連合艦隊司令長官、井上成美

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開戦前夜

航空艦隊新編

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1941年4月10日。
対米交渉は粘り強く続いていたが平行線に一途を辿り、そこにドイツ軍から本土を守ったイギリスも便乗し中国大陸からの無条件撤退を要請してきていた。
これを受け、山本首相は戦争準備を各方面の司令官に密かに下令。
井上はすぐさま反応し2個の航空艦隊を新編。
陣容は


第1航空艦隊
司令:小沢治三郎中将
参謀長:草鹿龍之介少将
空母:赤城、加賀、蒼龍、飛龍、飛鷹、隼鷹
戦艦:金剛、榛名
重巡:最上、三隈
軽巡:阿賀野、矢矧、能代、酒匂
駆逐:吹雪型8隻、秋月型13隻


第2航空艦隊
司令:角田覚治中将
参謀長:黒島亀人
空母:雲鷹、雷鷹、神鷹しんよう風鷹ふうよう、祥鳳、瑞鳳
戦艦:比叡、霧島
重巡:鈴谷、熊野
軽巡:淀、四万十、木更津、石狩
駆逐:陽炎型8隻、秋月型15隻


この2つの航空艦隊の新編により他の主だった艦隊も再編を余儀なくされた。


第1艦隊
司令:古賀峰一中将
参謀:福留繁少将
空母:龍驤
戦艦:大和、長門、陸奥
重巡:高雄、愛宕
軽巡:阿武隈、球磨
駆逐:朝潮型12隻、秋月型4隻


第2艦隊
司令:近藤信武中将
参謀:三川軍一少将
戦艦:扶桑、山城、伊勢、日向
重巡:摩耶、鳥海
軽巡:多摩、木曽
駆逐:睦月型12隻、秋月型3隻


第2艦隊に空母が配備されていないのは配備されている4隻の戦艦はいずれも航空戦艦だったからだ。
また他にも10隻単位の駆潜艇で構成される護衛隊が100個あり、それらは軍令部直属だった。


「まさか俺が艦隊の司令となるとはな。」
小沢は最初に辞令を見た時は驚いたものの、徐々に納得していった。
「中将の同期でもある井上中将が連合艦隊司令長官なのです。なにも不思議がることはありません。」
草鹿の言葉に小沢も頷く。
そして双眼鏡を覗く。
そこにあったのは美しい編隊飛行を披露する航空隊。
「日々の訓練の成果だな。あれは。」
第1航空艦隊の持つ航空戦力は
赤城(補用込みで89機)加賀(補用込みで101機)蒼龍(補用込みで75機)飛龍(補用込みで75機)飛鷹(補用込みで68機)隼鷹(補用込みで68機)の総勢476機だった。
それらの航空隊は月月火水木金金で訓練を行い、また第2次上海事変での実戦を経験している者も多く練度は世界有数だと小沢は自負していた。
だが、初戦は航空艦隊は無いだろうとも考えていた。
なぜならほとんどを陸攻隊や第2艦隊が解決してくれるからだ。
「彼らが決戦で大活躍するのが目に浮かぶようだ。」
草鹿もそれに頷いた。





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