お家デートでエッチないたずら

まゆら

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3. 『がんばりな』

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「ちゃ、んと……しずか、にしてる……」
「うん、お仕置きだから頑張って」

 何度もだめって言ったのに、ずっとずっといかされたあの日の事を思い出す。お仕置きって言葉に、震えながら小さく頷く。

「良い子で終わったら、ちゃんとご褒美もあげるから」

 そう言った明くんが、リモコンを操作して、映画の続きを際せする。映画から流れる爆音が、少しは声を消してくれるのが、助けだった。

「ふっぅぅ、っ、ぁっ、……ぁぁっ……」

 さっきまでとは違って、剥き出しになった突起を直接触られている。どれだけ堪えようとしても、声を全て押し殺す事ができずに、掌の下から声が漏れる。

 顔を出した突起の先端だけを、かりかり意地悪に爪で引っ掻いて、腰を引けば、今度はごめんごめんと指の腹で撫でてきた。

「~~っ、ぁっ、ぁぁ……、っぁっ」

 それを何度も繰り返されて、こらえるために足の指をきゅうっと丸める。明くんの邪魔にならないように、声が出せのも、動かないようにしているのも、とてもツラい。快感をぜんぜん逃がせなくて、気持ちいいのが、身体の中に溜まってしまう。

(まって止めて、ちょっとでいいから、おねがい止めて……)

 そう思って、頭を明くんに擦り付けて、少しだけふるふると振ってみる。一瞬だけ視線を落としてくれた明くんは、優しく笑って頭を撫でた後、またすぐに画面の方を向いてしまった。

 くりくり、とんとん、突起を弄る手は、やっぱり少しも止まらない。明くんの脚に掛けられた、太股がぶるぶる震えている。気持ちいいのが、いっぱい溜まって、ずっと小さくいき続けるのも止められない。またいくと、足先を丸めて、きゅっと身体に力が入ったタイミングで、明くんの指が突起をぐりっと強く押し込んだ。

「っゃあ゛……ぁぁっ!」

 堪えていた声が、思わず上がる。テレビの方から聞こえていた、音がどれだけ消してくれたか分からない。でも、目を見開いた私と、下をちらっとみた明くんの視線が絡まる。

(あぁ、まずい……)

 そう思ったタイミングで、明くんの左手が、ゆっくりと突起の皮を引き上げた。一瞬だけ、つぷっと中に指先を差し込まれ、蜜を掬い取るように指が動く。ぬめりを纏ったその指が、どこに当てられ、何をするのか。分かっているぶん、泣きそうになりながら、首をふるふると振ってみせる。

『がんばりな』

 だけど、口パクだけでそう言った、明くんは剥き出しになった突起をに指を押し当てて、すりすりとゆっくり動かし始めた。

「う゛ぅ゛っ……ぅぁっ、ぁぁぁっ」

 口に掌を押し当てて、声を一生懸命に押し殺す。動かしちゃダメって分かっているのに、どうしても刺激に堪えきれなくて、腰が左右に揺れてしまう。

(だめぇぇぇ、そんなに、なでなでしないでぇぇ!!)

 思わず明くんの手を捕まえようと手を伸ばす。でも、邪魔をしちゃったら。またその分だけ、映画を戻されちゃったら。そう思ったら、握るなんてできなくて、触れた指先でかりかりと弱く引っ掻くぐらいしかできなかった。

「どうしたの? もの足りなかった?」

 画面から視線を向けてくれたのに、仕方ないなって顔をして笑った明くんは、正反対の事を言ってくる。

(ちがう、ちがうから、やめてっ!)

 はっきりと首を振って見せたのに、掌の下で漏れた音は。

「ふうぅ! ふうぅふふ、ふふふぅぅぅ!!」

 そんな音で、明くんはうーん、と首を傾げた後に、剥き出しになった突起を下から上になぞりだした。
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