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宿屋からの~

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朝の光がまぶしい。

昨日は寝てしまったらしい。掛け布団がかけてある。

クルルにやってもらったんだな。

そのクルルはもういない。時間を確認しようにもここには時計がなかった。

「今何時だろうな。」

昨日は早く寝たから随分休めた気がする。

すると部屋のドアが開いた。

「あーおはよー大介。」 

クルルはもう仕事モードだ。部屋にあった機材ももうなくなっていた。

「おはよクルル。昨日はこれありがとう。」

掛け布団を引き上げてみせた。

「あーいいよいいよ。それで今日なんだけど。どうする?もしあてがないなら。」

「クルル。そのことなんだけどさ。僕就職先決まったんだよ。」

「え?いつ!?」

クルルが前髪で隠れた目が大きく見開いてびっくりしているのがわかる。

本当に僕のこと心配してくれてるんだな。

「昨日の夜。」

「あ。そうなのか。でどこにいくの?」

「昨日取材かなんか受けてた女優さんのところ。」

「ん??女優さん!?」

クルルの頭の上に?マークがうかんでいるように上を見上げていた。

「ほらあの昨日カメラとか取材人の中心にいたシャルロッテさんだよ。」

「あ!!そうなの!でもシャルロッテさんは……」

そこでクルルの先輩だろう人が入ってきた。

「おい早く出発するぞ!」

「あ。はい先輩!」

「うー。ごめん話は落ち着いたらね。シャルロッテさんのとこならうちの会社近いから一緒にいこう。」

「悪い。じゃなかった。ありがとう。じゃあお邪魔するよ。でもちょっとシャルロッテさんに一度顔出してくるよ。」

そう言ってクルルと別れた。




昨日の部屋にはたぶんいないだろう。

そう踏んでロビーで待つ。

するとシャルロッテさんが荷物を引きながらあらわれた。

「おはようございます。」

「おはよう。昨日は眠れた?」

「はい。なんとか。でお忙しいと思うので仕事の内容を教えていただいてよろしいですか?」

「こちらを配慮してのことなのね。わかったわ。」

それから数分。だいたいの話の内容はこうである。



・基本年間休日は125日
・賞与あり固定給
・しかしアイドル活動なので変則的だとのこと。
・当分は自分の秘書として働いてもらう。


とのことだった。



ついこの間まで勤めていた会社とは違う。

でも最後に書いてある秘書って?

「すみません。」

「あら何か不満でも?」

「いえ、最後の秘書って?それと会社に確認とらなくて大丈夫ですか?」

「ああそれはね大丈夫よ。だって……私が社長だからね♪」


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久しぶりのこっちの更新です。

不定期ですみません。

よかったらよんでください。よろしくお願いいたします。



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