3 / 5
3. 『がんばりな』
しおりを挟む
「ちゃ、んと……しずか、にしてる……」
「うん、お仕置きだから頑張って」
何度もだめって言ったのに、ずっとずっといかされたあの日の事を思い出す。お仕置きって言葉に、震えながら小さく頷く。
「良い子で終わったら、ちゃんとご褒美もあげるから」
そう言った明くんが、リモコンを操作して、映画の続きを際せする。映画から流れる爆音が、少しは声を消してくれるのが、助けだった。
「ふっぅぅ、っ、ぁっ、……ぁぁっ……」
さっきまでとは違って、剥き出しになった突起を直接触られている。どれだけ堪えようとしても、声を全て押し殺す事ができずに、掌の下から声が漏れる。
顔を出した突起の先端だけを、かりかり意地悪に爪で引っ掻いて、腰を引けば、今度はごめんごめんと指の腹で撫でてきた。
「~~っ、ぁっ、ぁぁ……、っぁっ」
それを何度も繰り返されて、こらえるために足の指をきゅうっと丸める。明くんの邪魔にならないように、声が出せのも、動かないようにしているのも、とてもツラい。快感をぜんぜん逃がせなくて、気持ちいいのが、身体の中に溜まってしまう。
(まって止めて、ちょっとでいいから、おねがい止めて……)
そう思って、頭を明くんに擦り付けて、少しだけふるふると振ってみる。一瞬だけ視線を落としてくれた明くんは、優しく笑って頭を撫でた後、またすぐに画面の方を向いてしまった。
くりくり、とんとん、突起を弄る手は、やっぱり少しも止まらない。明くんの脚に掛けられた、太股がぶるぶる震えている。気持ちいいのが、いっぱい溜まって、ずっと小さくいき続けるのも止められない。またいくと、足先を丸めて、きゅっと身体に力が入ったタイミングで、明くんの指が突起をぐりっと強く押し込んだ。
「っゃあ゛……ぁぁっ!」
堪えていた声が、思わず上がる。テレビの方から聞こえていた、音がどれだけ消してくれたか分からない。でも、目を見開いた私と、下をちらっとみた明くんの視線が絡まる。
(あぁ、まずい……)
そう思ったタイミングで、明くんの左手が、ゆっくりと突起の皮を引き上げた。一瞬だけ、つぷっと中に指先を差し込まれ、蜜を掬い取るように指が動く。ぬめりを纏ったその指が、どこに当てられ、何をするのか。分かっているぶん、泣きそうになりながら、首をふるふると振ってみせる。
『がんばりな』
だけど、口パクだけでそう言った、明くんは剥き出しになった突起をに指を押し当てて、すりすりとゆっくり動かし始めた。
「う゛ぅ゛っ……ぅぁっ、ぁぁぁっ」
口に掌を押し当てて、声を一生懸命に押し殺す。動かしちゃダメって分かっているのに、どうしても刺激に堪えきれなくて、腰が左右に揺れてしまう。
(だめぇぇぇ、そんなに、なでなでしないでぇぇ!!)
思わず明くんの手を捕まえようと手を伸ばす。でも、邪魔をしちゃったら。またその分だけ、映画を戻されちゃったら。そう思ったら、握るなんてできなくて、触れた指先でかりかりと弱く引っ掻くぐらいしかできなかった。
「どうしたの? もの足りなかった?」
画面から視線を向けてくれたのに、仕方ないなって顔をして笑った明くんは、正反対の事を言ってくる。
(ちがう、ちがうから、やめてっ!)
はっきりと首を振って見せたのに、掌の下で漏れた音は。
「ふうぅ! ふうぅふふ、ふふふぅぅぅ!!」
そんな音で、明くんはうーん、と首を傾げた後に、剥き出しになった突起を下から上になぞりだした。
「うん、お仕置きだから頑張って」
何度もだめって言ったのに、ずっとずっといかされたあの日の事を思い出す。お仕置きって言葉に、震えながら小さく頷く。
「良い子で終わったら、ちゃんとご褒美もあげるから」
そう言った明くんが、リモコンを操作して、映画の続きを際せする。映画から流れる爆音が、少しは声を消してくれるのが、助けだった。
「ふっぅぅ、っ、ぁっ、……ぁぁっ……」
さっきまでとは違って、剥き出しになった突起を直接触られている。どれだけ堪えようとしても、声を全て押し殺す事ができずに、掌の下から声が漏れる。
顔を出した突起の先端だけを、かりかり意地悪に爪で引っ掻いて、腰を引けば、今度はごめんごめんと指の腹で撫でてきた。
「~~っ、ぁっ、ぁぁ……、っぁっ」
それを何度も繰り返されて、こらえるために足の指をきゅうっと丸める。明くんの邪魔にならないように、声が出せのも、動かないようにしているのも、とてもツラい。快感をぜんぜん逃がせなくて、気持ちいいのが、身体の中に溜まってしまう。
(まって止めて、ちょっとでいいから、おねがい止めて……)
そう思って、頭を明くんに擦り付けて、少しだけふるふると振ってみる。一瞬だけ視線を落としてくれた明くんは、優しく笑って頭を撫でた後、またすぐに画面の方を向いてしまった。
くりくり、とんとん、突起を弄る手は、やっぱり少しも止まらない。明くんの脚に掛けられた、太股がぶるぶる震えている。気持ちいいのが、いっぱい溜まって、ずっと小さくいき続けるのも止められない。またいくと、足先を丸めて、きゅっと身体に力が入ったタイミングで、明くんの指が突起をぐりっと強く押し込んだ。
「っゃあ゛……ぁぁっ!」
堪えていた声が、思わず上がる。テレビの方から聞こえていた、音がどれだけ消してくれたか分からない。でも、目を見開いた私と、下をちらっとみた明くんの視線が絡まる。
(あぁ、まずい……)
そう思ったタイミングで、明くんの左手が、ゆっくりと突起の皮を引き上げた。一瞬だけ、つぷっと中に指先を差し込まれ、蜜を掬い取るように指が動く。ぬめりを纏ったその指が、どこに当てられ、何をするのか。分かっているぶん、泣きそうになりながら、首をふるふると振ってみせる。
『がんばりな』
だけど、口パクだけでそう言った、明くんは剥き出しになった突起をに指を押し当てて、すりすりとゆっくり動かし始めた。
「う゛ぅ゛っ……ぅぁっ、ぁぁぁっ」
口に掌を押し当てて、声を一生懸命に押し殺す。動かしちゃダメって分かっているのに、どうしても刺激に堪えきれなくて、腰が左右に揺れてしまう。
(だめぇぇぇ、そんなに、なでなでしないでぇぇ!!)
思わず明くんの手を捕まえようと手を伸ばす。でも、邪魔をしちゃったら。またその分だけ、映画を戻されちゃったら。そう思ったら、握るなんてできなくて、触れた指先でかりかりと弱く引っ掻くぐらいしかできなかった。
「どうしたの? もの足りなかった?」
画面から視線を向けてくれたのに、仕方ないなって顔をして笑った明くんは、正反対の事を言ってくる。
(ちがう、ちがうから、やめてっ!)
はっきりと首を振って見せたのに、掌の下で漏れた音は。
「ふうぅ! ふうぅふふ、ふふふぅぅぅ!!」
そんな音で、明くんはうーん、と首を傾げた後に、剥き出しになった突起を下から上になぞりだした。
1
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説


甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。



イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる