連合艦隊司令長官、井上成美

ypaaaaaaa

文字の大きさ
28 / 102
マーシャル迎撃戦

マーシャル沖航空戦

しおりを挟む
米英連合艦隊のレーダーが第3航空艦隊の機影を捉えたのは14時36分だった。
「早速来たか。」
キンメルはすぐにF4F戦闘機149機とフルマー戦闘機99機の248機を迎撃に差し向けた。


『隊長、そろそろ敵編隊が見えるはずです。』
中隊員の言葉を受け前方を見るが何もいない。
「本当にここであっているのか?」
『はい、間違いありません。』
隊長は不意に悪寒に襲われて上を見上げる。
「敵機直上!」


日本側は攻撃隊に20機ほどの零戦を護衛として残しており、164機が上空から迎撃隊を急襲した。
初撃で47機が撃墜され混乱した迎撃隊は零戦、鍾馗にとって格好の的だった。
それでも何機かのF4F、フルマーは零戦、鍾馗の後ろに食らいつきそれらを撃墜したが焼け石に水だった。
また迎撃隊には日本軍と戦った経験のあるものが少なく、その大半が日本の航空技術を見くびっていたことも日本側には有利に働いた。
日本側は零戦23機、鍾馗12機を失ったのに対し、迎撃隊はF4F87機、フルマー88機を喪失。
攻撃隊を妨害する障壁は取り払われたのだった。


「迎撃隊が壊滅した…?何かの間違いではないのか。」
キンメルは平静を装いながら尋ねる。
「間違いではありません。無線で確認が取れました。」
レイトンは淡々と答えた。
「ともかく対空戦闘を用意させろ。」
キンメルは少し冷静さを取り戻した。
戦艦を航空機が撃墜できるわけがない。
その考えに裏打ちされた状況分析によって、現状はそこまで悲観するほどではないと判断したからだった。


攻撃隊はアメリカ艦隊を率先して狙った。
イギリスはドイツ空軍による攻撃の影響で対空火器が強大であったのに対して、アメリカは駆逐艦の主砲こそ両用砲だが主力艦の対空火器が少なかった。
攻撃隊は挟み込むようにアメリカ艦隊に対して迫る。
道中で3機の陸攻が撃墜されるも次々と駆逐艦に魚雷を命中させていく。
そう、駆逐艦だ。
これは新・漸減要撃作戦で第3航空艦隊に与えられた任務が直衛艦を撃破し、主力艦を丸裸にすることだったからだ。
だが駆逐艦側はてっきり戦艦などの主力艦に対して行われるものだと考えて、主力艦を守ることに心血を注いでいたが自分が狙われるとは露にも思わなかった。
ここで満を持して爆撃隊が突入する。
攻撃前に5機が撃墜されながらもの82発の500㎏爆弾を投下した。
これを最後に攻撃隊は撤退。
12機の陸攻、3機の軽爆を失いながらも19隻の駆逐艦撃沈しその他の艦も何らかの損傷を負わせた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

徳川慶勝、黒船を討つ

克全
歴史・時代
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 尾張徳川家(尾張藩)の第14代・第17代当主の徳川慶勝が、美濃高須藩主・松平義建の次男・秀之助ではなく、夭折した長男・源之助が継いでおり、彼が攘夷派の名君となっていた場合の仮想戦記を書いてみました。夭折した兄弟が活躍します。尾張徳川家15代藩主・徳川茂徳、会津藩主・松平容保、桑名藩主・松平定敬、特に会津藩主・松平容保と会津藩士にリベンジしてもらいます。 もしかしたら、消去するかもしれません。

大日本帝国、アラスカを購入して無双する

雨宮 徹
歴史・時代
1853年、ロシア帝国はクリミア戦争で敗戦し、財政難に悩んでいた。友好国アメリカにアラスカ購入を打診するも、失敗に終わる。1867年、すでに大日本帝国へと生まれ変わっていた日本がアラスカを購入すると金鉱や油田が発見されて……。 大日本帝国VS全世界、ここに開幕! ※架空の日本史・世界史です。 ※分かりやすくするように、領土や登場人物など世界情勢を大きく変えています。 ※ツッコミどころ満載ですが、ご勘弁を。

天竜川で逢いましょう 〜日本史教師が石田三成とか無理なので平和な世界を目指します〜

岩 大志
歴史・時代
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。 けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。 髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。 戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!!??? そもそも現代人が生首とか無理なので、平和な世の中を目指そうと思います。

四代目 豊臣秀勝

克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。 読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。 史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。 秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。 小牧長久手で秀吉は勝てるのか? 朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか? 朝鮮征伐は行われるのか? 秀頼は生まれるのか。 秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。 それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。 かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。 ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。

もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら

俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。 赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。 史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。 もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。

戦国終わらず ~家康、夏の陣で討死~

川野遥
歴史・時代
長きに渡る戦国時代も大坂・夏の陣をもって終わりを告げる …はずだった。 まさかの大逆転、豊臣勢が真田の活躍もありまさかの逆襲で徳川家康と秀忠を討ち果たし、大坂の陣の勝者に。果たして彼らは新たな秩序を作ることができるのか? 敗北した徳川勢も何とか巻き返しを図ろうとするが、徳川に臣従したはずの大名達が新たな野心を抱き始める。 文治系藩主は頼りなし? 暴れん坊藩主がまさかの活躍? 参考情報一切なし、全てゼロから切り開く戦国ifストーリーが始まる。 更新は週5~6予定です。 ※ノベルアップ+とカクヨムにも掲載しています。

処理中です...