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第3話 精霊の力
19.ベルラードの夜1
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ベルラードの砦に移った夜。
王子の計らいで、王子の部屋の隣に特別にリリアスには個室を与えられていた。
リリアスへの特別に扱いに周囲には怪訝な顔をされたが、いずれ落ち着くであろうと楽観視している。
その部屋に、ルージュはノックもせずに入り込む。
案の上、リリアスはベットに突っ伏して寝ていた。
「服をきたまま靴も脱がないで、、」
先にお湯で絞った布で体を浄め、軽く上着を羽織る。
そして、リリアスの靴を脱がせ、服を脱がせ、顔から耳、首筋、と全身を拭き浄めていく。
う~ん、と気持ちよさげに身を任せられるのがルージュには愛おしい。
「皆は貴方を小姓というが、わたしが小姓のようだな」
足の指の間まできれいにすると、し上がり具合を確認する。
さらさらになった胸を円を描くようにさする。
胸はほんわか柔らかいが、女のそれではない。
(やはり男になりたいのだな)
リリアスを男として紹介したのも彼の意思を汲んでのことだったが、女子としては自分の側に常に置くのは難しいと考えたからでもあった。
「リリアス、貴方はどうしたい?
あの男がせまってきたとき嫌ではなかったか?愛を語られて、心は揺れなかったか?」
「ルージュ、、」
眠りの縁から目を覚ますと、リリアスは一糸纏わぬ姿で、リリアスは吟遊詩人とのことを責められていた。
キスを両まぶたに落とされる。
胸にも落とされる。
「わたしはお前と愛し合いたい」
リリアスの返事を待たず、キスをそのまま落としていく。
足の間のそれへも軽くキスをする。
そして一気に手で撫で上げると大きくなったそれを口に含ませた。
「何を、、ああっっ」
リリアスは金茶の頭を押さえたが、それはよりルージュの慾望を煽っただけだ。
舌を添わせられてますますリリアスのそれは重量感を増していく。
「そんなことしないで、やだ。変になる」
「こんなにも悦んでいるのに?ここも、、」
と咥えているその下の唇に指を沿わせると、雫があふれてお尻に伝わった。
とろける愛液でお尻の口を指を使ってほぐすと、リリアスはいやいやと腰をふる。
「逃げないで。愛しい人。気持ちよくしてあげるから」
口に含んだリリアスのをリズムをつけて上下させる。
視線を逸らすことができず、金茶の王子の甘い戯れを突き放すことはできない。
急激に高まる強い刺激に耐えられず、リリアスはルージュの口の中に慾望を吐き出した。
後ろの口にいれていた指をルージュは名残惜し気に抜き出す。
「まだこちらは無理だと思うから、私のを鎮めてくれる?」
ルージュは頭を包んでリリアスの顔をそっと導く。
息がかかるところで、はっと呼吸をとめる気配があったが、促されてリリアスは口に含んだ。
大きくて全てが入らない。
固くて熱くて猛々しくて、ルージュとは別の生きもののようだった。
「唾液を充たして、じゅるじゅるにして、、」
言われるまま、唾液いっぱいの口にルージュのそれを咥える。
「ああ、、いいよ」
入りきれない根元の部分をルージュはリリアスの手ごと片手でにぎり、リズムをつけて擦り始めた。
リリアスはその勢いを増していくのに驚きながらも亀頭から離さない。
涎でぐちゅぐちゅいやらしい音がでて、さらにルージュは興奮する。
そして、悦楽の絶頂でぐいとリリアスの頭を押えつけ、つかえた喉の奥に吐き出した。
「苦し、、」
驚いたリリアスの喉はきゅっと締まる。
思わぬ締めつけに、ルージュはうっと顔をゆがめ、更に絞り出された。
「すみません、気持ち良すぎて制御できなかった、、」
顔を手のひらで包んで同じ高さに引き上げると、涙ににじんだ黒曜石の瞳が青銀の瞳を釘付けにした。
「大丈夫です。びっくりしただけだから」
「わたしはあなたといつだって愛し合いたい。だから他の人に目を向けないでほしい」
王子の計らいで、王子の部屋の隣に特別にリリアスには個室を与えられていた。
リリアスへの特別に扱いに周囲には怪訝な顔をされたが、いずれ落ち着くであろうと楽観視している。
その部屋に、ルージュはノックもせずに入り込む。
案の上、リリアスはベットに突っ伏して寝ていた。
「服をきたまま靴も脱がないで、、」
先にお湯で絞った布で体を浄め、軽く上着を羽織る。
そして、リリアスの靴を脱がせ、服を脱がせ、顔から耳、首筋、と全身を拭き浄めていく。
う~ん、と気持ちよさげに身を任せられるのがルージュには愛おしい。
「皆は貴方を小姓というが、わたしが小姓のようだな」
足の指の間まできれいにすると、し上がり具合を確認する。
さらさらになった胸を円を描くようにさする。
胸はほんわか柔らかいが、女のそれではない。
(やはり男になりたいのだな)
リリアスを男として紹介したのも彼の意思を汲んでのことだったが、女子としては自分の側に常に置くのは難しいと考えたからでもあった。
「リリアス、貴方はどうしたい?
あの男がせまってきたとき嫌ではなかったか?愛を語られて、心は揺れなかったか?」
「ルージュ、、」
眠りの縁から目を覚ますと、リリアスは一糸纏わぬ姿で、リリアスは吟遊詩人とのことを責められていた。
キスを両まぶたに落とされる。
胸にも落とされる。
「わたしはお前と愛し合いたい」
リリアスの返事を待たず、キスをそのまま落としていく。
足の間のそれへも軽くキスをする。
そして一気に手で撫で上げると大きくなったそれを口に含ませた。
「何を、、ああっっ」
リリアスは金茶の頭を押さえたが、それはよりルージュの慾望を煽っただけだ。
舌を添わせられてますますリリアスのそれは重量感を増していく。
「そんなことしないで、やだ。変になる」
「こんなにも悦んでいるのに?ここも、、」
と咥えているその下の唇に指を沿わせると、雫があふれてお尻に伝わった。
とろける愛液でお尻の口を指を使ってほぐすと、リリアスはいやいやと腰をふる。
「逃げないで。愛しい人。気持ちよくしてあげるから」
口に含んだリリアスのをリズムをつけて上下させる。
視線を逸らすことができず、金茶の王子の甘い戯れを突き放すことはできない。
急激に高まる強い刺激に耐えられず、リリアスはルージュの口の中に慾望を吐き出した。
後ろの口にいれていた指をルージュは名残惜し気に抜き出す。
「まだこちらは無理だと思うから、私のを鎮めてくれる?」
ルージュは頭を包んでリリアスの顔をそっと導く。
息がかかるところで、はっと呼吸をとめる気配があったが、促されてリリアスは口に含んだ。
大きくて全てが入らない。
固くて熱くて猛々しくて、ルージュとは別の生きもののようだった。
「唾液を充たして、じゅるじゅるにして、、」
言われるまま、唾液いっぱいの口にルージュのそれを咥える。
「ああ、、いいよ」
入りきれない根元の部分をルージュはリリアスの手ごと片手でにぎり、リズムをつけて擦り始めた。
リリアスはその勢いを増していくのに驚きながらも亀頭から離さない。
涎でぐちゅぐちゅいやらしい音がでて、さらにルージュは興奮する。
そして、悦楽の絶頂でぐいとリリアスの頭を押えつけ、つかえた喉の奥に吐き出した。
「苦し、、」
驚いたリリアスの喉はきゅっと締まる。
思わぬ締めつけに、ルージュはうっと顔をゆがめ、更に絞り出された。
「すみません、気持ち良すぎて制御できなかった、、」
顔を手のひらで包んで同じ高さに引き上げると、涙ににじんだ黒曜石の瞳が青銀の瞳を釘付けにした。
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