であった。
ふと聞いてみたくなった。
「サラはどうして奴隷なの?」
サラはラズワードの質問にびっくりするが、さらりと答えた。
「両親が難民だったので、仕事を得るために奴隷になりました。
わたしは学校に行かせてもらい、王宮の勤めの職を得ました。
藤の花の印はわたしの誇りですわ!
この王宮に勤めるこの印を持つものは、皆そうです。
ご心配なさらないでください」
サラは、流石、王女付に抜擢されるだけあって、ラズワードの質問の意図を正確に把握している。
「奴隷でも、国民でもなんにも変りはありませんよ。
自分のなりたいものに近づく努力をし続ければ、奴隷であっても大抵の道は開かれます。
少し過酷な状況の者もおりますが、少なくともわたしは幸せです」
にっこりと安心させるようにサラは微笑んだ。
「はい。きれいにアップスタイルができました。
あとは衣装ですね。こちらに、、」
数分後、首元を隠すシンプルドレスに身を包んだ、セレスと入れ変わった姫のラズワードが出来上がったのだった。
「あなたを見たときから、わたしの心はとらわれてしまったのです、、」
とうとうとアズワール王子のセレスへ愛の言葉が続いている。
二人は王宮の庭を歩いている。
いい加減にラズワードもうんざりしてきた。
なぜに妹が自分と替わりたがったか、理解できる。
「あなたのお気持ちは嬉しく感じるのですけれど、、」
最後まで言い終わる前に、ぐいっと手をつかまれた。
赤毛のアズワールは、否定の言葉は全く素通りさせている。
「今回はイエスのお返事をいただくまで国に帰らない気持ちできました。
あなたは美しくて冷たく、まるで凍らせたバラのようだが、その冷えた心をわたしの愛で溶かしてあげたいのだ、、」
アズワールはずいとせまる。
ラズは台詞の陳腐さに思わず赤面する。
赤面をアズワール王子は良いように解釈した。
おめでたい王子だった。
「なんと、今日はいつにもまして可憐で美しい、、、」
ラズはヤバイと思ったが、アズワールが強行手段に訴えかけてくるとは思ってもいなかった。
あっという間に唇を奪われた。
王宮の庭の木陰に押し倒される。
「ちょ、やめ、、」
ラズワードは焦った。
ネタばらしをしないとこのまま脱がされそうな勢いである。
「アズワール王子!わたしはセレスではございません!
兄のラズワードです。私がセレスではないことを見抜けなければ、諦めていただこうと仕組ませていただきました!
ですので、これ以上はお辞めください!」
アズワール王子はピタリと止り、馬乗りのまま彼をまじまじと、今度は感慨深く見る。
「なんと、まさか兄上さまでしたか!
お美しい!ラブラドの二粒の真珠とは正にあなた方双子に与えられた称号だ、、」
そして、辞める気配はない。
実地で確認するつもりのようだった。
ラズワードは蹴りあげようとするが、スカートごと押さえれて身動きがとれない。
本気で身の危険を感じる。
「セレスさまに無体を働くものは切り捨てる。他国の王族であっても。わかっておられますか?アズワール王子」
ジュードが助けに入った。
サラが声をかけてくれていたようだった。
赤毛のアズワールは鼻先に突きつけられた剣先を見た。
舌打ちをしそうな勢いでジュードをにらむが、ラズから離れる。
「セレスさまも、あなたもお分かりではない。
ラブラド国は我がナミビアと、確かな繋がりを築いておかないと、強国ボリビアに飲み込まれるぞ!」
言い捨てて去っていく。
ラズワードはひとまずほっとした。
腰が抜けているようだった。
ジュードは冷たい目で見下ろす。
「セレスさま、、ではありませんね。ラズワードさま、いったい何をしているのです!あなたは馬鹿ですか!」
助け起こされながら、ラズワードは感心する。
「ジュードは一瞬でセレスとわたしとを区別できるんだね。あいつは最後までわかってなかったようだけど」
「何をいっているのですか?お二人は全く違います。
目の色を見なくてもわかりますよ!」
ラズワードはそれをセレスへの愛ゆえだと思う。
