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最終決戦
我、今より航空戦の指揮を執る
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雲鷹が撃沈された影響は直掩の雷電隊にも及んでた。
これまで防空戦を一元的に統括していた雲鷹や角田が突如消滅したため組織的な迎撃が不可能になった。
この絶好の機会をアメリカ軍攻撃隊は見逃さなかった。
鳳鷹、紅鶴、麗鶴、新鶴、神鷹、雷鷹が次々に被弾。
自動消火装置やダメージコントロールなどで麗鶴や神鷹は沈没を免れたが、鳳鶴、紅鶴、新鶴、雷鷹は魚雷も命中しており総員退艦を命令されたいた。
「このままではいかん!」
山口は次々と撃破されていく空母を見て叫ぶ。
「如何いたしますか?」
淵田はこの状況でも冷静だった。
「各雷電隊に打電しろ!」
『我、今ヨリ航空戦ノ指揮ヲ執ル』
「取り舵一杯!」
翔鶴艦長の加来止男少将は必死に操艦していた。
今でもすでに3発の爆弾を避けている。
だが直上に6機の敵機を認めた。
加来ももはやこれまでと諦めていた。
だが敵機が爆弾を投下しようとした時、雷電8機が敵機をすべて撃墜した。
「九死に一生を得たな」
加来は幕僚と共に安堵した。
結局アメリカ軍攻撃隊はは600機を超える航空機を失い、のこりの航空機もなんらかの損傷を負っていた、
だがその代わりに雲鷹、龍鶴、鳳鶴、紅鶴、新鶴、雷鷹撃沈し、2隻を大破させた。
「山口中将のとっさの判断により損害を抑えられた。礼を言う」
井上は電話越しに言った。
「私はやるべきことをやったまでです」
山口はそうとだけ言った。
「これからの航空戦は君に一任する。存分に働いてくれ」
「はっ!」
こうして山口は制式に角田の後任となった。
「そうか!6隻は沈めたか!」
ハルゼーは攻撃隊の報告に歓喜した。
だが攻撃隊の損害率は50%に到達していると分かると素直に喜べなくなった。
「第二次攻撃隊を発進できるかね?」
「…残念ながら機体の損耗が激しく、攻撃は明日にした方がいいかと」
レイトンの言葉にハルゼーは少し考えて、首を縦に振った。
「明日にはかならず日本艦隊を撃滅する!」
日本軍の攻撃隊が母艦に帰投したのは午後4時43分のことだった。
6隻の空母を失っていたため、何機かの損傷機は海面に不時着し搭乗員だけ回収した。
山口はすぐに第三次攻撃隊を編成しようとしたが淵田がこれに異を唱えた。
「攻撃隊を編成し攻撃に出すころには夜間になっており、むざむざと搭乗員の命を散らすだけです」
山口もすぐに淵田の言葉を聞き入れ、この日は防空戦に注力することとした。
それでも彩雲は24機発艦していた。
これはアメリカ艦隊との接触を保ち、明日になればすぐに攻撃隊を出撃させるためだった。
そしてなんの攻撃の無いまま日は海に沈んでいった。
これまで防空戦を一元的に統括していた雲鷹や角田が突如消滅したため組織的な迎撃が不可能になった。
この絶好の機会をアメリカ軍攻撃隊は見逃さなかった。
鳳鷹、紅鶴、麗鶴、新鶴、神鷹、雷鷹が次々に被弾。
自動消火装置やダメージコントロールなどで麗鶴や神鷹は沈没を免れたが、鳳鶴、紅鶴、新鶴、雷鷹は魚雷も命中しており総員退艦を命令されたいた。
「このままではいかん!」
山口は次々と撃破されていく空母を見て叫ぶ。
「如何いたしますか?」
淵田はこの状況でも冷静だった。
「各雷電隊に打電しろ!」
『我、今ヨリ航空戦ノ指揮ヲ執ル』
「取り舵一杯!」
翔鶴艦長の加来止男少将は必死に操艦していた。
今でもすでに3発の爆弾を避けている。
だが直上に6機の敵機を認めた。
加来ももはやこれまでと諦めていた。
だが敵機が爆弾を投下しようとした時、雷電8機が敵機をすべて撃墜した。
「九死に一生を得たな」
加来は幕僚と共に安堵した。
結局アメリカ軍攻撃隊はは600機を超える航空機を失い、のこりの航空機もなんらかの損傷を負っていた、
だがその代わりに雲鷹、龍鶴、鳳鶴、紅鶴、新鶴、雷鷹撃沈し、2隻を大破させた。
「山口中将のとっさの判断により損害を抑えられた。礼を言う」
井上は電話越しに言った。
「私はやるべきことをやったまでです」
山口はそうとだけ言った。
「これからの航空戦は君に一任する。存分に働いてくれ」
「はっ!」
こうして山口は制式に角田の後任となった。
「そうか!6隻は沈めたか!」
ハルゼーは攻撃隊の報告に歓喜した。
だが攻撃隊の損害率は50%に到達していると分かると素直に喜べなくなった。
「第二次攻撃隊を発進できるかね?」
「…残念ながら機体の損耗が激しく、攻撃は明日にした方がいいかと」
レイトンの言葉にハルゼーは少し考えて、首を縦に振った。
「明日にはかならず日本艦隊を撃滅する!」
日本軍の攻撃隊が母艦に帰投したのは午後4時43分のことだった。
6隻の空母を失っていたため、何機かの損傷機は海面に不時着し搭乗員だけ回収した。
山口はすぐに第三次攻撃隊を編成しようとしたが淵田がこれに異を唱えた。
「攻撃隊を編成し攻撃に出すころには夜間になっており、むざむざと搭乗員の命を散らすだけです」
山口もすぐに淵田の言葉を聞き入れ、この日は防空戦に注力することとした。
それでも彩雲は24機発艦していた。
これはアメリカ艦隊との接触を保ち、明日になればすぐに攻撃隊を出撃させるためだった。
そしてなんの攻撃の無いまま日は海に沈んでいった。
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