連合艦隊司令長官、井上成美

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ハワイ・インド攻略作戦

インド洋作戦

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5月6日。
山本は井上にインド・ハワイ作戦の開始を指示。
ハワイ方面に第1艦隊、第1航空艦隊を向かわせ、インド洋には第2艦隊、第2航空艦隊、そして南雲忠一中将率いる馬来部隊を向かわせた。
そしてこれを機に連合艦隊司令部の陸揚げを実施し、どちらからも等距離にあるトラック島に司令部を構えた。


「本当にインド洋にここまでの兵力が必要なのだろうか。」
インド方面の実質的は司令官であった角田は疑問に思う。
第2航空艦隊の空母は雲鷹、雷鷹、神鷹、風鷹、星鷹、鳳鷹、龍鷹の7隻であり、すべて隼鷹型だった。
搭載機数は補用込みで476機だった。
これに対してイギリス東洋艦隊は先のマーシャル沖海戦で主力艦が全滅しており、地中海艦隊から空母ユニコーン、戦艦レナウンを引き抜くことしか出来なかった。
単純比で4倍ほどの戦力差であり、負けることはまずなかった。
「我々の目標は敵艦隊の撃滅ではなく、インド洋の通商破壊です。たしかに艦隊戦力では我々が圧倒的でも輸送船の数は我々の数倍はあるでしょう。それを全て撃破するにはやはりこれくらいないと話になりません。」
参謀長の黒島の説明に角田も納得した。


「日本海軍がインド洋での通商破壊に乗り出したそうです。」
ゲーリングの報告にヒトラーは上機嫌になる。
「そうか!極東のアーリア人が動いてくれたか!それなら我々も何もしないというわけにはいかん。ゲーリング、降下猟兵を6000人ほど準備させろ。」
「降下猟兵ですか…どこに降下させるので?」
「マルタ島だ。」
マルタ島はイタリアとアフリカの中央に位置しており、数年前に攻略戦を実施したが失敗してしまった。
まあマルタ島はドイツアフリカ軍団への補給の障害となっておりイギリス地中海艦隊が動揺している今こそ攻略しない手は無かった。
「分かりました、すぐに用意させてまいります。」
そう言ってゲーリングは部屋を出ていった。


インド洋作戦が始まり、1週間で94隻の輸送船を撃沈した。
最もこれは第2艦隊、第2航空艦隊、馬来部隊の戦果を合わせたものだったが100隻近い輸送船を撃沈されたイギリスは地中海艦隊からのさらなる増援と本国艦隊からの派遣を行い、東洋艦隊は空母1隻、戦艦4隻、重巡4隻の艦隊に復元した。
また航空戦力をインド方面に地中海から引き抜いた航空隊を多数展開し、日本海軍を航空戦力と艦隊戦力で撃破する戦略を打ち出した。
だがこれにより地中海の守りがかなり脆くなってしまったことは否めなかった。
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