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雪次郎。薫。そしてルカ。
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王寺雪次郎。
譲からの電話を終え、また電話をかける。
「もしもーし。ワシワシ。」
「なんですか?社長。」
「今回はご苦労様。」
「別に。ただ薫と実さんに連絡し忘れただけですから。」
電話越し声でも潤子のにやけてるんだろうなとわかる感じがした。
「おお。そうだったね。」
「それで?成果はあったのですか?」
「ああ。今回はまあまあかな。取り敢えず小野に牽制できたかな。」
「社長は恐ろしい。孫までつかってするんですもの。」
「何が恐いんじゃ?ワシは潤子のほうが恐ろしいと思うがの。」
2人ともなにかはらんだしゃべりになって探れない。
「まあこれからじゃこれから。まだはじまったばかりじゃ。」
「そうですね。」
「それではの。」
雪次郎はスマホの通話停止ボタンをタッチした。
「さあみんな上手く踊ってくれよ。」
そう1人呟き窓の外を見た。
椿薫。
女子み揉みくちゃにされ予定を強制的にいれられそれで帰宅。
あとで若のところにいかないとな。
そんなことを考えながらサラシをとる。
若はどういうつもりなのだろう?
あのボディーガード候補生は本当に美人だった。
もしかしてあの人となんとかなってしまったりなんかして!?
もう!嫌なことばりしか思い浮かばない。
私の予想の遥か上を考える若を止められないにしろダメージ(私の)を最小限にするためには若の側にいないと。
秘書時代もそうしてきたんだ。
誰よりも何よりも側に。
明日から。いや今からでも若のところに行ってみよう。
緩めたサラシをまた締め直しまた部屋を出ていった。
宝城ルカ。
熱い火照った頬を両手でさわりながら小走りして家にもどる。
「言っちゃった。」
はじめて兄以外の男の人にお願いしちゃった。
まだドキドキが止まらない。
ドキがむねむねってやつかなかな?
私の趣味がバレて実君は引かなかった。
親しいと思ってた人に前に打ち明けた時はさんざんだったな。
ずっと親友だと思ってた。なのに裏切られた。
だからずっと内に秘めてたの。
だからずっと避けてきたの。
もうこんな思いしたくなかったから。
実君にも期待しちゃいけない。それも自分ではわかってるつもりだった。
でもでも私はお願いをしてしまった。
なぜなぜ?わからない。わからない。
不思議。
自然と距離を詰められて気がついたら巻き込まれてて。
うまく表現できない。
見た目もパッとしない。私もそうだけど。眩しすぎなくて逆に落ち着くよかもしれないかも。
それまでに準備しておかないと。
両手で拳をつくり着替えもせず私はミシン台のに向き合った。
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いつも読んでいただきありがとうございます。
まいたけでございます。
よろしければお気に入り登録。コメントなどなどよろしくお願いします。
あと誤字脱字ありましたらすみません。
ありがとうございました。
譲からの電話を終え、また電話をかける。
「もしもーし。ワシワシ。」
「なんですか?社長。」
「今回はご苦労様。」
「別に。ただ薫と実さんに連絡し忘れただけですから。」
電話越し声でも潤子のにやけてるんだろうなとわかる感じがした。
「おお。そうだったね。」
「それで?成果はあったのですか?」
「ああ。今回はまあまあかな。取り敢えず小野に牽制できたかな。」
「社長は恐ろしい。孫までつかってするんですもの。」
「何が恐いんじゃ?ワシは潤子のほうが恐ろしいと思うがの。」
2人ともなにかはらんだしゃべりになって探れない。
「まあこれからじゃこれから。まだはじまったばかりじゃ。」
「そうですね。」
「それではの。」
雪次郎はスマホの通話停止ボタンをタッチした。
「さあみんな上手く踊ってくれよ。」
そう1人呟き窓の外を見た。
椿薫。
女子み揉みくちゃにされ予定を強制的にいれられそれで帰宅。
あとで若のところにいかないとな。
そんなことを考えながらサラシをとる。
若はどういうつもりなのだろう?
あのボディーガード候補生は本当に美人だった。
もしかしてあの人となんとかなってしまったりなんかして!?
もう!嫌なことばりしか思い浮かばない。
私の予想の遥か上を考える若を止められないにしろダメージ(私の)を最小限にするためには若の側にいないと。
秘書時代もそうしてきたんだ。
誰よりも何よりも側に。
明日から。いや今からでも若のところに行ってみよう。
緩めたサラシをまた締め直しまた部屋を出ていった。
宝城ルカ。
熱い火照った頬を両手でさわりながら小走りして家にもどる。
「言っちゃった。」
はじめて兄以外の男の人にお願いしちゃった。
まだドキドキが止まらない。
ドキがむねむねってやつかなかな?
私の趣味がバレて実君は引かなかった。
親しいと思ってた人に前に打ち明けた時はさんざんだったな。
ずっと親友だと思ってた。なのに裏切られた。
だからずっと内に秘めてたの。
だからずっと避けてきたの。
もうこんな思いしたくなかったから。
実君にも期待しちゃいけない。それも自分ではわかってるつもりだった。
でもでも私はお願いをしてしまった。
なぜなぜ?わからない。わからない。
不思議。
自然と距離を詰められて気がついたら巻き込まれてて。
うまく表現できない。
見た目もパッとしない。私もそうだけど。眩しすぎなくて逆に落ち着くよかもしれないかも。
それまでに準備しておかないと。
両手で拳をつくり着替えもせず私はミシン台のに向き合った。
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いつも読んでいただきありがとうございます。
まいたけでございます。
よろしければお気に入り登録。コメントなどなどよろしくお願いします。
あと誤字脱字ありましたらすみません。
ありがとうございました。
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