妹のセレスは隠してはいるが、この頼りになる宰相の息子が大好きである。
数々の結婚話を蹴り続けるのも、ジュードがいるからだという理由もあると思う。
ジュードもそれをまんざらでもないように、セレスと過ごすこともあった。
「歩けないのですか!?」
「ごめん、腰が抜けたようで、、」
仕方ないと肩をすくめ、恐れ入ります、と声をかけるとジュードはラズをひょいと抱えあげて横抱きにする。
「ちょっとこれはどうなんだ?」
ラズは慌てて腕をジュードの肩と首に巻き付けしがみついた。
ジュードはくすりと笑う。
「ラズワードさまはお姫さまの格好なので、お姫さま抱っこで良いのでは?」
ジュードは時折意地悪だと思う。
彼らはラズワードの部屋へ向かう。
この厄介な服を着替えるのだ。
「ジュードは結婚しないの?」
「わたしは、あなたのお守りで忙しいのです。
わたしの結婚話より、ラズワード様の方もいろいろお話がきているのでしょう?
わたしの方はそのうちになるようになるでしょう」
「アズワール王子が言った、ボリビアに飲み込まれる話は、、?」
厳しい顔をジュードはする。
「あなたが心配する必要はありませんよ。中原の国々がここ数年、騒がしいのです。国内のこともありますし、、」
「国内?」
「奴隷たちの決起集会の話です。聞いておられるでしょう?」
最近は、奴隷解放を叫ぶ運動が広がっているのは知っている。
小さな動きが、最近は大きな集会になっているようだった。
「あなたは何も心配することはありません」
ジュードは再び言った。
二度繰り返すことは、かなり深刻な状況だとジュードが思っていると教えていた。
「それより早く王子に戻ってください。私とセレスさまのあらぬ噂がたってしまいます」
心底心外そうな顔をする。
国外ではこの数年、東の国のボリビアが戦えば無敗。戦わずして主権を放棄し飲み込まれていく小国も多く、東方の帝国となりつつあり、また自らボリビア帝国と呼ぶようになっていた。
それに対抗し、西の国々もまとまりつつある。
中間に位置するラブラド国は微妙な立場であった。
ラズワードはその話も父王から聞いている。
18才になったラズワードの結婚も、今後のラブラド国の身の振り方によっては人質扱いになるために、話が進まない。
逆に、セレスの嫁ぎ先は西のアズワールや東の国々からも挙がって、引く手あまたである。
セレスの美貌が知れ渡っていることもあるが、一重に、セレスを足掛かりに花の都のラブラド国を取り込みたいという政治的意図が見え隠れする。
さらに、国内の身分制度を揺るがす奴隷たちの解放運動の高まり。
激動期の空気のざわつきを、ラブラド王国の第一王子ラズワードは肌で感じざるを得なかった。
0
お気に入りに追加
250
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
【完結】あなたに撫でられたい~イケメンDomと初めてのPLAY~
金色葵
BL
創作BL
Dom/Subユニバース
自分がSubなことを受けれられない受け入れたくない受けが、イケメンDomに出会い甘やかされてメロメロになる話
短編
約13,000字予定
人物設定が「好きになったイケメンは、とてつもなくハイスペックでとんでもなくドジっ子でした」と同じですが、全く違う時間軸なのでこちらだけで読めます。
婚約者に会いに行ったらば
龍の御寮さん
BL
王都で暮らす婚約者レオンのもとへと会いに行ったミシェル。
そこで見たのは、レオンをお父さんと呼ぶ子供と仲良さそうに並ぶ女性の姿。
ショックでその場を逃げ出したミシェルは――
何とか弁解しようするレオンとなぜか記憶を失ったミシェル。
そこには何やら事件も絡んできて?
傷つけられたミシェルが幸せになるまでのお話です。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺(紗子)
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる